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2016年01月15日
『完全なる首長竜の日』乾緑郎
植物状態になった患者と、コミュニケートするための医療器具「SCインターフェース」が開発された日本。
少女漫画家の淳美は、自殺未遂を起こして数年間意識不明に陥っている弟の浩市と対話を続けている。
「なぜ自殺を図ったのか」という淳美の問いかけに、浩市は答えることなく月日は過ぎていた。
そんなある日、謎の女性からかかってきた電話によって、淳美の周囲で不可思議な出来事が起こりはじめる・・・。
『このミステリーがすごい!』大賞第9回(2011年)大賞受賞作。
[BOOKデータベースより]
このミス大賞作品ということで、手に取りました。
読みやすかったですが、私はもっとミステリーが強いものがいいな。
読後感はよくないです。
『クラインの壺』のように夢か現実かが分からなくなっちゃいました。
価格:606円 |
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2016年01月14日
『月と蟹』道尾秀介
「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」
「叶えてくれると思うで。何でも」
やり場のない心を抱えた子供たちが始めた、ヤドカリを神様に見立てるささやかな儀式。
やがてねじれた祈りは大人たちに、そして少年たち自身に、不穏なハサミを振り上げる―
やさしくも哀しい祈りが胸を衝く、俊英の最新長篇小説。
[BOOKデータベースより]
第144回直木賞受賞作品です。
幼さゆえの残酷さ。
ヤドカリかわいそう・・・。
子どもの気持ちを上手く書けてるなと思いました。
今までの作品とは少し違った印象でした。
私はいつものどんでん返しミステリーのが好きです。
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2016年01月12日
『八朔の雪 みをつくし料理帖』高田郁
神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理を出す「つる家」。
店を任され、料理場で腕を振るう澪は、故郷の大阪で、少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であった。
大阪と江戸の味の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で、日々研鑽を重ねる澪。
しかし、そんなある日、彼女の腕を妬み、名料理屋「登龍楼」が非道な妨害をしかけてきたが・・・。
料理だけが自分の幸せへの道筋と定めた澪の奮闘と、それを囲む人々の人情が織りなす、連作時代小説の傑作ここに誕生!
[BOOKデータベースより]
気になってたシリーズもの。
とりあえず試しに読んでみましたが、面白かったです。
とろとろ茶碗蒸しや、酒糟汁など出てくる料理がとってもおいしそう(⌒¬⌒*)
最後にレシピがあるのもいいですね。
どんな困難も、乗り越えていこうとする澪の姿は素敵でした。
心があたたかくなりました(-^□^-)
続編も読みたいと思います。
あぁ、読みたいシリーズがどんどん増えてく。
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2016年01月11日
『KAGEROU』齊藤智裕
第5回ポプラ社小説大賞受賞作。
『KAGEROU』―儚く不確かなもの。
廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。
「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。
そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。
命の十字路で二人は、ある契約を交わす。
肉体と魂を分かつものとは何か?
人を人たらしめているものは何か?
深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。
そこで、彼は一つの儚き「命」と出逢い、かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。
水嶋ヒロの処女作、哀切かつ峻烈な「命」の物語。
[BOOKデータベースより]
あんまり芸能人が書いたということで売れた本は好きではないのですが、
やっぱり気になり図書館にあったので借りちゃいました。
読みやすいし、酷評の割には普通に楽しめましたが、
物足りない&テーマは重いけど内容が薄っぺらい印象。
子ども向けかな。
p232のシールにはさすがに気付きましたが、
p29とp30のことは気付きませんでした。
図書館に返しちゃったので、またどっかで見てみます。
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2016年01月10日
『塗仏の宴 宴の支度』京極夏彦
昭和二十八年春。
小説家、関口巽の許に奇怪な取材依頼が齎された。
伊豆山中の集落が住人ごとに忽然と消えうせたのだからという。
調査に赴いた関口に郷土史家を名乗る和装の男が嘯く。
―「世の中には不思議でないものなどないのです。」
男が現出させたこの世ならざる怪異。
関口は異空間へと誘われるのか?
六つの妖怪の物語で、「宴」の「支度」は整い、その結末は「始末」にて明らかとなる。
[BOOKデータベースより]
関口が大変なことに。
以前の話に出てきた人物が再登場します。
バラバラだと思った話が徐々にリンクしていくのが面白かったです。
これは前半戦なので、後半戦は『宴の始末』にて。。。
価格:1,152円 |
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2016年01月09日
『塗仏の宴 宴の始末』京極夏彦
昭和二十八年、裸女を殺害して、木に吊すという事件が蓮台寺温泉で発生。
その犯人として逮捕されたのは、当時世間を騒がせた猟奇犯罪にことごとく関係者として連なっている作家、関口巽だった。
関口は言う。
「多分僕がやった。僕が木に吊るして逃げるところを自分で見ていたのだから」―
とまどう捜査陣。
自体を混乱させるがごとく、街に溢れる奇怪なる宗教集団。
「宴」の始末はいよいよ本書にて明らかになる。
[BOOKデータベースより]
あ〜長かった。
けど、最後まで読ませられちゃいました。
催眠術系が出てくるミステリーはあんま好きじゃないけど、これは大丈夫。
京極堂と榎木津のやり取りがよかったです。
登場人物が次々と出てくるので、今までの話を思い出しながら読みました。
再読して頭の中を整理したいけど、気力が残ってないのでしばらく先かな。。。
ところで結局関口はどうなったの。
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2016年01月08日
『天使の囀り』貴志祐介
北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。
恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど恐れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。
さらに、調査隊のほかのメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。
アマゾンで、いったい何が起きたのか?
高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?
前人未到の恐怖が、あなたを襲う。
[BOOKデータベースより]
グロいし、怖かったです。
入念な下調べによって書かれた作品でした。
カタツムリの脳を支配する寄生虫が実際にいる以上、ありえない話ではないのでは。
いつか小さな生き物に人間が支配される日が来ちゃうのかな・・・。
天使の囀りなんて、かわいいもんじゃなかったです。
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2016年01月07日
『点と線』松本清張
2016年01月06日
『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』神永学
見えないものが見えるほど、恐ろしいことはない・・・。
死者の魂を見ることのできる男・斉藤八雲。
彼の紅い瞳が、次々に起こる殺人事件に挑む。
新感覚のハイスピードミステリー。
2003年刊「赤い隻眼」の改題改訂。
[BOOKデータベースより]
気になってた作家さん。
ホラー&ミステリーで、短編になってます。
とっても読みやすかったです。
八雲はツンデレ。
八雲と春香の今後が気になります( ´艸`)
霊より人間が怖いです。
私は赤い目の子が生まれても拒絶しないでおこう。
軽い気持ちで読めるので、このシリーズもどんどん読み進めて行きたいです。
読みたい本、多すぎ。
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2016年01月05日
『闇の喇叭』有栖川有栖
平世21年の日本。
第二次世界大戦後、ソ連の支配下におかれた北海道は日本から独立。
北のスパイが日本で暗躍しているのは周知の事実だ。
敵は外だけとはかぎらない。
地方の独立を叫ぶ組織や、徴兵忌避をする者もいる。
政府は国内外に監視の目を光らせ、警察は犯罪検挙率100%を目標に掲げる。
探偵行為は禁じられ、探偵狩りも激しさを増した。
すべてを禁じられ、存在意義を否定された探偵に、何ができるのか。
何をすべきなのか。
[BOOKデータベースより]
後味悪く、重たい内容でした。
けど、架空の日本の設定が面白かったです。
ミステリー&青春小説かな。
トリックが私にとってはいまいち・・・。
謎がまだ残されているので、続編出てほしいです。
ソラの探偵としての今後も気になる(>_<)
価格:658円 |
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