ソーシャルレンディング投資記録（旧ブログ）

　LCレンディングから月中償還（期限前償還）を受け、再投資を行いました。
　maneoのプラットフォーム事業者は色々やらかしていますが、ここは平穏ですね。何よりです。


　・LCGF618号 3か月運用型　57万円

　　予定利率：5%
　　期間：3ヶ月
　　貸付総額：1,500万円（案件単独）
　　担保：釧路市の複合商業施設の不動産信託受益権に対し、第二順位の質権を設定
　　　　　評価額11.4億円
　　　　　LCホールディングス社による連帯保証付き
　　LTV：97%

　　


　釧路市の複合商業施設を担保とする案件です。
　貸付総額は1,500万円ですが、これは案件単独の価格。実際はメザニンローン3.45億円のなかの一部です。
　そのため、LTVの計算はシニア＋メザニンローンの合計である11.03億円を、担保案件の評価額である11.4億
　円で割って求めています。

　LTVだけを見ると余裕はありませんが、実際はLCホールディングスの連帯保証が付いている案件ですので
　LCHDの社債のようなもの、という見方もできるでしょう。
　LCレンディングにおいてはお勧めのファンドです。

　今回は私の投資案件の中で、釧路市商業施設への投資金額が少なかった（30万円弱）であることから、バラ
　ンスを取るためにこの案件を選んで投資しました。


　今後LCホールディングスは、こういった複合商業施設の運営からは離れ、メディカル関連に軸足を移して
　いくことを発表しています。
　詳細は下記のIR情報に紹介されています。

　　・中期経営計画策定に関するお知らせ　（LCHD）


　今後2020年3月までに12の医療機関を継承し、300億円のオフバランス（貸借対照表に計上されない状態に
　すること）を検討しているとのこと。
　（近年オフバランス化は厳格な運用が求められているので、単にSPCを設定するのではなく、継承した医療
　　機関を適切に運用して、LCHDの外部向けにEXITする予定なのではないかと思います）

　これについては「がんばってください、期待しています」というくらいの感想ですが、LCレンディングに投
　資しているソーシャルレンディング投資家に影響がありそうなのは、以下の部分です。

当社グループが保有する物流・商業施設不動産の物件売却につきましては、既に本事業年度には、米国子会社が保有していた11物件中7物件は既に売却が完了しており、残存する物件も本事業年度中に売却される予定です。
また、当社が保有する倉庫は6月下旬に売却が予定されております。本事業年度中にほぼ全ての物流・商業施設不動産の売却を完了する予定です。
　（上記　中期経営計画から引用）

　この計画通りであれば、2020年3月までにLCレンディングの案件から複合商業施設や物流施設、米国不動産
　案件が消えるということになります。

　その後はメディカル案件にLCHDの連帯保証を付与していくことになるのか、それとも連帯保証のある案件
　がなくなってしまうのか。
　LCレンディングにおける案件募集がなくなってしまうという、最悪のシナリオもあります。

　投資家としてはできれば連帯保証付き案件を継続してもらいたいところですが、さてどうなるか。
　LCレンディング投資家としては、今後気を付けていくべき内容だと思います。


　もう一つの話題は、新しい不動産投資型クラウドファンディング「Jointo α」です。
　一部上場で歴史のある不動産事業者である「穴吹興産」が運営するクラウドファンディングということで、
　個人的にはかなり注目していました。

　先日、第2回案件があったので投資を行おうとしたのですが、別件で少し体が空かず。
　数十分後に投資してみましたが、すでにこんな状況でした。

　　


　まさかの数十分で蒸発。
　一応キャンセル待ちには申し込みましたが、あまり期待しない方がよさそうです。
　それにしてもまさかここまで人気が出ているとは。「堅い事業母体が行う不動産投資型クラウドファンディ
　ング」というのは、もしかしたら私が考えている以上に人気が高いのかもしれません。


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