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2014年11月01日

皆さんが持っているお金の額面は変わらない。でも価値が下がっている。

就職活動を始めるとよく言われるのが、「日本経済新聞を読め」ということです。
ただ、日経新聞って一部160円もするんですよね。毎日買うには高いし、でも、注目ニュースは最低限押さえておきたいと考える方は多いのではないでしょうか。

本日より、注目ニュースをお伝えする記事を書いていこうと思います。
経済の理解を助ける簡単な解説と、ちょっとした意見を書きますのでお役立ていただけると幸いです。

[東京 31日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は、昨年4月の量的・質的緩和(QQE)導入後初の政策変更を決めた31日の金融政策決定会合後の記者会見で、原油価格下落による物価下押しが人々の物価観に影響を与えかねず、物価上昇の「モメンタムを維持するため」、追加緩和に踏み切ったと説明した。
追加緩和は「予防的」なもので、9人の政策委員の議論の中で提案されたと述べた。

このニュースをあなたはどのように捉えるでしょうか。
そもそも、何故日本銀行総裁の発言に皆がここまで注目するのか、皆さんはわかりますか?


日経平均株価前日比+755円(前日比+4.83%)のインパクト

株取引をやっている学生があまり多くないことを考えると、もしかしたらあまり実感がないかもしれませんが、一日で日経平均株価を755円も上昇させることができる事件はそう多くないでしょう。
昨今の銀行金利は年0.03%です。一日で4.83%もの金融資産の価値を変動させるということが如何に異常なことがわかるでしょう。それだけ、市場が予想だにしていなかった発言であったともいえます。

毎日4.83%の運用を繰り返すと複利効果を加味しなくとも年間1,762%の利回り。100万円が1年間で1762万円になるインパクトがスポット的に生じたわけです。


そもそも追加緩和ってな〜に?

こんなことは、私なんかより詳しい学生がたくさんいると思いますが。
簡単に言うと、市場にお金を増やすため、輪転機を回し、増刷することをイメージしてもらえばいいと思います。
例えば、日本円が100あるとしましょう。日本円は日本の商品を買うのに利用できます。
日本銀行が輪転機を回してお金を増刷するとお金は増えます。
輪転機を回してお金を200に増やしたとしましょう。
お金の総量は2倍になりましたが、日本円で購入できる商品やサービスや株などの総量は変わりません。そうすると、日本円の価値は相対的に下がります。日本円の量が増えたため、日本円の市場価値が下がるわけです。
お金の価値が下がると、たくさんのお金を出さないと物を購入できなくなります。
つまり、物価が上昇するわけです。


皆さんが持っているお金の額面は変わらない。でも価値が下がっている。

日銀総裁がお金を増刷しますと喧伝することで、私たちが持っているお金の価値を1日で簡単に下げられてしまう。皆さんはおかしいと思いませんか。
上述のように、株価などにも大きな影響を及ぼした今回の発言ですが、日本国民の財布の中のお金の価値をこっそり奪い取っていると考えるとなんともゆるせないような気もします。

もちろん物価の上昇目標を設定することは重要です。デフレ経済が長く続くことは経済成長率に悪影響を及ぼします。ただ、今回のような発言で既に流通している貨幣価値を相対的に下げることで物価上昇率を維持する手法については、感心できないところがあると考えます。

今後の動向についても注目していきたいと思います。
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