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2024年10月10日

私が飲んできた薬と治るまでの経過


私の体の不調が出始めたのがちょうど今から10年前だ。

東日本大震災での復興のための建設工事のための大きな責任ある仕事の責任者として数件仕事を担当して継続したプレッシャーと大きなストレスに常にさらされていた。

月の残業時間が150時間を超え、毎日睡眠不足と過労の日々であった。

会社のほかの人たちも皆忙しい中、すべでの工程の仕事を自分で行わなくていけないくて心身ともに限界を感じながら仕事に従事していた。

最初は顧客からの無理な依頼などで胃痛、腹痛、下痢、吐き気が頻繁に起き、次に体がすごく重くダルクなり、夜8時に寝ても次の日に疲れが取れなく、朝起きると気分が悪く調子が悪い日が続いた。

体の症状と同時に中途覚醒や朝の気分の悪さがひどくなり、それでも休みながら仕事をつづけた。

自分でいうのもなんだが責任感が強かったので、任された業務を最後までやり通してから退職した。

当初は会社を辞めて3か月も休めば体はもとに戻ると思っていたが、仕事を辞めて休んでも不調は治らず

心療内科へ通いながら、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬を飲み始めて、半年ほどはぜんぜん改善せず、

毎日、胃腸障害や強い不安感、ぐわい悪く1年ほどで多少よくなってきた感じだった。

最初の1年ほどは精神科の薬を飲むことに抵抗を感じて、毎日は飲まずにいたのが治りを遅らせたと今は思う。

なんせ、ネットで薬の副作用を調べると依存が形成され、薬の量が増えるとか、飲まないと症状が治まらなくなるとか

一生クスリを飲まなくてはいけなくなるとか、書いてあるから不安で精神に効く薬をのむことに抵抗を感じていたのだ。

やっぱり医師のいう通り、毎日決められた量の薬を飲むべきだろう。

SSRIなどの薬でどうしても副作用がひどい時は医師に相談しよう。

今、時々しか抗不安薬を飲まないが、それでも普通に生活ができる。

クスリを飲んで心身ともに調子がよくなってくると体を動かすことや活動量が増えるので

体を動かすことで体調が更によくなり、体調がよいものだから、治り始めると薬の飲み忘れがおきてくる。

こうなれば、治ることの始まりである。

そのために、医師から処方された薬は飲み続けることが正解のことがほとんどだと思う。

もし薬を飲まなければ、毎日心身ともに不調であるから、なかなか、治りずらいと思う。

私の場合、発病してから1年ほどは良くならずに自家用車で買い物などに出かけると10分程度の運転でも街に行く途中で

不安感が強くなり、気分が悪くなり、吐き気や動悸がひどくなり、自宅に戻ることを何十回も繰り返した。

そこから5年は少しずつしか治らず、調子が悪い時がほとんどで、毎日、乗り物酔いのような気分の悪さが続き、

起床前に特に気分が悪く、夜中には悪夢と動悸で何度も目が覚め、夜中にトイレに起き

胃腸症状だけでなく、左手指の痺れや肩こり、頻尿、口内が乾く、動悸がするなど心身ともにいろんな不調が続き、スッキリとした気分の日がほとんどなかった。

3年目くらいの頃、薬をSSRIに一時的に変えて飲むが、吐き気などの副作用があったが、量を減らして飲み続けたら2週間ほどで精神的な症状が軽減した。

しかし、勃起不全となり、それが心配で医師と相談してSSRIをやめてベンゾジアゼピン系の薬に戻した。

それから調子の悪い日と普通の日を何度も繰り返し少しずづ良くなり、就職活動ができるように支障はあったが外出ができるようになった。

就職しようと面接の日になると、緊張感と不安感、吐き気や下痢がひどくなり何度も面接キャンセルをしてしまった。

発病してから7年経過したころに、時々、気分が悪くならない「スッキリ」とした気分の日が現れるようになった。

そして3年前に7年越しの仕事をアルバイトで7日間働くことができた。

壮年で7年も仕事しないで3日仕事をして4日目に調子が悪く休んでしまった。

次の週にも3日働いて体調不良で休んだら、社長に呼ばれて、まだ仕事は無理ではと言われて退職。

2か月ほど休んでまた仕事を探し始めたら、今度は新型コロナ感染症が流行しだし

高齢の両親と同居のため両親がコロナ感染を怖がり、就職活動を控えた。

その翌年、父が脳梗塞で亡くなり、生活がだいぶ苦しくなった。

そして働きだすが、仕事の経験年数や年齢、持っている国家資格の関係で就職しようとすると責任者立場での採用が条件であった。

会社としては私の持っている国家資格を利用して仕事の受注を考え、ずるい会社としては私を責任者という名ばかり課長職してしまえば、いくら残業しても残業手当も出さずに済むことが見え見えだった。

また、対外的に責任も重いし若い自分勝手な部下と会社とのはざまで神経をすり減らし苦しみ、

残業も多く体力的にきつく入社して3か月程で退社した。

大変な業務のため毎日、デパスとメイラックスとドグマチールを飲みながら仕事をつづけた。

それが、昨年10月までであった。

そして、今年4月から9月末までの6か月間はほぼ休まずに働き続けることに成功した。

ここ6か月は一日8時間フルタイムである程度責任がある仕事をした。

仕事をする中で、3か月もするとやはり責任のある仕事を任され、またデパスとメイラックスとドグマチールを連日飲まないと体調不良が抑えられなくなり

5か月経過時に退職願いを提出して、1か月少し勤務して円満退社した。

今は、退社して緊張感が減ったため薬の飲む量は減り、数日に一度程度デパスを飲む程度で日常生活に支障ででていない。

私の場合、このようにベンゾジアゼピン系の薬を9年以上飲んだが、今は調子が悪いときだけ1日1回

0.5mgのデパスを飲めばそれで調子悪さが収まり、次の日には治ってしまう。

やっぱり、調子が悪い時は即効性でデパスが効く、メイラックス単独では効果が少なく、ドグマチールと一緒に飲んで2時間程度してやっと効いてくる感じだ。

よって、緊張感での吐き気や動悸、気分の悪さが出てきた時はデパスがよいと思う。

自分の場合、だいぶ病気が改善しているためか、デパスでその場をしのげば、その後は自然回復するようになった。

自分は中高年でメタボリックシンドローム気味なので、ドグマチールを飲むと気分の落ち込みは防げたが

食欲が増進してしまい、肥満になったことが問題だった。

血液検査で悪玉コレステロール値が高く、血糖値が高めになってきた。

悪玉コレステロールや中性脂肪が高いと何が悪いのかといえば、血管が詰まり、動脈硬化によって、

脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などでの死亡のリスクが高まることだ。

突然死の多くが血管の中が飽和した脂肪で塞がることが原因でおきるのだ。

よって、腹回りが70cmから95cmになり、体重が15kgも増加したことは憂慮すべきことなのだ。

メンタル疾患で気を付けるべきことは、肥満にならないように食べ過ぎ、

特に夜に多く食べることは避ける必要がある。

夜遅く食べると翌朝調子が悪かったり、夜中に腹痛と便意で目覚めてトイレに何度も行く羽目になったりする。

結論から言えば、私の場合、ベンゾジアゼピン系の薬で強い依存は生じなかったといえる。

また、ベンゾジアゼピン系の薬がなければ治らなかったと思う。

ベンゾジアゼピン系の薬でデパスを否定する人が多いが、1日0.5r1回までなら依存の心配は少ないと思う。

私は今までデパスは0.5mgをすごく調子が悪い時1日最高でも朝夕に2回までしか飲んだことがない。

デパスも毎日1日3回も飲んでいたら、依存は生じる可能性はあるとは思う。

私のかかりつけの医師は一番症状がひどいときでさえ、メイラックスとドグマチールを1日朝夕1回ずつ2週間処方して

不安がひどい時に頓服として飲むデパスを処方しており、過大な処方はしなかったのもよかったおと思う。

私も不安感とぐわい悪さがひどい時は外出できずに、人と会うのも大変で、

ただ、部屋で気分の悪さと不安を固まって一日耐えるだけの日を何十回と経験した。

不調で外出できないなどというのは今はないが、症状がひどい時の精神疾患患者の苦しみを理解することはできる。

私は高度経済成長期からバブル景気の際に社会人になり、その後の長い不況も経験したため、

40年くらい前の寛容だった社会を知っている。

今の時代はねちっこく責任を追及され、小さいことでも広く報道され、すぐ訴訟を起こし、せわしない世の中であるから

公私ともに緊張や不安、大きなストレスにさらされる時代であるから、私のような病気で苦しんでいる人は多いと思う。

そのような人のこころの助けになれれば幸いである。

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ひでお
50歳で仕事のストレスでうつ病と不安障害を併発して、 5年仕事を休み、もうだめかと思っていたのでしたが 資格を数種類取得していたので社会復帰出来ました。 資格取得のコツ、体験談、有利だったことなど記載しております
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