2012年07月20日
公務員になりたい人へ1
自分が公務員を辞めていて、このブログでもその苦労話をちょっと触れている立場で、こういうテーマで話すのはふさわしくないかもしれない。けど、もののついでに書いてみようと思った。
「それでも公務員になりたい」って思う方はいると思うし、向いている人には悪い業界ではないと思うから。
特に女性の就職先としては結構理想的だと思う。そうあるべきだが、ほんとにこの業界は性別による差別がないし、産休や育休は取りやすく、それで事実上仕事を辞めなきゃいけないなんてことにはならない。
本当に女の人が生き生きと働いている。管理職への登用も、能力があれば積極的になされる。たまにセクハラ親父はいるが、組織としてこういうことには厳しい。
※あくまで、地方公務員の話です。国のことはあまり知りません。
まず、やはり公務員になるには、試験に合格しないといけません。よく議員のコネとかいう話をきいたことがある人がいると思いますが、今の50代ぐらいの人たちの話でしょう。その時代の人でも一部です。もう、今こんな話は聞きません。
この試験ですが、難易度的にはそう難しくはないです。ただ、とにかく幅が広い。広すぎる。自治体によっても違うし、職種によってその科目は違うので一般化できませんが、政治学行政学憲法民法刑法労働法経済学財政学社会政策国際関係等です。専門科目だけでこれだけあります。一般教養では文章理解数的処理自然科学人文科学の分野からちょこちょこ出ます。文系でも数学物理化学生物地学等、一応出ます。・・・・・・・ここまでやる必要あるのかよってぐらいです。
配点はそれぞれ小さいので、捨て科目を作ることも必要かもしれません。ただ、ほとんど捨ててしまったらやはり合格できないので悩ましいところです。
同期の人たちの話を聞くと、やはり公務員試験の予備校に行ってた人達ばかりです。入った時点で、その予備校で知り合った友人同士という場合が多くあります。
やはり、予備校に行って効果的に勉強しないと厳しいと思います。一時的とはいえ、一度にそれだけの知識を頭に詰め込んでおくのは至難の技です。
俺は時間もなかったし、独学しましたが、はっきり言ってお勧めしません。最大で一日16時間ほど勉強したんですが、やはり本番で経済学関係の問題がほとんど解けませんでした。たぶん大学での専門とかと無関係な分野のものを理解するのは、人の口から習わないと・・・・・・って思いました。
LECオンライン本校
1次試験がほぼすべてと言っていいと思います。その後落ちる人は少ないです。
グループディスカッション、論文、面接等ありますが、民間の面接を受けたことのある人なら、「ぬるい」としか思わないと思います。圧迫面接なんてありません。行政機関がそんなことできるわけありません。ただ、結構大人数のお偉いさんらしき人たちがずらっと並んでたのは記憶しています。でも、ちょっと失礼な質問すらしないです。
2次以降で落ちる人は少ないので、グループディスカッションで会ったメンバーなんかはほとんど同期になるわけなんですが、「この人、あの場で何か言ったっけ?」って思うような人が合格してたりします。
後で知ることになるんですが、このグループディスカッションをするメンバーの職域は様々です。例えば一級建築士の免許保持者、獣医師等も混じっています。それらの人たち全員で話をできるテーマが設定されているので、テーマも一般的です。
で、合格者たちにちょっと触れますと、様々です。民間企業に勤めていた人、まったくの学生の新卒、卒業後数年プータローしてた人、公務員試験3浪して通った人もいます。
こういう過去のブランクについてはまったくと言っていいほど気にしません。
ただ、民間企業経験者に関しては、入った時からちょっと俸給が上から始まります。その年数分です。
俸給について話しますと、この給与体系、そんなに全国で変わらないとされます。ただ地域によってラスパイレス指数なるものはありますが。
この俸給に従ってしか給料は上がらないので、若い頃はほんとに安いです。同期で、昼食はカロリーメイトだけにしてる人もいましたし、結構年配の職員でも1馬力の人なんかは100円のネクタイを買ってる人もいます。みなさんにどんなイメージ持たれてるかはわかりませんが、部長のお宅とかに呼ばれて行っても、家は質素で大きくはありません。飲みすぎっていう話もあるけど
ただ、公務員の2馬力となると、これはリッチです。公務員同士で結婚するケースはやっぱりあります。・・・・・・・・・ただ離婚することも多いので、人事の人員配置上の悩みでもあるとか。結婚歴として残っていればまだいいんですが、単に昔付き合ってただけという場合、さすがに把握しきれず、そういう関係の人が同じ部署に配属されてしまうこともあったり……。
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「それでも公務員になりたい」って思う方はいると思うし、向いている人には悪い業界ではないと思うから。
特に女性の就職先としては結構理想的だと思う。そうあるべきだが、ほんとにこの業界は性別による差別がないし、産休や育休は取りやすく、それで事実上仕事を辞めなきゃいけないなんてことにはならない。
本当に女の人が生き生きと働いている。管理職への登用も、能力があれば積極的になされる。たまにセクハラ親父はいるが、組織としてこういうことには厳しい。
※あくまで、地方公務員の話です。国のことはあまり知りません。
まず、やはり公務員になるには、試験に合格しないといけません。よく議員のコネとかいう話をきいたことがある人がいると思いますが、今の50代ぐらいの人たちの話でしょう。その時代の人でも一部です。もう、今こんな話は聞きません。
この試験ですが、難易度的にはそう難しくはないです。ただ、とにかく幅が広い。広すぎる。自治体によっても違うし、職種によってその科目は違うので一般化できませんが、政治学行政学憲法民法刑法労働法経済学財政学社会政策国際関係等です。専門科目だけでこれだけあります。一般教養では文章理解数的処理自然科学人文科学の分野からちょこちょこ出ます。文系でも数学物理化学生物地学等、一応出ます。・・・・・・・ここまでやる必要あるのかよってぐらいです。
配点はそれぞれ小さいので、捨て科目を作ることも必要かもしれません。ただ、ほとんど捨ててしまったらやはり合格できないので悩ましいところです。
同期の人たちの話を聞くと、やはり公務員試験の予備校に行ってた人達ばかりです。入った時点で、その予備校で知り合った友人同士という場合が多くあります。
やはり、予備校に行って効果的に勉強しないと厳しいと思います。一時的とはいえ、一度にそれだけの知識を頭に詰め込んでおくのは至難の技です。
俺は時間もなかったし、独学しましたが、はっきり言ってお勧めしません。最大で一日16時間ほど勉強したんですが、やはり本番で経済学関係の問題がほとんど解けませんでした。たぶん大学での専門とかと無関係な分野のものを理解するのは、人の口から習わないと・・・・・・って思いました。
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1次試験がほぼすべてと言っていいと思います。その後落ちる人は少ないです。
グループディスカッション、論文、面接等ありますが、民間の面接を受けたことのある人なら、「ぬるい」としか思わないと思います。圧迫面接なんてありません。行政機関がそんなことできるわけありません。ただ、結構大人数のお偉いさんらしき人たちがずらっと並んでたのは記憶しています。でも、ちょっと失礼な質問すらしないです。
2次以降で落ちる人は少ないので、グループディスカッションで会ったメンバーなんかはほとんど同期になるわけなんですが、「この人、あの場で何か言ったっけ?」って思うような人が合格してたりします。
後で知ることになるんですが、このグループディスカッションをするメンバーの職域は様々です。例えば一級建築士の免許保持者、獣医師等も混じっています。それらの人たち全員で話をできるテーマが設定されているので、テーマも一般的です。
で、合格者たちにちょっと触れますと、様々です。民間企業に勤めていた人、まったくの学生の新卒、卒業後数年プータローしてた人、公務員試験3浪して通った人もいます。
こういう過去のブランクについてはまったくと言っていいほど気にしません。
ただ、民間企業経験者に関しては、入った時からちょっと俸給が上から始まります。その年数分です。
俸給について話しますと、この給与体系、そんなに全国で変わらないとされます。ただ地域によってラスパイレス指数なるものはありますが。
この俸給に従ってしか給料は上がらないので、若い頃はほんとに安いです。同期で、昼食はカロリーメイトだけにしてる人もいましたし、結構年配の職員でも1馬力の人なんかは100円のネクタイを買ってる人もいます。みなさんにどんなイメージ持たれてるかはわかりませんが、部長のお宅とかに呼ばれて行っても、家は質素で大きくはありません。飲みすぎっていう話もあるけど
ただ、公務員の2馬力となると、これはリッチです。公務員同士で結婚するケースはやっぱりあります。・・・・・・・・・ただ離婚することも多いので、人事の人員配置上の悩みでもあるとか。結婚歴として残っていればまだいいんですが、単に昔付き合ってただけという場合、さすがに把握しきれず、そういう関係の人が同じ部署に配属されてしまうこともあったり……。
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