2012年05月04日
【祝!映画化】『宇宙兄弟』で少年の頃の夢の続きと人生を読む
さて、今こそ宇宙兄弟について
書いておこうか…。
いきなり上から目線で書いてしまいましたが、いよいよ明日5月5日。
映画『宇宙兄弟』が公開されます。
この機会に、私の宇宙兄弟に対する思いをまとめておこうかと、記事にしてみました。
少々長くなりますが、是非是非お付き合い下さい。
1.宇宙兄弟ってどんなお話なの?
まずは、宇宙兄弟とはどんな内容なのか、簡単に紹介します。
原作は、雑誌「モーニング」で連載中の漫画で、現在17巻まで単行本化されています。
物語の舞台は、今よりちょっと未来の2015年。
現実では、1961年から始まった人類の月への旅路「アポロ計画」は、
1972年を持って一旦幕を引きました。
しかし、この世界では、人は再び月へ、そして火星へと歩みを進めようとしています。
宇宙兄弟は、子供の頃「2人で宇宙飛行士になろう」と約束したある兄弟の物語です。
では、なぜ私がこんな記事を書くくらい宇宙兄弟にハマったのか、
次の3つの視点で分析していきます。
- 子供の頃の夢の続きを追体験する
- 努力型のムッタ、天才肌の弟 二人の兄弟の対比
- 何気ない言葉が心に残る、名言の数々
2.子供の頃の夢の続きを追体験する
私の子供の頃の夢は、「宇宙飛行士」でした。
以前こんな記事を書いたことがあります。
子供の頃の夢は何ですか?
2010年の年末の皆既月食の時に書いた記事です
この中で、宇宙兄弟の事を少し引用しています。
この時は、残念ながら雲に隠れて見ることはできな
かったですが、翌年この雪辱を果たしました。
プロフィールにも載せていますが、ある1冊の本が私を宇宙の興味に誘いました。
それが、伝記「ガリレオ・ガリレイ」です。
(私が読んだ本はこれではなかった気がします。ただ漫画版がこれしかなかったので…)
ガリレオ・ガリレイ―「それでも地球は動く」といった物理学の父
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この本は、私に宇宙への興味とともに、発見する楽しさを教えてくれました。
よく、お風呂場でいろいろと実験をしたものです。
そして、この本を読んだ数年後、あの世紀の天文ショーがはじまるのです。
そう、76年ぶりに地球に再接近する「ハレー彗星」です。
その頃小学生だった私は、親にねだって結構大きめの望遠鏡を買ってもらいました。
それから、彗星の尾が肉眼でも確認できるようになった3月のある夜。
和歌山県最南端の潮岬まで、ハレー彗星を観測に行ったのです。
その時の光景は今でも目に焼き付いています。
近くに星々の瞬きを邪魔する光源のない夜空は、まさに宝石箱を散りばめたような
幻想的な星空でした。
宇宙兄弟の二人の主人公ムッタとヒビトも、少年の頃UFOに遭遇したことにより、
宇宙への興味を覚え、共に宇宙飛行士になる約束をします。
その後、ヒビトは一直線に、ムッタは紆余曲折がありながらも、お互いの約束を果たすため
前へ前と進んでいくのです。
私の宇宙への夢は、「歴史」という手の届く興味に取って代わられてしまいましたが、
宇宙兄弟は、そんな子供の頃の夢の続きを見せてくれる、
そしてそれは決して手の届かない夢ではないということを、教えてくれる漫画なのです。
映画「宇宙兄弟」について一言
最後にちょっとだけ、映画について書いておきます。
ネットでは色々言われているムッタ役の小栗旬さんですが、私もちょっとイメージが違うかな
という気持ちです。
ムッタとヒビトは、3枚目と2枚目の対比でもあったと思うんです。
そして、もっと粗野で骨太の感じがする、けど内面の線は細い的な、
カッコ悪いんだけどカッコいいみたいな感じ。
言葉で表現すると難しいですね。
じゃあ、誰がいいのって言われると、ピンと来ないのですが…。
小栗旬さんが、どういったムッタ像を演じるのか、非常に楽しみではあります。
あと、せりかさんいいよ、せりかさん。
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