2021年05月18日
聖天(歓喜天)様 信仰 2 お祀りの方法
オン キリク ギャクウンソワカ
聖天様をお祀りする本尊は?
前回、御紹介した本にも書いてあるが(リンク内に飛んで中断くらいに書いてある。)聖天様は、その御尊像(仏像、画像など)では祀らない。御尊像を祀らないことに昔からなっているそうです。私は、この点を最初から間違え、インターネットでウィキペディアの画像をダウンロードし、印刷し、お祈りの御尊像にしていたが、前述の羽田守快氏の本で知り、慌ててこれをやめ、雨宝院様でお焚き上げして頂きました。大体、聖天様のお寺でも秘仏としてなかなかお姿を見ることができないのだから、恐れ多いことなのでしょう。
ですから、このサイト内でも、御尊像は貼り付けません。
聖天様は聖天様のお札にお祈りする。
あなたが、ある神様を拝もうと思えば、映画などで見たイメージで仏像を買って、仏像に祈るということを最もノーマルに考え、でも買うお金がないので、写真は絵をダウンロードしてこれを額縁に入れてお祀りしようと私みたいに考えないかもしれない。御札を祀るのが当たり前という人もいるかもしれない。それで正しいのです。
聖天様のお札をお宮に入れて祀る
聖天様のお札を祀るのに、お宮に祀る例が多いようだ。お宮もアマゾンで購入したので、確認してください。(このリンクでアマゾンのページに飛びます。)同じようなお宮が沢山ありますが、恐らく、金具みたいなところが金属だったり、プラスチックだったりするようです。それで値段にバラツキがある。お札でなかなかこのお宮に入らないお札はないと思います。なかなか余裕のあるサイズで扉ごとはずすことができます。スクリューネジをひとつ立てておけば、そこで固定できる非常に簡単な仕組みです。棚があればそこに置くこともできるでしょう。聖天様はとにかく丁寧に扱うべき
ところで、ここまで見てきて、何故こんな細かいことまで色々と説明するのか不思議に思われるかもしれません。それは聖天様は何よりも穢れを嫌い、無関心な信者には感応しない仏様であると言われております。失礼がある場合には罰も当てられますので、聖天様は信仰しない方が良い、怖い神様だとなっているようです。羽田守快氏も書いてられますが、丁寧にあつかうほど大威徳を発揮する仏様であるとのこと。家にお客様が毎日いらっしゃるように聖天様にお仕えするという気持ちが重要なようです。そして何よりもその背景にある仏教の教えと言うものを忘れない(私が言うのもなんですが)ことが肝要です。ここが分からないと、なんで聖天様の信仰では色々と細かい決め事があるのか、分からないとなります。聖天様をお祀りする場所、方向、高さなど
これはグーグルで検索しても出てくると思いますが、南向きが最上で東、西、の順。北は絶対ダメということになるようです。その他に- 仏壇と一緒はダメ
- 寝室はダメ
- 出来れば二階
- トイレの前、トイレの壁の裏側もダメ
- 扉から入って向かいになるところはダメ
とダメばかりですが、そういう場所を探してください。ただワンルームマンションなどではなかな難しいでしょう。大切なお客様にどこにいて頂くかと言うところが基本だと思います。よくお客様は応接に通したらドアの入り口付近に案内しないということもあります。
高さですが、聖天様より高い位置がないという、そういう状況が必要です。ただあまり高いのもよくないようです。写真にあるように高さが180cmが底面になるような高さにお祀りしております。
そして、羽田守快氏の本にあるのですがお宮の扉を少しだけあけております。こうしていると確かに時々聖天様が扉のスキマからこちらを見ているように思え、不思議です。
聖天様をお祀りする環境
現在、聖天様をお祀りしている場所は私の場合、12畳くらいの二階のリビングです。そこに1m20cmほどの箪笥があり、その上に祀っています。仏様をお祀りするのに当然重要な場所として家の中の最も聖地であるので、塩をこの場所の4隅に配置し、土足厳禁としてスリッパでは入れません。この場所は、設置前に、塩を混ぜた水で拭き掃除をし、半日かけて家にあるインド製日本製のあらゆるお香を焚き、清めました。
箪笥ですが、これは本当は何か本格的な祭壇にしたいのですが、祭壇で探してもお葬式で使う祭壇が出てきます。従って現在は、箪笥の上面に障子紙をはり、そこにお供物をお供えしています。なお箪笥の中に下着は入っていません。
まわりの壁についてはお経を張り巡らしていますが、これは、また別の機会に説明します。
聖天様の祀り方まとめ
@聖天様は仏像や、画像を家で拝まない。お札を拝む。
A聖天様のお札はお宮に祀る。お宮の扉は少しだけあけておく。
B聖天様は丁寧にもてなせばもてなすほど大威徳を発揮する仏様。
C聖天様には大事なお客様に仕えるという気持ちで接する。
D聖天様信仰の前に、仏教の仏様であることを忘れるべからず。
E聖天様をお祀りする場所、向き高さに注意する。仏壇や神社のお札と一緒にせずそれより高位に扱う。
F聖天様をお祀りする場所を聖地として清めて使う。
以上です。
次回はお供物について説明させていただきます。合掌
下の画像をクリックすると次に行けます。
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