スライド一枚一枚にページ番号やコピーライトを自分で入れていく作業をしている人いませんか？スライドの枚数が少なければ、自分で入れるのも苦ではありませんが、10枚20枚とスライドが増えていくと一枚一枚に入力していくのは大変です。シンプルなパワポを目指す場合、ページ番号などの情報はノイズになりますが、それでも記載しなければならない場合があります。特に、会社のプレゼンで使う場合はコピーライトの記述が必要になってくることが多いと思います。そんな時に役に立つスライドに日付やページ番号、コピーライトなどを入れる方法をご紹介します。

「ヘッダーとフッター」ボタン

日付もページ番号もコピーライトも、入れるときには同じボタンから始まります。それが、「挿入」タブの「ヘッダーとフッター」ボタン。

ヘッダーとは、ページ上部に付加する情報のこと。フッターとは、ページ下部に付加する情報のことです。Wordなどを使っていると、ページごとにヘッダーとフッターがはっきりしているので意識することも多いと思いますが、パワーポイントにもちゃんと用意されています。といっても、パワーポイントではヘッダーとフッターについて明確に分けられている感じはありません。パワーポイントでは、スライドの本文より外側にある情報という見方でいいでしょう。
この「ヘッダーとフッター」ボタンから、日付、ページ番号、コピーライトなどの記述を行うことができます。

日付を入れる

まずは、日付の入れ方から。「ヘッダーとフッター」ボタンを押すと出てくるウィンドウに□日付と時刻というチェックボックスがあるので、そこにチェックを入れます。これで、デフォルトのレイアウトではページの左下に日付が表示されます。

ちなみに、◯自動更新と◯固定という２つの項目がありますね。上の自動更新にすると、その名の通り、パワポを開いた時の日付に自動的に更新されます。パワポの発表日、公演日として日付を記載する場合はこの自動更新を選択しておきましょう。

下の固定にすると、記載した日付がそのまま固定されます。なので、いつパワポを開いても最初に書いた日付が表示されることになります。パワポを作成した日時を記載したい場合や、始めから発表日、公演日が決まっている場合は固定を選択するといいでしょう。

ページ番号を入れる

次にページ番号を入れる方法です。同じく「ヘッダーとフッター」ボタンから、□スライド番号にチェックを入れます。スライド番号は、チェックするだけで、自動的に１枚目のスライドからカウントされます。デフォルトのレイアウトでは、スライドの右下にページ番号が表示されます。スライドのページ番号は自動的にカウントされるのですが、例えば１枚のスライドを非表示スライドにしてもページ数のカウントは変わらないのでご注意を！

コピーライト（フッター）を入れる

最後はコピーライトを入れる方法。同じように「ヘッダーとフッター」ボタンから□フッターにチェックを入れます。あとは、その下にあるテキストボックスにコピーライトや会社名などの文字列を打ち込みましょう。デフォルトのレイアウトでは、スライドの真ん中下部に表示されます。

「適用」と「全てに適用」

「ヘッダーとフッター」のウィンドウには、「適用」と「すべてに適用」と「キャンセル」の３つのボタンが用意されています。キャンセルはそのままキャンセルなので置いておいて。「適用」と「すべてに適用」という２つの選択肢があることになります。
「適用」ボタンを押すと、今編集しているスライド１枚にだけページ番号やコピーライトの情報などが反映されます。対して「すべてに適用」ボタンは、全てのスライドに反映されます。基本的には、この「すべてに適用」を使うことになるかと思います。

「適用」ボタンの使い方ですが、例えば１枚だけフッターの情報の載せたくないスライドがあったとします。そんな時、まずはじめに「すべてに適用」で全てのスライドにフッターを反映させた後、そのスライドで再度「ヘッダーとフッター」の設定を開き、フッターなどのチェックを外して「適用」ボタンを押すと１枚だけフッターがないスライドを作ることが出来ます。

まとめ

・日付もページ番号もコピーライトも「ヘッダーとフッター」から
今回紹介した内容は全て「ヘッダーとフッター」ボタンから行えます。ページ番号など特に自分で入力するのが面倒くさいような項目も簡単に設定することができます。
・ページ番号は要注意
ページ番号に関しては、基本的に自動的に番号が振られるので、例えば非表示スライドを作ると、実際に表示するときにはページ番号がずれているように見えてしまうので注意しましょう。