2020年08月16日
アガサ・クリスティ原作『オリエント急行殺人事件』は『ナイル殺人事件』の前哨戦!
有名ですよね。イギリスの女性推理小説家、アガサ・クリスティの同名代表作の映画化です。
もちろん犯人は言いませんが、有名過ぎて誰でも知ってるかもしれません。ただ、知っていたとしても登場する12人の個性的なキャラクターとポワロとのやり取りを楽しむだけでも十分。
特に家庭教師役のデイジー・リドリーは、スターウォーズのイメージが強いのですが、この映画ではおしゃれでキュートな彼女を再発見。
あらすじ・背景
アガサ・クリスティの推理小説といえば、名探偵「エルキュール・ポアロ」(ケネス・ブラナー)。今作も恐ろしく難解な、いわゆる「密室殺人」に挑みます。
トルコ・イスタンブール発フランス・カレー行きの長距離列車、いわゆるオリエント急行が舞台。
豪雪の中をひた走る列車の中、ひとりの乗客が殺害。
ポアロは、オリエント急行を経営する友人ブークから依頼を受け、乗客をひとり一人当っていくことに…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:facebook.com/OrientExpressMovie)
◇国籍も立場も違う乗客が12名!
乗客は、公爵夫人とその侍女、家庭教師、教授、宣教師、伯爵と夫人、セールスマン、実業家とその秘書、執事、未亡人の12名。
あとは、ポワレと友人ブーク、列車の車掌、検死をした医者が乗客のすべてでした。
殺されたのは、自ら殺害される可能性を言いふらし、もっとも胡散臭そうだった実業家のラチェット(ジョニー・デップ)。
◇乗客全員のアリバイが成立!
列車の外からの侵入がまったく考えられない状況の中、ポワロは乗客ひとり一人から聞き取りをすることに。
殺人が推定される時間帯のアリバイ、列車内で見聞きした不審な出来事など、時に優しく時に厳しく追及していくポワロ。
しかし全員聞き終えた結果、乗客すべてのアリバイは証明されていったのです。
◇窮地に陥ったポワロの打開策は?
さすがの名探偵ポワロも窮地に陥ります。
豪雪の山中という密室の中で殺人は間違いなく起こっており、全員がウソをつかない限り成立しない状況。
解決の糸口を見つけられないポワロは、もう一度乗客から聞き取りを行い、ラチェットとの接点を見つけようと執拗に食い下がります。
クライマックスからエンディングへ
誰からも有力な証言が得られない中、ポワロはひとつの仮説を立てます。
それは、バラバラのはずの乗客たちの共通点。
クライマックスは、ポワロの追求をかわそうとする乗客たちとの心理ゲーム!
そして何といっても最後の謎解き!
感想とおススメ度
ベテラン揃いの名優たち、たとえばミシェル・ファイファー(未亡人)、ウィレム・デフォー(教授)、ペネロペ・クルス(宣教師)に加え、新しいキャラで登場のデイジー・リドリー(家庭教師)と、ポワロのやりとりはなかなか見ごたえが。
「ホ〜ッ!」と留飲の下がるエンディングは推理モノならでは!
ぜひ、ご覧になって下さい。
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コメントありがとうございます!さすが道草さん、すごいですね!
私の見方とか全然レベルが違いますね!
今後ともよろしくお願いいたします!
この作品も完成度が高いと感じた遠い記憶があります。作品の性質上、犯人(結末)はは駆けませんが、「この世には善と悪しかなく、その中間は存在しない」とのポワロの信念が印象的でした。