2021年05月13日
声聞のネタバレなし簡単映画レビュー 韓国映画以外遍 I 「湿地」
フリーの映画写真をどこから手に入れればいいのか分からないので、勝手にイメージを作ってみました。
監督 バルタザール・コルマウクル
出演 イングヴァール・E・シーグルソン, オーグスタ・エヴァ・アーレンドスドーティル
ジャンル サスペンス
アマゾンのリンク
どこの国の映画か
アイスランド 2018年
映画のジャンル
巨大な自然に囲まれ、鬱屈する住民、その深い業。
最後までみたか?
みました。
どんな時に見るべきか?
部屋から見える山がない、或はその山に飽きた時。
ビックリしたか?驚いたか?
あまり、そういうことはありません。
特筆すべき男優、女優はいたか?どのように?
主人公の刑事のオジサンはとにかくひたすら安定感があります。
しかし、事件のカギを握る研究所みたいなところで働いている人がややこしい。
また刑務所から何度も脱走するスキンヘッドのオジサンは欲望丸出しで微笑ましい。
もう一度みたいか?
はい、風景がみたい。風景が素晴らしい。
一緒に見て困る人はいるか?
若干危険。でも、途中で何だかわからなくなった時に二人でみれば、どちらかが、理解して教えてくれるかも。
印象に残るシーン
この映画は、兎に角、レイキャビクという町を囲む自然が、山が、上記の私がCANVAから持ってきた写真でも分かるように(これはレイキャビクの写真なんです!)圧倒的な山、自然と人間の作った建造物を対比させ、人々が如何に鬱々たる日々を送っているか、を、映画の中で何度もこの情景を出し、訴えています。
これが素晴らしい。ここが最大の見どころです。
と同時に私の部屋から見える山の、なんとソフトなことか?その自然のなんと柔和なことか?
この後に、「ウインドリバー」という映画を見るのですが、これはアメリカ先住民のやはり、白人に迫害された鬱々とした情景を描いていますが、ただ風景で言えば、こちらが素晴らしい。しかし、映画の内容は、ちょっと破綻が見られます。「ウインドリバー」は流石にアメリカ映画だ。作りが整然としています。
もともと、韓国映画のお蔭さまで、いきなりタイムスリップというようなことは、慣れっこになっているが、この映画の場合、キャラクターの顔を、上記の警察のオジサンとその娘と、スキンヘッドのオジサンくらいしかしっかり映しておらず、というか、印象に残るように演出しておらず、そのため、他の出演者が何をしても、大体、我々外国人から見て、名前で覚えられるわけもなく、それで、話の内容がどのように前後しているのか分からなくなります。なので、あれ?これはいきなりタイムスリップかな、と思ったらそうでなかったり、最後にこの犯罪の動機が分かった時、その残尿感は残りませんが、でも、手放しで感動出来ないということになります。
簡単レビューと言いながら、ダラダラ書きましたが、これだけの風景を何度も見せ、人を圧倒しておきながら、残念でなりません。
仏教的にはどうか?
ここに、仏教的な感応は起きませんでしたが、なるほど土葬であれば、いつでも掘り起こすことができるわけです。合掌。
点数(10点満点)
6点
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10723058
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック