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2019年12月14日

【今季成績振り返る】木村 文紀編

今季成績を独自の視点で振り返っていきます。

過去記事はこちらから

今回は木村です。

それでは最初に今季の成績を。


2019年成績


130試合 打率 .220 本10 点38 盗塁16 出塁率.270 得点圏 .140



さて、今回は賛否が分かれる選手の一人でもある木村です。

今年は自身のキャリアハイとなる130試合に出場しました。

自身2度目となる二桁本塁打に到達。

結果的にチームは優勝していますし、

木村の守備や走塁は大きく貢献したといってよいでしょう。

しかし、その一方でデメリットも数多くあったことを忘れてはいけません。

木村の必死の走塁やサヨナラ劇などは見ごたえのあるものでしたし、

評価できるのですが、やはり数字を見ていると疑問点は数多く残ります。

まずキャリアハイとなった試合数にしては成績がイマイチです。

比較点としてこれまでのキャリアハイであった2014年の成績と比較してみると良いでしょう。

kimuraseiseki.PNG

上の表は2014年と2019年を比較した成績です。

評価できる点としては三振数が減ったことでしょうか。

しかし、130試合に出ているわりには本塁打数と盗塁数は変わっていません。

また四球数がさほど増えていなく、出塁率を見ればわかりますがむしろ減っています。

そして30試合も多く出ているわりに得点と打点もさほど突出していないのです。

もちろん、打率も相変わらず低く果たして守備力は評価できるが5年前と比較してこの程度で終わってしまったかというのが率直な感想です。

金子は終盤に打率を大幅に上げてくれましたが、木村は結局は.220という打率で終わってしまいました。

結果的にチームはリーグ優勝したのですから、良しとする見方もあるかもしれませんが、

長期的な視点で見れば大きなマイナスとも言えるでしょう。

というのは木村は年齢的にも現在がピークであり上がり目はないでしょう。

つまり、若手育成という面でポジションを取ってしまったわりにはこの数字ではチームとしてマイナス面も多いのではないかということです。

特に来季は秋山が抜けることがほぼほぼ決定であり、戦力の層が薄くなるとされているが、

今季に木村を凌ぐ外野手を作れなかったのは大きな痛手です。

本来であれば愛斗や鈴木がその座を奪って良かったものでしょう。

あるいは外崎が外野に回りセカンド山野辺という形で若手が育ってくれた方が来季には活かせたはずです。

若手が年間通して出場して、今回の木村のような成績であれば十分なのですが、

熟した選手の成績としてはイマイチ感が強い。

私の予想としては来季は大幅に出場機会が減るでしょう。

それは年間通してこの数字だったのですから仕方がないところでもあります。

来季は守備堅め中心かもしれませんね。

また、木村がレギュラーに来季なるようでしたら、それはライオンズとしては非常に厳しいということになるでしょう。

今までは秋山がその分打撃の成績をカバーしてくれていましたが、

秋山の得点力をカバーするには木村の数字が標準レベルに達しないことには無理があります。

また、木村は右打者ですが、左投手相手の方が数字が悪いので、

左投手だからといって右の木村を打席に入れるようなことはできないはずでしょう。

こうなると自ずと出番も減りますし、新たな選手の出現を期待するばかりです。

もちろん、木村が来季オープン戦から3割打つような打撃を見せてくれるのであれば話が変わってきますが。。。

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posted by sisileo at 12:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 企画
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