2012年08月05日
人の死というもの。後編
その後はそのおじさんやトキ、トキの長女(姉)は会計関係の仕事に入ってました。
ラオウの長女、トキの長男(俺)と義兄、ジャギの長女の4人で本格的に飲み始め、いろんな世間話に入りました。最近再びマイブームの麦焼酎に梅干し入れたやつみんな飲みました。仕事の話とか苦労話とかが中心でした。ラオウの長女は高校教師です。なかなか厳しそうな先生です。たぶん基本ドSな人です。言葉の端々から感じます。彼女は38歳独身です。その辺を店での1次会(という言い方はおかしいのかな?)でもちょっと周りにつつかれてました。
〜1次会の会話〜
義兄「ラオウ長女ちゃんって、好みの男性のタイプはどんなタイプなの?」
ラオウ長女「やっぱりね、好みの生徒は先生にもあって……掃除がちゃんとできて……」
俺「いえ、好みの生徒のタイプは聞いてませんから!巧みにかわそうとか思ってません?」その場におじさん方もいます。ニヤニヤです。
近くにいたジャギの次女(独身)も同じようにイジってました。
その子は「葬儀屋のあの人みたいな……」って応えてました。
「うん。ちゃんと見る目ある」とか自分の立場を棚にあげて誉めてました。
「30過ぎたからってね、焦って結婚とかしたら、逆に俺みたいに遠回りすることになるしね」
一同「がっはっは」
〜2次会の会話〜
義兄「ラオウ長女ちゃんって、ほんとはいい人いるんじゃないの?」
ラオウ長女「いや〜、先生たちとよく飲みに行くだけで……」でも、何かツッコんで欲しそうな言い方と表情。
俺「いろいろ知らぬは親ばかりなりですからね」
義兄「ほんとはどういうタイプが好みなの?」
俺「さっきみたいなごまかしききませんよ。ここだけの話ですし。みんな寝てますし」その部屋にいたのはもう3人になってました。
ラオウ長女「え〜、やっぱり頭がいい人がいいかな……。とかきっちりしてる人。生徒でも、提出物の期限をちゃんと守る子とかって少なくて……」またそっち方面に持っていく。
俺「生徒の話はいいです。大人になったらまた違うでしょう」
ラオウ長女「え〜、でも、だいたいはそういう子がちゃんとした大人になるっていうか」
義兄「いや、そういうわけじゃないでしょ。むしろ昔やんちゃとかしてた方が、大人になってちゃんとしてたり」
いろいろしつこく食い下がったのは、ラオウ長女がまんざら悪い気はしないみたいな表情してたからです。その辺もツッコんでました。俺も義兄もそれ感じてました。
そうした中、ラオウがトイレに行くためにその場を通り過ぎて行きました。
「○△×□※」小さい声でもありますし、みんなには何を言ったのか聞き取れませんでした。
でも、様子からして明らかラオウは怒ってます。
俺「えっ、ひょっとして何か俺達にも怒ってます?」
ラオウ長女「なんか、そんな感じだね」
俺「ひょっとしてですけど、俺達の会話がラオウには自分のことを笑ってるみたいに聞こえてるんですかね?」
義兄「そういう可能性もありうるね。ほんとみんな疲れてるし神経だけも高ぶってるし、話を聞いてるとラオウにとって頭が混乱する要素はたくさんあるよ」
――――――3人は動き始めました。まずはラオウの長女が誤解を解こうと話を始めました。
「お母さん、何でそんなに怒っとると?」から始まって、いろいろ話を聞いてみてました。でも、相当頭は混乱してるみたいです。(・ω・`lll)
なんとなく話を総合すると、自分を置いてけぼりにして旦那や娘がそれぞれの天敵の味方をしたみたいに感じたみたいです。天敵は自らの妹、そして息子の嫁です。なんだかすべてが敵みたいに思えてしまったんでしょう。
その話を傍らで聞いていたおじさんがまた怒り始めました。
「お前がすべての元凶じゃっかい! それば直さんと結局一緒のことぞ!」相当な剣幕です。その辺で雑魚寝してた人もみんな起き出しました。俺はこのおじさんが怒ってるの初めて見ました。Σ(°д°lll)ガーン
「もう、俺はお前がそぎゃんなら一緒におれん!」立ち上がって、また出て行く恰好です。この段階に至っては、もう傍観者として見てるわけにはいかなくなりました。多分に家族の関係性のこととはいえ。
「おじさん、待ってください」さすがに立ち塞がりました。
「止めてくるんな。りゅうき君、もうよかと」
「とにかく、留まってください」もう、俺は自然に泣いてました。涙こぼれていました。(T▽T)悲しかったんです。小さい頃からずっと優しいおじさんおばさんでした。その二人がこんな場面で争うの嫌でした。自分の離婚とリンクしたのもあったかもしれません。嫁姑関係で、せっかく元鞘におさまりつつある、いとこ夫婦の関係がこじれてしまうのも嫌でした。
なんとか、おじさんは留まってくれました。もうこうなったら後は今までの二人の関係性と時間が解決してくれるんじゃないかと考えました。
その後、状況は落ち着いてラオウの長女とサシで飲みました。彼女も相当な酒豪です。結構飲んでも正体は失いません。たぶん俺と同程度ぐらい飲めるのはこの親戚関係の中でもこの人だけかもしれません。この人と俺は、性格的に結構似ていると姉に言われてます。ん?じゃあ俺もSってこと???
「いや、あんねぇ。結構あの夫婦もああいう喧嘩あっとたい。わたしも苦労しとるんよ」
「それは、初めて知りました。二人とも優しいので。俺からしたらラオウおばちゃんのああいう姿も初めて知りました」
「カーっときたらああいう感じになるっとたい」なんかこの人もすごく疲れてます。(´Д⊂
その後、まだ一人でひたすら飲んでたら、やや落ち着いたラオウおばちゃんが来ました。表情は疲れ切ってます。ずっと介護していた母を亡くした悲しみと、葬儀の段取りの疲れと、さらに嫁姑関係のトラブル、姉妹トラブル、その上に、そう見えてしまった旦那・娘とのトラブル。
これは後で知ったことなんですが、おばさんもその後家を飛び出し、星空を眺めながら「お母ちゃん、わたしもすぐに側に行く」って言ってたみたいです。
ラオウおばさんともいろいろ話ました。
「でも、僕はおばさんとケンシロウが楽しくかけあってるのを子供の時から見てますんで、このままっていうのは辛いです。せっかくの姉妹じゃないですか。相手がちょっと譲歩してきてるわけですから、許してあげたらどうですか? 」とか言いました。でしゃばり過ぎたかもしれません。
もうみんな、様々な感情が錯綜して混乱してます。冷静じゃありません。冷静ではいられません。人の死というもの、それにより新たな人間関係ができたり、人間関係が壊れたり……。
結局祖母は遺言状も残さないまま亡くなりました。この兄弟姉妹関係、いったいどうなるのか? 関係は相当複雑です。今回のお話、登場人物の数も多くなりました。北斗の拳の兄弟の関係のこととか、読んだことない人には伝わりにくかったかもしれません。
これは、後で聞いた話ですが、俺と義兄がラオウ長女を冷かしてる時、実はみんな聞いてたみたいです。母なんかは「あぎゃんこつしとったら、ラオウ長女が腹立て始めるんじゃないかハラハラしとった」って言ってました。姉は「3人とも声がでかい。それにみんな声がよく通るし……」二人とも隣の部屋にいました。
俺はこのブログで何回か書きましたが、地響きするような声、義兄も低い声だからよく聞こえます。(スーパーウーファー2台)ラオウ長女は教師、声が通るはずです。その3人が飲んでるわけです。……よく考えたら、そりゃ聞こえるわな。でも、みんな実は興味津々だったんじゃないのぉ?(;^ω^A
P.S.
今このブログを書いている瞬間にも事件が起こりました。まったく別件なんですが・・・・・・。うちの家の庭の木に、ハトが巣をつくってました。その巣をヘビが狙いました。見ると、もうすでに雛の一匹はやられました。自然は残酷です。親鳥も守ろうとしてますが、なかなか相手が手ごわいみたいです。
「ダメだ。もう一匹もやられる」
「うわっ」(◎皿◎)ナンデスト!!
もう自然の摂理だけに任せてられなくなりました。義兄と二人でヘビを追い払おうとしました。追い払おうとしてる間にも、ヘビはもう一匹をくわえたみたいです。こちらからは見えませんでした。なんとかくわえてるのは落とさせました。雛救出劇。その雛を巣に戻して一応一件落着。でも、やっぱり怪我はしてます。果たして無事生きられるかどうか。今見ると、親鳥も戻ってきました。
大自然、ただひたすらの大自然。自然の残酷さ。人間が手を出すことではないのかもしれない。
でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
マジで「事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてんだ」
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ラオウの長女、トキの長男(俺)と義兄、ジャギの長女の4人で本格的に飲み始め、いろんな世間話に入りました。最近再びマイブームの麦焼酎に梅干し入れたやつみんな飲みました。仕事の話とか苦労話とかが中心でした。ラオウの長女は高校教師です。なかなか厳しそうな先生です。たぶん基本ドSな人です。言葉の端々から感じます。彼女は38歳独身です。その辺を店での1次会(という言い方はおかしいのかな?)でもちょっと周りにつつかれてました。
〜1次会の会話〜
義兄「ラオウ長女ちゃんって、好みの男性のタイプはどんなタイプなの?」
ラオウ長女「やっぱりね、好みの生徒は先生にもあって……掃除がちゃんとできて……」
俺「いえ、好みの生徒のタイプは聞いてませんから!巧みにかわそうとか思ってません?」その場におじさん方もいます。ニヤニヤです。
近くにいたジャギの次女(独身)も同じようにイジってました。
その子は「葬儀屋のあの人みたいな……」って応えてました。
「うん。ちゃんと見る目ある」とか自分の立場を棚にあげて誉めてました。
「30過ぎたからってね、焦って結婚とかしたら、逆に俺みたいに遠回りすることになるしね」
一同「がっはっは」
〜2次会の会話〜
義兄「ラオウ長女ちゃんって、ほんとはいい人いるんじゃないの?」
ラオウ長女「いや〜、先生たちとよく飲みに行くだけで……」でも、何かツッコんで欲しそうな言い方と表情。
俺「いろいろ知らぬは親ばかりなりですからね」
義兄「ほんとはどういうタイプが好みなの?」
俺「さっきみたいなごまかしききませんよ。ここだけの話ですし。みんな寝てますし」その部屋にいたのはもう3人になってました。
ラオウ長女「え〜、やっぱり頭がいい人がいいかな……。とかきっちりしてる人。生徒でも、提出物の期限をちゃんと守る子とかって少なくて……」またそっち方面に持っていく。
俺「生徒の話はいいです。大人になったらまた違うでしょう」
ラオウ長女「え〜、でも、だいたいはそういう子がちゃんとした大人になるっていうか」
義兄「いや、そういうわけじゃないでしょ。むしろ昔やんちゃとかしてた方が、大人になってちゃんとしてたり」
いろいろしつこく食い下がったのは、ラオウ長女がまんざら悪い気はしないみたいな表情してたからです。その辺もツッコんでました。俺も義兄もそれ感じてました。
そうした中、ラオウがトイレに行くためにその場を通り過ぎて行きました。
「○△×□※」小さい声でもありますし、みんなには何を言ったのか聞き取れませんでした。
でも、様子からして明らかラオウは怒ってます。
俺「えっ、ひょっとして何か俺達にも怒ってます?」
ラオウ長女「なんか、そんな感じだね」
俺「ひょっとしてですけど、俺達の会話がラオウには自分のことを笑ってるみたいに聞こえてるんですかね?」
義兄「そういう可能性もありうるね。ほんとみんな疲れてるし神経だけも高ぶってるし、話を聞いてるとラオウにとって頭が混乱する要素はたくさんあるよ」
――――――3人は動き始めました。まずはラオウの長女が誤解を解こうと話を始めました。
「お母さん、何でそんなに怒っとると?」から始まって、いろいろ話を聞いてみてました。でも、相当頭は混乱してるみたいです。(・ω・`lll)
なんとなく話を総合すると、自分を置いてけぼりにして旦那や娘がそれぞれの天敵の味方をしたみたいに感じたみたいです。天敵は自らの妹、そして息子の嫁です。なんだかすべてが敵みたいに思えてしまったんでしょう。
その話を傍らで聞いていたおじさんがまた怒り始めました。
「お前がすべての元凶じゃっかい! それば直さんと結局一緒のことぞ!」相当な剣幕です。その辺で雑魚寝してた人もみんな起き出しました。俺はこのおじさんが怒ってるの初めて見ました。Σ(°д°lll)ガーン
「もう、俺はお前がそぎゃんなら一緒におれん!」立ち上がって、また出て行く恰好です。この段階に至っては、もう傍観者として見てるわけにはいかなくなりました。多分に家族の関係性のこととはいえ。
「おじさん、待ってください」さすがに立ち塞がりました。
「止めてくるんな。りゅうき君、もうよかと」
「とにかく、留まってください」もう、俺は自然に泣いてました。涙こぼれていました。(T▽T)悲しかったんです。小さい頃からずっと優しいおじさんおばさんでした。その二人がこんな場面で争うの嫌でした。自分の離婚とリンクしたのもあったかもしれません。嫁姑関係で、せっかく元鞘におさまりつつある、いとこ夫婦の関係がこじれてしまうのも嫌でした。
なんとか、おじさんは留まってくれました。もうこうなったら後は今までの二人の関係性と時間が解決してくれるんじゃないかと考えました。
その後、状況は落ち着いてラオウの長女とサシで飲みました。彼女も相当な酒豪です。結構飲んでも正体は失いません。たぶん俺と同程度ぐらい飲めるのはこの親戚関係の中でもこの人だけかもしれません。この人と俺は、性格的に結構似ていると姉に言われてます。ん?じゃあ俺もSってこと???
「いや、あんねぇ。結構あの夫婦もああいう喧嘩あっとたい。わたしも苦労しとるんよ」
「それは、初めて知りました。二人とも優しいので。俺からしたらラオウおばちゃんのああいう姿も初めて知りました」
「カーっときたらああいう感じになるっとたい」なんかこの人もすごく疲れてます。(´Д⊂
その後、まだ一人でひたすら飲んでたら、やや落ち着いたラオウおばちゃんが来ました。表情は疲れ切ってます。ずっと介護していた母を亡くした悲しみと、葬儀の段取りの疲れと、さらに嫁姑関係のトラブル、姉妹トラブル、その上に、そう見えてしまった旦那・娘とのトラブル。
これは後で知ったことなんですが、おばさんもその後家を飛び出し、星空を眺めながら「お母ちゃん、わたしもすぐに側に行く」って言ってたみたいです。
ラオウおばさんともいろいろ話ました。
「でも、僕はおばさんとケンシロウが楽しくかけあってるのを子供の時から見てますんで、このままっていうのは辛いです。せっかくの姉妹じゃないですか。相手がちょっと譲歩してきてるわけですから、許してあげたらどうですか? 」とか言いました。でしゃばり過ぎたかもしれません。
もうみんな、様々な感情が錯綜して混乱してます。冷静じゃありません。冷静ではいられません。人の死というもの、それにより新たな人間関係ができたり、人間関係が壊れたり……。
結局祖母は遺言状も残さないまま亡くなりました。この兄弟姉妹関係、いったいどうなるのか? 関係は相当複雑です。今回のお話、登場人物の数も多くなりました。北斗の拳の兄弟の関係のこととか、読んだことない人には伝わりにくかったかもしれません。
これは、後で聞いた話ですが、俺と義兄がラオウ長女を冷かしてる時、実はみんな聞いてたみたいです。母なんかは「あぎゃんこつしとったら、ラオウ長女が腹立て始めるんじゃないかハラハラしとった」って言ってました。姉は「3人とも声がでかい。それにみんな声がよく通るし……」二人とも隣の部屋にいました。
俺はこのブログで何回か書きましたが、地響きするような声、義兄も低い声だからよく聞こえます。(スーパーウーファー2台)ラオウ長女は教師、声が通るはずです。その3人が飲んでるわけです。……よく考えたら、そりゃ聞こえるわな。でも、みんな実は興味津々だったんじゃないのぉ?(;^ω^A
P.S.
今このブログを書いている瞬間にも事件が起こりました。まったく別件なんですが・・・・・・。うちの家の庭の木に、ハトが巣をつくってました。その巣をヘビが狙いました。見ると、もうすでに雛の一匹はやられました。自然は残酷です。親鳥も守ろうとしてますが、なかなか相手が手ごわいみたいです。
「ダメだ。もう一匹もやられる」
「うわっ」(◎皿◎)ナンデスト!!
もう自然の摂理だけに任せてられなくなりました。義兄と二人でヘビを追い払おうとしました。追い払おうとしてる間にも、ヘビはもう一匹をくわえたみたいです。こちらからは見えませんでした。なんとかくわえてるのは落とさせました。雛救出劇。その雛を巣に戻して一応一件落着。でも、やっぱり怪我はしてます。果たして無事生きられるかどうか。今見ると、親鳥も戻ってきました。
大自然、ただひたすらの大自然。自然の残酷さ。人間が手を出すことではないのかもしれない。
でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
マジで「事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてんだ」
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