2015年12月08日
78/ 正直に言って『他郷遇故知』のニュアンスが・・・
前回 https://fanblogs.jp/raffles/monthly/201512/ の続き
『他郷遇故知』と書いてくれたKさんが「自分は『客家(はっか)だ』言っていました。
Singaporeを含めマレー半島の華人は客家と言われる人がかなりいます。
http://www.geocities.jp/ninoike2905/er.html
こんなの ↓ もありましたよ(客家料理)
http://12ch.webpro16.com/2015/03/354in.html
自分は横浜とSan Francisco両方のChina Townのすぐ隣で暮らしていたことがありました。自分の素朴な疑問は「華人はなぜこんなに固まって暮らしているんだろう?」 (Pics/ Google)
ある時親しくなった華人のひとりがこう説明してくてました。『他郷遇故知』であったかどうか全く覚えていませんが、やはり何か中国のことわざのようなものをあげて 「異郷(例えば地方から都会、中国から米国)に来て頼れるのはやはり同郷の華人なんだ」さらに「最初の知り合いに別の有力者を紹介してもらって何とか職を見つけるんだ、皆そうやってここに来たんだよ」みたいなことを言いました。これ、実感として良くわかります。San Franciscoには "Japan Center/日本人街” があるんですが、そこと中華街は全く雰囲気違います。Japan Centerのような、何というか、『寄り添って暮らす』というかそのちょっと哀愁(?)を帯びた感じがほとんどないんですね中華街には。端から見ているからかもしれませんが、Little Tokyo(これはLAですが)/Japan Center(SF)がある種日本人のオアシス(避難場所)だとすると、China Townはもう普通の中国です。つまり”面で展開する”という感じですね。中国と全く同じレストラン・漢方薬局・茶房をさっさと作っていくわけです。で、彼らが果たして・・・強靭な精神力を持っているかというと・・・実はそうとも思えないんですよね。信念を持ってやっているというよりは、他に方法が良くわからないから知らないうちにこうなちゃった、、みたいなこと言う友人が結構いたので驚きました。もしかしたら、K さんが書いてくれた『他郷遇故知』には”異郷で大事なのは古い友人を通して人脈を広げなさい”という意味かもしれないとふと思った次第です。
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