2021年05月19日
声聞のネタバレなし簡単映画レビュー 韓国映画以外遍 L 「君よ忿怒の河を渉れ」
フリーの映画写真をどこから手に入れればいいのか分からないので、勝手にイメージを作ってみました。
監督 佐藤純彌
出演 高倉健, 原田芳雄, 池部良
ジャンル サスペンス
アマゾンのリンク
どこの国の映画か
日本 1976年
映画のジャンル
以前、「黄金の犬」で遭遇した、大作、大俳優総出演、内容ヤケクソという作品です。
最後までみたか?
みました。
どんな時に見るべきか?
「黄金の犬」と二本立てでどうぞ。
ビックリしたか?驚いたか?
中野良子に、ただただビックリ。
この映画は中国で文化大革命後に初めて公開された外国映画で8億人の中国人が見たとウィキで知り更にビックリ。
特筆すべき男優、女優はいたか?どのように?
まずは、中野良子です。その脈絡のない度重なる脱衣。高倉健に対する一途な愛。
本当に申し訳ないですが、破綻の多い映画で、つくづく高倉健の偉大さを知りました。
高倉健は、何をしても高倉健なのです。グッと我慢し、常に高倉健を表現している。
高倉健の人気の秘密がよく分かりました。
もう一度みたいか?
もういいです。
一緒に見て困る人はいるか?
中野良子のファンのお爺さん。
高倉健のファン。
印象に残るシーン
優秀な検事である高倉健が、ここまで色々な目にあわされ、そして、操縦したことのないセスナまで操縦する。嫌な顔一つせず。
そして、対照的に原田芳雄が「やってられねえ」というオーラを常に出している。
あれは本心ではないですか?
中野良子は高倉健のためなら何でもやるという感じ。
そして、度々流れる、能天気な音楽。一体怒って何になるのかな、という気分にさせられる魔法のメロディー。
仏教的にはどうか?
高倉健は、絶対仏教的な人だと思いググったら、
@その座右の銘は、阿弥陀如来が未だ修行中の菩薩の時に言われた言葉、
「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」
を座右の銘にしていたらしい。
Aまた離婚した妻、江利チエミが亡くなった時、滝に打たれ不動明王の真言を唱えたという。
そういう、仏教のバックグラウンドがあるのです。
高倉健はどんな映画に出ても、精進していた菩薩なのだと知りました。
ただ、この映画の監督の名誉のために言っておくと、この監督はあの、「空海」の監督でもあり、むしろこの映画がやや、怪しい「黄金の犬」の雰囲気を持っているのは。徳間書店が絡んでいるからかもしれません。
おっと、両舌。
合掌。
点数(10点満点)
4点
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10738249
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック