2013年12月10日
みなさん、パワポのレイアウトって得意ですか?配置という意味の英単語で、パワポでは文字や図形,グラフなどをどのように配置するかということですよね。まぁ、日々デザインのセンスを磨いている人でないとなかなか「得意です!」とは言えないと思います。でも安心して下さい。パワーポイントにはレイアウトの見本が最初から用意されているんです。
簡単なレイアウトはパワポにお任せ
パワーポイントを立ち上げて新規作成すると、まず始めに「タイトルを入力」と書かれたスライドが用意されています。実はこのスライドもパワーポイントで用意されているレイアウトの一つです。
また、新しいスライドを追加すると、「タイトルを入力」と「・テキストを入力」と書かれたスライドが用意されます。これもレイアウトの一つです。このように、パワーポイントに標準で用意されているレイアウトは非常に基本的なものです。しっかりとスライドをデザインしたい人にとっては物足りないかもしれませんが、とりあえずプレゼンをするためのスライドを作りたいという人にとっては便利な機能です。
それでは、使い方を見て行きましょう!
1. 「レイアウト」を選択
2. 好きなレイアウトを選択
これだけです。また、新しいスライドを追加するのと同時にレイアウトも決めてしまいたいという場合は、「新しいスライド」ボタンの下の方をクリックすると、上図の同じような画面で選択することができます。それでは、それぞれのレイアウトがどのように使えるのかをご紹介します。
各レイアウトの使い方
まずレイアウトの基本的な知識として、「レイアウトの種類は、デザインテーマに依存する」というのがあります。デザインテーマというのは、パワーポイントの機能でフォントやスライドの背景を一括して設定できる機能のことです。
今回は、最も一般的なOfficeテーマというデザインテーマ(特に飾りのない真っ白なテーマのことです)のレイアウトからご紹介します。
・タイトルスライド
新規作成すると1枚めに挿入されるスライドのレイアウトです。タイトルとサブタイトルを入力する場所があります。用途は名の通りタイトルに使うのが一番でしょう!
・タイトルとコンテンツ
タイトルとコンテンツを入力する場所があるシンプルなレイアウトです。タイトルスライドから新しいスライドを追加すると、このレイアウトのスライドが作られます。このコンテンツと呼ばれている場所には、このようなボタンが用意されています。
この場所は、プレースホルダーと呼ばれ、純粋にテキストを入力するだけでなく、表や画像,グラフなどをワンクリックで挿入できるようになっています。ちなみに、このプレースホルダーにテキストを入力すると、デフォルトでは自動的に箇条書きになります。
・セクション見出し
タイトルスライドと似ていますが、このレイアウトはどちらかと言うとパワポの途中にくるスライドに設定します。セクション(区分)を改めて示すときに用います。
・2つのコンテンツ
タイトル1つにプレースホルダーが2つというレイアウトです。1つのスライドで2つの項目を合わせて紹介したいときに使えそうなレイアウトです。書くことが多くなりすぎて、ごちゃごちゃしないように注意が必要です。単純に2つのものを比較するときに使えるかな〜と思いましたが、比較するレイアウトは別にありました。
・比較
それがこの比較というレイアウトです。1つのタイトルに2つのテキストとプレースホルダーがあります。「2つのコンテンツ」と違いそれぞれのコンテンツの名前などを表示できる領域があるので、それこそ何かを比較するのに最適では無いでしょうか。
・タイトルのみ
タイトルを入力する以外何もないスライドです。言い換えれば、タイトル以外は自由なレイアウトで作成できるという意味ですね。「タイトルは表示したいけど、それ以外は作り込みたい!」なんて場合に重宝します。
・白紙
0個のタイトルと0個のプレースホルダーがあるこのレイアウト。言い換えれば何もありません。このレイアウトの特徴はなんといっても自由度!です。もはやレイアウトとは呼べないですが、実は既存のレイアウトが鬱陶しいときに役に立ちます(笑)
・タイトル付きのコンテンツ
タイトルとテキスト、それにプレースホルダーがあるレイアウトです。「右側にグラフを置いて、左側にその説明を」みたいな使い方が出来そうです。このあたりから少し特徴的なレイアウトになってきます。
・タイトル付きの図
「タイトル付きのコンテンツ」と同じような配置ですが、右側に追加できるのが図限定になっています。下位互換に感じますが、同じように図を説明するスライドになりそうです。
・タイトルと縦書きテキスト
横書きのタイトルと縦書きのテキストを挿入できるレイアウトです。若干謎です。年表のようなものを作る場合や、和文を演出したいときに活用できるでしょうか。
・縦書きタイトルと縦書きテキスト
縦書きのタイトルと縦書きのテキストを挿入できるレイアウトです。縦書き文書に特化しているので、和文を扱いたいときに使えそうです。ごく一般的なパワポを作成する場合にはあまり使わないと思います。
ちょっとした注意
先ほども書きましたが、レイアウトはデザインテーマに依存します。デザインテーマの中には、他のテーマにないレイアウトが使えるものもあります。レイアウトを完璧に決めてから、デザインテーマを変えようとすると、配置やフォントの色などに悪影響をおよぼす場合があるのでご注意を!デザインテーマを設定する場合は、レイアウトを整える前にしましょう!
Officeテーマに無いレイアウトを使った場合こんな感じに…。
個人的によく使うレイアウト
個人的によく使うレイアウトは、タイトルのみと白紙です。このレイアウト機能、ある程度自分でレイアウトを決められるようになってくると、逆に鬱陶しくなってきます。そんな中、タイトルだけは統一した場所に置きたい場合が多いので、「タイトルのみ」をよく使用します。「白紙」はもってのほか。今となっては、白紙からスライドを作り始めることが多いです。
まとめ
・レイアウトの入門!パワ―ポイントのレイアウト機能
パワポのレイアウトを決めるというのは、簡単なものではありません。そんな中、自分の表現したいイメージにあうレイアウトをレイアウト機能を使って探せるので、便利です。タイトルだけを入力するものや、2つのコンテンツを比較するものまで揃ってます。注意する点は、デザインテーマに依存するという点ですかね。
・あくまで入門編。スキルアップとともに「白紙」へ
このレイアウト機能はあくまで入門編の立ち位置です。逆に言えば、このレイアウト機能に縛られすぎてしまうのも良くありません。自分で表現できる幅が広がってきたら「白紙」を選ぶことをおすすめします。
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