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2021年03月30日
声聞のネタバレなし映画レビュー 韓国映画遍 E「猫のお葬式」
映画のプロフィール
「猫のお葬式」
どこの国の映画か
監督 イ・ジョンフン
出演 カンイン, パク・セヨン, チョン・ギョウン
ジャンル ロマンス(と書いてある。)
映画のジャンル
別れたカップルが再会して、ウダウダウダウダを見る。
最後までみたか?
途中で何度か辞めようと思いました。このレビューを書く予定がなければ、他の映画に切り替えていたでしょう。猫のお葬式をこの映画に期待してはいけない。ただ猫の遺骸を持って過去、猫の生きていた時代の一緒に暮らした幸せな二人を思い出しながら、(ところがそれはそんなに楽しそうな思い出ではない。)男性の故郷の島に、猫のお葬式の為に再会した二人が、また過去の喧嘩を再燃させている姿を延々と見る、なんとも救いのない映画である。
ただ「猫のお葬式」と銘打った映画なので、猫のお葬式を期待して、最後まで見てしまったということです。
ビックリしたか?驚いたか?
大切な猫のお骨?を忘れたシーンと、キャットフードで宴会をしているシーン。
特筆すべき男優、女優はいたか?どのように?
洋菓子屋の店員みたいな女優は、韓国映画(コリウッド?)の例によって時空を行ったり来たりしますが、こ の女優もまた、髪型が変わるか黒いブーツを履いている程度の違いなので、分かれる前なのか別れた後なのか分かりません。髪型はともかく、別れる前も収支不協和音があるので、そういう意味でも区別がつかなかったのです。ごめんなさい。
多分、二人とも有名な若者のアイドルか何かで、彼らの姿を見るだけでOKという人のための映画なのかもしれません。
もう一度みたいか?
ノーコメント一緒に見て困る人はいるか?
大丈夫です。その人が短気な’人でなければ。また猫好きの子供ですら不平を言うかもしれません。印象に残るシーン
韓国映画ではよく、女性がチャミスルを飲むシーンがあり、ここでもそのシーンが印象に残った。仏教的にはどうか?
この映画を見て、皮肉を並べている自分は何と罪深いことか。点数(10点満点)
2点
合掌
2021年03月27日
声聞のネタバレなし映画レビュー 韓国映画遍 D「飛べない鳥と優しいキツネ」
映画のプロフィール
「飛べない鳥と優しいキツネ」
どこの国の映画か
監督 イ・ギョンソプ
出演 キム・ファンヒ, スホ(EXO), チョン・ダビン
韓国映画 2019年
映画のジャンル
イジメ。
最後までみたか?
見ました。いい映画だと思います。粗削りですが面白い。イジメのシーンが頻出するが、かなり露骨なので賛否両論があるかと思います。決して救いのない映画ではないが、イジメ撲滅の映画でもない。ある意味いじめられている中学生の少女の私小説的内面世界に招かれている感じ。
ビックリしたか?驚いたか?
後半30分、主人公の中学生の行動に驚かされました。
特筆すべき男優、女優はいたか?どのように?
この映画に取り立てて有名な俳優は出ていないように思われる。そしてこの弥生土器みたいな顔をした主人公の演技が全て。イジメられている少女の内面を私小説的ナレーションなしで、よく表現しています。
もう一度みたいか?
どちらでもない。一緒に見て困る人はいるか?
イジメのシーンは流石韓国映画、露骨です。日本でやったらクライアントが付かず、ネットは炎上するんではないか?印象に残るシーン
結局のところ、イジメと言うのは一人の人間を攻撃する共同作業で、集団で行うからにはどんなに非道なことでも正当性を作る必要がある。このいじめられている少女にはそこまでの正当性を周りが創作しえなかったので、また、この子がかなり内向的でイジメても面白い反応をしないので、いじめの対象は1転2転したのであろう。そういうシーンが何度かありました。学校の先生も職業なので、長く続けるにはどこかドライに生徒と接しなくてはならない。人を無視しようと思えば別に話をしないとか目を見ないとか、あると思うが、普通に話をして自分の話しかしないでさっさと話しを終わらせるというのもまた無視である。そういう風にして、未だ人生のスタート地点にいて人生を誤魔化す方便を知らない子供が、自己の内面を照射してゲームや小説の世界に入り込む。ところが何故かその世界にいた人に現実で偶然出会って自殺を止められるとは面白いストーリーです。
自殺を止めるのに、遺書を書いてみせろとはけだし名案です。。
仏教的にはどうか?
仏教の十善戒の中に、両舌という言葉があり、イジメという行為はこの両舌が連鎖した行為かなと思いました。点数(10点満点)
7点
合掌
2021年03月26日
声聞のネタバレなし映画レビュー 韓国映画遍 C 「テレシネマ 石ころの夢」
映画のプロフィール
「テレシネマ 石ころの夢」
どこの国の映画か
韓国映画 2010年 日韓のテレシネマというプロジェクトの一作品。
映画のジャンル
ロードムービー。
最後までみたか?
見ました。(今回から敬語)しかし、残念ながらあまり面白い映画ではありませんでした。何かが足枷になり韓国映画の奔放な表現を限定しているように思いました。
ビックリしたか?驚いたか?
ありませんでした。
特筆すべき男優、女優はいたか?どのように?
チャインピョという主人公の男性、売れない芸人の役、この人の魅力である程度最後まで見たようなものです。この志村けんを面長にしたような俳優は、そうとう持て余していたのではないかと思いました。
またこの映画でも子役が中々印象に残りましたが、しかし、この退屈な映画をけん引するほどではない。
いつもこの欄が長くなってしまいますが、スポンサーとかクライアントとか観客の不快感とか、そういったことを念頭に映画を作るなら、韓国映画とコラボなどしないで、大人しく日本でCMをつなぎ合わせた映画を作っていればいいのではないかと思います。韓国人特にチョインピョが可哀想だ。と思いました。韓国映画の魅力、それはかつて日本の映画が持っていた奔放さです。
もう一度みたいか?
もう一度見たいとは思いません。一緒に見て困る人はいるか?
その人が最後まで見れるかどうかですが。誰でも見れます。印象に残るシーン
ないのよ。仏教的にはどうか?
仏教どころではありませんでした。点数(10点満点)
2点
合掌
2021年03月24日
声聞のネタバレなし映画レビュー 韓国映画遍 B 「テレシネマ 楽園」
映画のプロフィール
「テレシネマ 楽園」
アマゾンのリンク
どこの国の映画か
韓国映画 2010年 ただし、日韓のテレシネマというプロジェクトの一作品らしい。
映画のジャンル
恋愛映画。ただし、子供がほとんど物語の中心である。人類愛と言うか,,,
最後までみたか?
見た。面白かった。韓国映画のタイプで言えばこの美しい島なり自然なりを愛でながら、ホワンと時間がたっていく、そういう映画である。結構好きなタイプであるが、私小説的なナレーションはなし。
ビックリしたか?驚いたか?
そういう要素はなかった。
特筆すべき男優、女優はいたか?どのように?
まず、この主演のキムハヌルという人は母に聞いたところ、大変有名な女優だそうである。前回の「私を忘れないで」にも出ていた。韓国映画の魅力のひとつに、女性が独り言をいいながら素朴な出来事にいちいち感じ入りながら過ごすシーンがある。有名だと聞かなければ、地味な女性の健気さに救われる
次に、チ.ジニという俳優は確か、「トンイ」で王様を演じていた人。如何にも女性にもてそうな顔だが、その逆に、なんとも言えない不器用な愛情表現は「トンイ」でも共通していた。そもそも、韓国俳優は日本の俳優にありがちな妙な余裕がない。虚構の世界で本当に切羽詰まった演技をする。
そして、この映画の本当の主人公は上記の二人でもなければその恋愛模様でもなく、この子役のキム.ユジュンである。この人も確か「トンイ」に出ていた筈であるが、というかトンイの子供の時代を演じていた筈であるが、細かい演技が秀逸である。子供故にどうしようもないことへの苛立ちを一瞬で表情に表現する。島の中の美しい森、そこに彷徨う緑のセーターの少女。これこそがこの映画を最後まで見させる力となっている。
そこで気が付いたのだが、何故日本の俳優に妙な余裕を感じるかである。我々は、日本の俳優についていえば、同じ経済の階層の中で生活しており、彼らが豊かな生活をしているのを知っている。彼らが女性にもてるのも知っている。ましてその俳優がクレジットカードのプレミアムカードのCMでも出ていたとしよう。そんな人間がいくら貧しい役をやって顔に泥を塗っても、実感がわかない。正直映画が台無しである。そういう先入観をもってみてしまう。たとえば上記のチ.ジニも韓国本国ではそういう俳優かもしれない。でも我々は韓国の経済階層の中で生活をしていないので、ただの離島の先生という役に先入観が邪魔をしないということはある。沢山CMに出ている俳優はCMに自分のイメージを決定づけられている。日本の映画とCMとの間の業は深い。
もう一度みたいか?
もう一度見たいとはあまり思いません。ただこのキム.ユジュンの演技がをまた別の映画で見たいです。一緒に見て困る人はいるか?
大丈夫。韓国人アレルギーの人でなければ印象に残るシーン
森、そして緑のセーターの少女、その顔の表情の演技に注目 それと、この映画の音楽であるが、これは「製パン王 キムタック」と同じ人ではないか?あの独特の妙に不安と不幸をあおるメロディー、ついつい先をみてしまう魔法のメロディー。
仏教的にはどうか?
当然、因果が出てくるが、やや弱い。点数(10点満点)
6点
合掌
2021年03月16日
声聞の映画レビュー 韓国映画遍 @ 懺悔
まず、この場所をお借りして韓国映画に懴悔をしなくてはいけません。
すみませんでした。ごめんなさい。ここ10年、私は日本におらず、インターネットやYouTubeから入る情報は目に入る物、耳に聞くもの、全て嫌韓、嫌中、それまで何も先入観のなかった私は俄仕立てのナショナリストになり、周りの人間に、韓国映画を見るな、中国もついでにダメだ、と根拠のない指示を飛ばし、周りの、特に子供は私に隠れて韓流ドラマを見る始末であった。
また私の母もどうやら韓流ドラマに嵌っており、ツタヤで一本100円のDVDをせっせと借りているとの同居している妹からの国際電話に、満州で生まれ、命からがら逃げかえり、ロシア人をロ助と呼ばわり、韓中両国にもここでは書けないような偏見を口にしていた母にその過去を断ち切ってしまうくらい、韓流映画、韓流ドラマと言うのは面白いのかとうっすらと感じていました。
そしてこの浦島太郎はコロナ禍で日本に帰国、気が付けばアマゾンのプライム会員になり、中国製のスマホで韓国映画を検索しては見漁っている次第である。人間は変わる。常に変わる。だからあまり自信をもって嗜好を人に押し付けないようにしましょう。
学生時代に映画サークルにいたので、映画レビューを書きたいとずっと思っていました。そこで声聞流の映画レビューを書いてみたいと思います。上述のとおり、人間とは登ったり下ったり、興奮したり覚めてみたり、そういうものですから、普通に映画の感想を書いても人から見て、何も共感が出来ない。知りたいのはまだ見ていないので、一体どんな映画か?或は見たけど他の人はどう思っているのか?そこを考慮した映画レビューをかきたいと思います。
以下にレビュー欄を作っておいて、次回から韓国映画を中心に映画レビューをさせて頂きます。合掌
- 映画の名前
- どこの国の映画か?
- 映画のジャンル
- 最後まで見たか?見れる映画か?
- ビックリしたか?驚いたか?
- 特筆すべき男優、女優はいたか?どのように?
- 今までみたどんな映画に似ているか?
- もう一度みたいか?
- 印象に残るシーン
- どういう時に見るべき映画か?
- 点数 10点満点