パワポ作りが楽になるショートカットキー

みなさん、ショートカットキーってご存じですか？ショートカットキーとは、通常マウスを使ってボタンを押したり、何かを選択したりする操作を簡単にキーボードで実行できる機能です。普通は、何かのキーと何かのキーを同時に押すなどの操作がショートカットキーになります。

今回は、パワポ作りでよく使うショートカットキーを紹介します。一般的によく使われているものから、あまり知られていない？ようなものまで！ショートカットキーを使うのに慣れてくると、マウスに手を伸ばす頻度が少なくなり、ラクにパワポが作れるようになります。

これでパワポ作りが段違いにラクになる！

最もたくさん使うショートカットキー「元に戻す」

この記事を読んでいただいている方の中に「元に戻す」機能を使ったことが無い方は居ないんじゃないかと思います。それだけ、有名でかつ便利な機能ですよね。元に戻す機能はアンドゥ機能とも呼ばれ、直前に行った操作を無かったことにできる機能です。「間違えて書いてた文章を消しちゃった…！」→元に戻す。「画像の位置を変えてみたけど、イマイチだな…。」→元に戻す。こういう感じでガンガン使う機能ですよね。もし、今この機能がなくなったらと思うとぞっとします((((；ﾟДﾟ))))
さて、これだけ有名で便利な機能なので、ショートカットキーをご存知の方も多いと思います。元に戻すのショートカットキーは、Ctrl + z です。

Ctrlというのは「コントロールキー」のことで、キーボードでは、一番下の列の左右にあります。この記事をパソコンで見て頂いている方は、キーボードを見てみて下さい。左側のCtrlキーとzキー、非常に近いところにありませんか？やはり、よく使うショートカットキーなので押しやすい設計になっているんだと思います。zは特に何かの頭文字というわけでもないですし。
さて、これであなたはわざわざマウスを持って、マウスカーソルを画面の左上にもっていくという面倒な操作をしなくても、元に戻すを行えるようになりましたね！元に戻すための矢印アイコンは、遠い場所にあって面倒くさいですよね。この「元に戻す（Ctrl + z）」を知っているだけでも作業効率はかなり良くなります。

こまめにしよう「上書き保存」

「保存してますか？」パワポに限らずパソコンで何かを作っているときには、”保存”という操作が非常に大切です。ワードで文章を作っているときも、エクセルでリストをまとめているときも、不意にソフトが終了してしまったら大変です。実際、パソコンがフリーズしたり電源が落ちたりして作ったものがパーになった経験をお持ちの方は多いと思います（Windowsが勝手に更新を始めて…なんてこともありますね（笑））。そんな事故に対応するためにこまめに保存しましょう！保存をするためのショートカットキーもちゃんと用意されてますので。

保存をするときは、Ctrl + s です。sはSave（”保存”という意味の英単語）の頭文字なので覚えやすいですね。ちなみに、このショートカットキーで行われる操作は実際には「上書き保存」です。上書き保存とは、既に保存してあるものに上書きして保存するという文字通りの意味です。つまり、この操作を100回行っても、100個のファイルが作られるわけではないということです。このCtrlキーとsキーも近い位置にあるので、簡単に押せると思います。パワポを作りながら、たまにCtrl + sを押すという習慣をつけておくと、作ったものがパーになることは格段に減ると思います。

切って増やして貼り付けて。「切り取り」「コピー」「貼り付け」

パワポを作っていて、「この画像をもう一つ置きたいな」とか、「この画像は別のスライドに移動させよう」とか、「この画像は一旦消して、あとでまた置こうかな」なんてことがあると思います。そんなときに便利な機能が、「切り取り」「コピー」「貼り付け」です。もちろん、ショートカットキーも用意されています。「切り取り」とは、文字や画像を”一旦消す”操作です。一旦消した文字や画像は”クリップボード”というところに置かれて、後で再利用できるようになります。「コピー」も同じように、再利用できるようにクリップボードに置く操作ですが、切り取りと違って”一旦消す”ということをしません。

「貼り付け」は、クリップボードにあるものを貼り付ける操作です。基本的に、切り取りかコピーを行った後、それを貼り付けるために行います。クリップボードから貼り付けても、クリップボードの中身は消えません。なので、好きなだけ貼り付けることができます。クリップボードの中身は、再び何かが切り取りかコピーされると上書きされます。この点に少し注意が必要です。

さて、ではそれぞれのショートカットキーを紹介します。
「切り取り」は、Ctrl + x です。利用頻度の高さからか、Ctrlキーに近いｘキーとセットになっています。

「コピー」は、 Ctrl + c です。これは、Copy（複写という意味の英単語）の頭文字ということで間違いないでしょう！でも、押しやすい位置のcキーとセットになっています。

「貼り付け」は、Ctrl + vです。これも利用頻度が高いからなのか、Ctrlキーに近い位置にあるvキーとセットになっています。

なんといっても作業の効率化

ショートカットキーを利用する目的としては、なんといっても作業の効率化です。他にも、手が疲れないとか、マウスが要らないとか理由はありますが（変な配置で逆に手が疲れるショートカットキーもあったりするので、なんとも言えませんね（笑））。例えば、コピーを行う場合。マウスを使う操作では、右クリックしてメニューを表示して、コピーと書いてる場所までマウスカーソルを移動させて、クリックする。という長い操作になりますが、ショートカットキーを用いればCtrl + cを押すだけです。一回だけなら、マウスでもキーボードでも大差ないですが、これがパワポを作っていく中で数十回、数百回やることになると考えると、効率的なのは一目瞭然ですよね。時間や体力をムダにしないためにも、ショートカットキーを用いた操作に慣れておくのをおすすめします。

まとめ

操作	ショートカットキー	意味
元に戻す	Ctrl ＋ Z	直前の操作を取り消します。
上書き保存	Ctrl ＋ S	上書き保存します。
切り取り	Ctrl ＋ X	文字や図をクリップボードに切り取ります。
コピー	Ctrl ＋ C	文字や図をクリップボードにコピーします。
貼り付け	Ctrl ＋ V	クリップボードから貼り付けます。