2018年10月03日
住まいのカビを解決するコツ
湿度が高くなるとカビが繁殖しやすくなります。
湿気だけではなく、気温との兼ね合いも重要な要素です。
イメージ的には、「梅雨」は湿度も温度も高いので、カビが繁殖しやすい気がするのですが、忘れてはならないのが「長雨」の時期です。秋の長雨、知らないうちにカビが繁殖していた、何てことも少なくありません。
普段から気をつけていたい衛生面ですが、カビが生えてしまったら即行動しましょう。
カビを除去するコツは、意外と簡単で、必ずしも薬剤を使用しなくても出来る範囲があります。
カビを死滅させることの出来る温度は、ご存知ですか?
データは、こちらから確認できます、
データから確認できる範囲で要点だけ抜き出すと、
D値とは、
一定温度で加熱した時、生菌数が1/10に減少させるのに必要な加熱時間(分)
です。
さらにポイントは、
という点です。
むずかしい、ですね?
つまり、熱湯をかけたからといって「すべてのカビ」を殺菌できるわけではなく、だからといって「効果なし」でもなく、「それなりの効果を得られる要素もある」のです。
すなわち、こちら、
さらには、
という見解です。
つまり、「胞子ごと退治するのは大変だけれど、菌糸をやっつけるには50℃あればいい」と解釈できます。
なので、「熱湯ではない&沸騰させない60℃くらいのお湯で、殺菌」という方法は、「菌糸に対して効果的」と言えます。
つまり、
カビの菌糸は、50℃で死滅する
と覚えておくと良いことになります。
カビの除去が可能なスプレーは、健康面への影響が気になります。でも、安全に使用する分には大丈夫と言えますので、「換気」を必ず行ないながら使用するようにしましょう。
換気が大切!
とは言っても、トイレやバスルームなどでは、窓が施工されていない場合もありますし、換気扇に頼るほか無い場合も多いので、「清掃中」も換気を心掛けて、清掃する人はゴーグルとマスクを使用すると良いと思います。
意外と知られていないかもしれませんし、あまり他人から聞く機会が無いように感じているのですが、
ゴーグルすると良いですよ!
めがねを着用したまま装着できるゴーグルも、あります。
ツンとくる刺激から目を守ることができます。
私が愛用しているのは、
こちらのタイプです。
「メガネ併用可能」がポイントです。
余裕があって、使いやすいです。違和感も無いですし、オススメです。
「医療用」や「防災グッズ」のカテゴリーで、ホームセンターなどでも販売されています。
私は庭木や生垣の剪定時にはゴーグルを着用していますので、「くもりにくい」「メガネのまま」をポイントにしています。
バスルームの床ならば、お湯を流します。
お湯なので乾燥しやすいのもポイントです。
乾燥してから、薬剤を撒きます。
ゴーグルとマスクを着用し、可能な範囲で、できるだけ換気しながら作業します。
お湯は熱湯ではなくても、50℃で「かなり熱い」ですから、気をつけて作業しましょう。床だけでも効果があります。壁は、無理のない範囲で。この「50℃〜60℃くらいの、お湯」で、バスルームの床の「カビの胞子」を、やっつけられます。被害の拡大防止に効果的です。そのうえで、薬剤を使用すると、コスト削減にもつながります。
いずれにしても、健康面への配慮を忘れずに。
私が住んでいたことのある賃貸物件は、バスルームとトイレに窓がありませんでした。換気扇は、あるにはあるのですが、ちょっと効果が弱かったように思えます。ゴーグルをせずに掃除をしていましたから、目が痛くなることが多くて、さらには頭痛も少なくありませんでした。
ゴーグルを着用して清掃するようになってからは、目が痛くなることがなくなったように感じています。
「お湯」を活用することで、カビの胞子そのものを減らせているからでしょうか、体への負担は軽減されています。現在の住まいでは、薬剤を使用する回数そのものが、以前よりも激減しています。
ただし、「カビが発生したな」というときは、こすらないようにしています。
こすり落としは、「傷がつく」「カビ・汚れが、傷の溝に入り込む」「かえって汚くなる」ことにつながると体感したからです。
カビが生えてきてしまった、というときは、もう遠慮せずに「薬剤」でシュッ! です。
ただし、バスルームの床に関しては、お湯を流して「胞子をやっつけておく」ので、そのあとということになります。
バスルームは「シャワーで洗い流せる」ので、楽と言えば楽です。
トイレやキッチンは、そんなふうには洗い流せなので、それなりに工夫して掃除します。
トイレとバスルーム、ときには洗面所は「密室」感がありますから、とにかく意識して「換気する」のがポイントです。
湿気だけではなく、気温との兼ね合いも重要な要素です。
イメージ的には、「梅雨」は湿度も温度も高いので、カビが繁殖しやすい気がするのですが、忘れてはならないのが「長雨」の時期です。秋の長雨、知らないうちにカビが繁殖していた、何てことも少なくありません。
普段から気をつけていたい衛生面ですが、カビが生えてしまったら即行動しましょう。
カビを除去するコツは、意外と簡単で、必ずしも薬剤を使用しなくても出来る範囲があります。
お湯・熱湯ではない60℃くらいでカビを殺菌できる?
カビを死滅させることの出来る温度は、ご存知ですか?
データは、こちらから確認できます、
カビの耐熱性
カビ対策マニュアル 基礎編−文部科学省
データから確認できる範囲で要点だけ抜き出すと、
カビ 胞子 熱死滅条件
温度 D値
麹カビ(Aspergillus sp.)
分生子 50度 5分
子嚢胞子 65度 50分
青カビ(Penicillium sp.)
分生子 60度 2.5分
子嚢胞子 82度 6.7分
D値とは、
一定温度で加熱した時、生菌数が1/10に減少させるのに必要な加熱時間(分)
です。
さらにポイントは、
乾熱(乾燥状態での加熱)では、カビ胞子(分生子、子嚢胞子、接合胞子、厚膜胞子)を死滅させるには120度以上で60〜120分程度の加熱時間を必要とし、非常に耐熱性が高い。したがって、資料上に付着あるいは生育したカビの加熱殺菌は不可能
という点です。
むずかしい、ですね?
つまり、熱湯をかけたからといって「すべてのカビ」を殺菌できるわけではなく、だからといって「効果なし」でもなく、「それなりの効果を得られる要素もある」のです。
すなわち、こちら、
微生物の生育可能温度領域と最適生育温度
微生物 生育可能温度領域 生育最適温度
カビ 0〜40度 25〜28度
酵母 0〜40度 27〜30度
細菌 0〜90度 36〜38度
さらには、
菌糸は胞子よりも耐熱性が低く、50度でほとんどの菌糸が死滅する
という見解です。
つまり、「胞子ごと退治するのは大変だけれど、菌糸をやっつけるには50℃あればいい」と解釈できます。
80度において、30分程度の加熱処理によりほとんどのカビが死滅する
なので、「熱湯ではない&沸騰させない60℃くらいのお湯で、殺菌」という方法は、「菌糸に対して効果的」と言えます。
つまり、
カビの菌糸は、50℃で死滅する
と覚えておくと良いことになります。
暮らしの知恵を活かしながら市販品も活用する
カビの除去が可能なスプレーは、健康面への影響が気になります。でも、安全に使用する分には大丈夫と言えますので、「換気」を必ず行ないながら使用するようにしましょう。
換気が大切!
とは言っても、トイレやバスルームなどでは、窓が施工されていない場合もありますし、換気扇に頼るほか無い場合も多いので、「清掃中」も換気を心掛けて、清掃する人はゴーグルとマスクを使用すると良いと思います。
ゴーグルすごく便利!
意外と知られていないかもしれませんし、あまり他人から聞く機会が無いように感じているのですが、
ゴーグルすると良いですよ!
めがねを着用したまま装着できるゴーグルも、あります。
ツンとくる刺激から目を守ることができます。
私が愛用しているのは、
価格:3,780円 |
こちらのタイプです。
価格:2,295円 |
「メガネ併用可能」がポイントです。
余裕があって、使いやすいです。違和感も無いですし、オススメです。
「医療用」や「防災グッズ」のカテゴリーで、ホームセンターなどでも販売されています。
私は庭木や生垣の剪定時にはゴーグルを着用していますので、「くもりにくい」「メガネのまま」をポイントにしています。
住まいのカビを解決するコツ
バスルームの床ならば、お湯を流します。
お湯なので乾燥しやすいのもポイントです。
乾燥してから、薬剤を撒きます。
ゴーグルとマスクを着用し、可能な範囲で、できるだけ換気しながら作業します。
お湯は熱湯ではなくても、50℃で「かなり熱い」ですから、気をつけて作業しましょう。床だけでも効果があります。壁は、無理のない範囲で。この「50℃〜60℃くらいの、お湯」で、バスルームの床の「カビの胞子」を、やっつけられます。被害の拡大防止に効果的です。そのうえで、薬剤を使用すると、コスト削減にもつながります。
いずれにしても、健康面への配慮を忘れずに。
失敗談
私が住んでいたことのある賃貸物件は、バスルームとトイレに窓がありませんでした。換気扇は、あるにはあるのですが、ちょっと効果が弱かったように思えます。ゴーグルをせずに掃除をしていましたから、目が痛くなることが多くて、さらには頭痛も少なくありませんでした。
ゴーグルを着用して清掃するようになってからは、目が痛くなることがなくなったように感じています。
「お湯」を活用することで、カビの胞子そのものを減らせているからでしょうか、体への負担は軽減されています。現在の住まいでは、薬剤を使用する回数そのものが、以前よりも激減しています。
ただし、「カビが発生したな」というときは、こすらないようにしています。
こすり落としは、「傷がつく」「カビ・汚れが、傷の溝に入り込む」「かえって汚くなる」ことにつながると体感したからです。
カビが生えてきてしまった、というときは、もう遠慮せずに「薬剤」でシュッ! です。
ただし、バスルームの床に関しては、お湯を流して「胞子をやっつけておく」ので、そのあとということになります。
バスルームは「シャワーで洗い流せる」ので、楽と言えば楽です。
トイレやキッチンは、そんなふうには洗い流せなので、それなりに工夫して掃除します。
トイレとバスルーム、ときには洗面所は「密室」感がありますから、とにかく意識して「換気する」のがポイントです。
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