元気発信!

徳川家康は、三方ヶ原の戦いの折り、武田信玄に大惨敗を喫する話はご存知のことでしょう。その時と家康は命からがら逃げ帰りますがその時の屈辱、そして恐怖におののく自分の顔を絵師に頼んで描かせています。それが今もなお徳川美術館に残る「しかみ像」です。これは、自分自信に二度と同じ過ちを犯すまいと常にこの絵を傍に置き自分を戒めたものとして有名な話です。人生も変化の連続です。変れるべき原点を持つ強い意志と惰性や慢心を戒め、希望と勇気が湧いてくるそんな原点を抱ける一にとして頂きたいと願います。

誰しも感謝の気持ちは時が経つに連れて薄れ行くものです。たまには心のアルバムを開き直し原点を見つめ直して、今に感謝し、皆に感謝し心新たに前進できる原動力を培う機会がクリスマスだと私は思います。

武田信玄の話が出てきましたからもう一つ組織論について武田信玄から学ぶことをおさらいしてみます。
春を代表する桜梅桃李（おうばいとおり）の意味は、人にはその人にしかない個性や役割があり使命があります。使命があるからこそ人は生かされます。
比類なき強さを誇った武田信玄は、実に２４の武将を自分の側近として置いたとあります。その中には、当然自分の言うことばかりを聞く人間ではありませんでした。しかし、信玄は２４人の武将全てに独特の個性を持った人間を採用します。合い異なる人間が上手く噛み合わされると足し算ではなく掛け算となり効果を表します。
人間関係が上手くいかなで悩んでいる人は、自分を成長させてくれる人だと感謝することで一瞬にして見方が変わると思います。