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ハードな登山で、もう何も頭が働かない。
歩けど歩けど、集落は見当たらず、山を越え続ける。
日が暮れて来た頃、やっとゲルが点在しているのが確認できる。
あぁ、やっと休めるのか・・・・と思ったけど、目の前に見えるゲルにはいくら歩いても着かない。
周りが、山と草原のせいか、距離感が掴めないんだ。
水は尽き、日は刻々と暮れて行くから急がないと。
だけどもう足が動かない。
それくらい疲れ果てていたんだ。
何度か、もう歩けない・・としゃがみこんでしまうと、マーティンが、日が暮れる前にゲルまで到着しないと大変だ、頑張ろう!って励ましてくれる。
それは判るけど、視界にゲルが入っているのに、そのゲルまで中々到着しない。
くじけそう、ワタシは泣いて、ママは抱っこする力もない。
マーティンが抱っこしてくれると言ったけど、ママじゃなきゃイヤ!
ママは抱っこしてくれたけど、もう限界、とすぐ下ろされる。
そんな事を繰り返しながら、ようやくゲルに到着。
泊めてもらえる事となった。
やっと、生きて帰れる実感が湧いた瞬間だった。
そのくらい、このハイキングはハードだった。

汗だくで、飢えていて、やっと水が買えた。
一気に1リットルくらい飲んだ気がする。
この世の中で一番おいしい食事は水だと思った!
あんなに暑かったのに、ゲルで休憩して、水を飲んだ瞬間、一気に極寒。
体の体温が急激に奪われた。

今夜はここでじっくり休める。
ベッドがあって、食事が出来て、水があって、ああなんて幸せ!







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