2018年05月15日
【追記あり】追加投資(5/10 クラウドバンク)+最近の実質利率を調べてみました
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5/15 14:30追記:
クラウドバンクからの回答を得ましたので、記事の最後に追記します。
クラウドバンクに追加投資
クラウドバンクから償還を受け、全額を再投資しました。
今回は期間短めの太陽光案件です。
・太陽光発電ファンド297号 69.5万円
予定利率:6.7%
期間:4ヶ月
貸付総額:3,850万円
担保:合同会社持分に対する質権設定
経産省IDの譲渡予約、電力会社との系統連系権利の譲渡予約で保全
一般的な太陽光発電案件です。
Y社はクラウドバンクが議決権100%を所有する合同業者。つまり、身内貸しとなります。
身内貸しはどうしても審査が甘くなってしまう懸念があります。
そのため私の場合、クラウドバンクについては貸付案件を身内と外(資本関係無し)に分けて管理しており
身内だけに偏らないよう、投資の際には全体のポートフォリオを再確認するようにしています。
今回は、現状における身内貸しの金額がクラウドバンクへの投資金額全体の半分以下だったこと。
特に、同じY社相手の貸付残高は数十万円程度だったこと。
さらに、本案件がFIT価格32円というそれなりのお宝案件だったことから、投資を決定しました。
クラウドバンクの実質利率を調査
さて、クラウドバンクは他のソーシャルレンディング事業者の多く(特にmaneoファミリー)とは異なり
毎月の利金額は、あらかじめ定まってはいません。
ということは、各ファンドの予定利率もあくまでも「予定」であり、実際は異なっているということです。
また、クラウドバンクの運用レポートには「運用率」という数字もあります。
つまりこれは、募集した金額が全額運用されるとは限らないということです。
そこで、最近償還されたファンドについて、実質利率を調べてみました。
クラウドバンクの「運用レポート」の値は一旦呑み込んで、予定利率と実質利率を比べてみます。
とりあえず、最近償還された10ファンドをまとめてみました。
実質利率が青字は予定利率以下、赤字は予定利率以上の案件を示しています。
裏付けのない印象としては、クラウドバンクは予定利率に比べて償還金が少ない印象でした。
例えば先月の私の場合、投資金額約800万円に対し税引き前分配金は約3.8万円。
年率計算すると5.7%となり、6%台が多いクラウドバンクの案件のイメージと合わなかったためです。
実際は、運用に回っている金額については、ほとんど予定通りの利率となっていることが分かりました。
クラウドバンクの場合、募集した金額の運用率が100%ではないため、その分が実質利率から引かれている
ということなのでしょう。
実際、ここ最近の平均運用率は90%強。
平均予定利率を6.5%とすると、6.5×90%=5.85%となり、体感している利率とほぼ合います。
この「運用率」という項目、他のソーシャルレンディング事業者ではあまり見た事がありません。
というのも、例えば「1億円のローンファンドを募集します」と言う場合、その背景には1億円の引き合いが
ある事が前提であり、集まった資金は全額運用に向けられるのが通常だと考えるからです。
もちろん、何らかの例外で一部の運用ができなくなることはあるでしょうが、全ての案件で運用率が100%
無いということは、余裕を見ているのか? と勘ぐってしまいます。
最近は上の通り、運用率は90%前後ですが、以前は60%台という運用率もありました。
投資家から募集しているお金の半分弱が運用されないままになっている、ということです。
(普通でしたら、運用されない資金は早期償還すれば良い話だと思います)
これは通常考えにくい事態ですので、クラウドバンクには運用率について問い合わせを入れてみます。
返答がありましたら、また記事にします。
追記部分:
クラウドバンクから返答がありました。
クラウドバンクでは運用レポートのページに平均運用率を表示しておりますが、当該ページの下部に、次のように記載しております。
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[注]クラウドバンクでは、融資手続の状況などによりファンドの運用開始時期と融資債権の取得時期が一致しないことがあります。
クラウドバンクではこのふたつの時期に間隔が生じないよう努めていますが、優良かつ安全な融資債権を取得するために慎重に手続きを進めていることから、ファンドの運用開始から融資債権の取得までに期間が必要となりうる点をご理解ください。
---------------
この[注]に記載しておりますように、主に当初の予定日より融資の実行が遅れた場合において、平均運用率が低下します。
その他、融資先から早期返済があった場合には、原則として運用期間中に早期償還を行いますが、償還までの期間、返済された資金は運用していない状態となります。特に運用期間が短いファンドにつきましては、運用していない期間の影響が大きくなるため、平均運用率の低下が大きくなる可能性があります。
ということで、貸付の遅れ、早期返済までの期間などの要因によって、運用率は低下するとのことです。
貸付の遅れはともかく、早期返済はほとんどのソーシャルレンディング事業者で行われています。
その分を運用率という形できちんと示していることは、情報公開の姿勢として評価すべきだと思います。
(運用率60%台はさすがにどうかと思いますが)
最近の運用率は90%台と安定していますし、クラウドバンクからの説明にも得心しました。
感覚的な利率の裏付けも取れましたので、疑問は解決した、ということでよさそうです。
クラウドバンクでの投資をお考えの方は、こちらから検討いただけると嬉しいです。
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posted by SALLOW at 14:30
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コメントありがとうございます。
こちらも回答を入手しましたので、記事に追記しました。
運用率が低すぎる場合には見直しをお願いしたいところですが、今くらいの運用率が続いてくれるのであれば、その他のソーシャルレンディング事業者も同じでしょう。
その上で運用率という数値をきちんと明示しているのは、情報公開の姿勢としては評価すべきだと思います。
金額は全額貸し付けているが、運用期間が短くなっているため運用率が下がっているとのことでした