2020年03月21日
プリンス社報 1962年10月号
どうもです。
今回は忘れた頃にこそっと公開のプリンス社報シリーズになります。
このシリーズも地味に続けていますが、手持ちが歯抜けなので見たい号が無いことも多く(新車の紹介など)、結構モヤモヤがつのるんですが勘弁してください。
今回はまたもや前回よりもだいぶ飛んで1962年10月の通算120号です。
いつもの通り個人的に興味のあるページだけの抜粋ですが、今号はこの前月に発売されたばかりのS40Dグロリアデラックスの紹介がメインですので、当ブログを見に来られている方なら興味を持っていただけると思いますよ。
なので普段よりもページ数も多く容量が大きいですが、いつものように画像をクリックして見れるサイズにしてありますので、気になるページはじっくり読んでみてください。
表紙は全く内容とは関係ありませんが、季節の花なんでしょうか?
この辺りは詳しくないので・・・
表紙裏と目次です。
S40Dグロリアデラックスのグラビアです。以前の記事に使わせてもらいました。
ここからメインの記事なんですが目次にある2ページ目、小松社長の「新工場の完成と新型車の発表によせて」と3ページ目の天瀬専務「新工場の完成と新型車の発表に思う」のページが抜けてしまっています。
私のミスでスキャンし忘れたようで、下の4ページの頭にある文章がその部分なんですが中途半端になってしまいました。
このページはプリンス自販本社ビルの落成式と、新車発表の様子。
グロリアデラックスの発売はこの記事によれば9月21日からだったようです。
ここからは今月号のメイン記事であるグロリアデラックスの紹介です。
プリンスの基幹車種のフルモデルチェンジなのでかなり気合が入った記事ですが、後半のほうでは今回のモデルチェンジで安全性と整備性について気を使った様子が分かりますね。
S40発売当時はまだあまり安全性に関しては各社そこまで気を配っていないのが実情で、その点グロリアは室内の金属むき出しの面をほぼなくし突起物を減らしたり、最初からシートベルトなどが装備できる(オプションですが)ようになっていたりと、当時としては安全性に対しての配慮をしていたことが伺われます。
しかし、後にグロリアのフェンダーミラーが殺人ミラーと言われるようになったのは皮肉なもんです。
そして、この時グロリアに合わせスカイラインシリーズも大きくマイナーチェンジします。
型式も新たにS21を名乗りますが、あくまでもマイナーチェンジなのでデラックスとスタンダードの型式は夫々S21D(S)-4となり、BLSIからの続番扱いでした。
・・・今気づいたんですが室内写真のハンドル位置、ホーンリングが上に来ちゃってますねw
この後は「プリンス輸出だより」と「プリンス第一線シリーズ」のIです。
輸出だよりは当時の海外向けの取り組みや状況が見えて興味深いものです。
プリンス第一線シリーズはこれが最終回です。
以前紹介したプリンス社報Aでこのシリーズ第一回目が連載されていたので10か月毎号連載が続いていたわけですが、その間の社報は残念ながら手持ちが無い為紹介ができません・・・
こちらは自動車トピックス
この当時の自動車業界に関係するニュースを集めたもので、月賦販売(今の自動車ローン)についてや自動車輸入自由化に関する記事、そしてこの頃施行された自動車保管場所法による販売に対する影響などが書かれていますが、ちょっと怪しい燃費改善の話なども取り上げてます。
次は63年型の価格表です。
この頃は価格の改定が頻繁に行われていました。
他社も頻繁に値下げを行っていた時期でしたので、プリンスも対抗して価格を下げています。
しかし、さすがに発売直後のグロリアデラックスは据え置きですね。
記事では触れていませんが、スカイラインスポーツも当然据え置きです(笑)
その他のページです。
グロリアのモデルチェンジと時期を同じくしてクラウンとセドリックのチェンジも行われており、それを気にしている様子がよくわかります。
最後は裏表紙のシリーズ連載「世界の乗用車シリーズ51」
今回はオペルレコルトだそうです。
ドイツの車なのはわかりますが外車は詳しくないので・・・
これにて紹介を終わりますが、今回のプリンス社報は抜粋とはいえグロリアのフルモデルチェンジの話がメインだったのでページ数が多かったです。
社内向けの広報誌なので結構本音が書かれていることもあり、読んでいて面白いです。
それではまた
今回は忘れた頃にこそっと公開のプリンス社報シリーズになります。
このシリーズも地味に続けていますが、手持ちが歯抜けなので見たい号が無いことも多く(新車の紹介など)、結構モヤモヤがつのるんですが勘弁してください。
今回はまたもや前回よりもだいぶ飛んで1962年10月の通算120号です。
いつもの通り個人的に興味のあるページだけの抜粋ですが、今号はこの前月に発売されたばかりのS40Dグロリアデラックスの紹介がメインですので、当ブログを見に来られている方なら興味を持っていただけると思いますよ。
なので普段よりもページ数も多く容量が大きいですが、いつものように画像をクリックして見れるサイズにしてありますので、気になるページはじっくり読んでみてください。
表紙は全く内容とは関係ありませんが、季節の花なんでしょうか?
この辺りは詳しくないので・・・
表紙裏と目次です。
S40Dグロリアデラックスのグラビアです。以前の記事に使わせてもらいました。
ここからメインの記事なんですが目次にある2ページ目、小松社長の「新工場の完成と新型車の発表によせて」と3ページ目の天瀬専務「新工場の完成と新型車の発表に思う」のページが抜けてしまっています。
私のミスでスキャンし忘れたようで、下の4ページの頭にある文章がその部分なんですが中途半端になってしまいました。
このページはプリンス自販本社ビルの落成式と、新車発表の様子。
グロリアデラックスの発売はこの記事によれば9月21日からだったようです。
ここからは今月号のメイン記事であるグロリアデラックスの紹介です。
プリンスの基幹車種のフルモデルチェンジなのでかなり気合が入った記事ですが、後半のほうでは今回のモデルチェンジで安全性と整備性について気を使った様子が分かりますね。
S40発売当時はまだあまり安全性に関しては各社そこまで気を配っていないのが実情で、その点グロリアは室内の金属むき出しの面をほぼなくし突起物を減らしたり、最初からシートベルトなどが装備できる(オプションですが)ようになっていたりと、当時としては安全性に対しての配慮をしていたことが伺われます。
しかし、後にグロリアのフェンダーミラーが殺人ミラーと言われるようになったのは皮肉なもんです。
そして、この時グロリアに合わせスカイラインシリーズも大きくマイナーチェンジします。
型式も新たにS21を名乗りますが、あくまでもマイナーチェンジなのでデラックスとスタンダードの型式は夫々S21D(S)-4となり、BLSIからの続番扱いでした。
・・・今気づいたんですが室内写真のハンドル位置、ホーンリングが上に来ちゃってますねw
この後は「プリンス輸出だより」と「プリンス第一線シリーズ」のIです。
輸出だよりは当時の海外向けの取り組みや状況が見えて興味深いものです。
プリンス第一線シリーズはこれが最終回です。
以前紹介したプリンス社報Aでこのシリーズ第一回目が連載されていたので10か月毎号連載が続いていたわけですが、その間の社報は残念ながら手持ちが無い為紹介ができません・・・
こちらは自動車トピックス
この当時の自動車業界に関係するニュースを集めたもので、月賦販売(今の自動車ローン)についてや自動車輸入自由化に関する記事、そしてこの頃施行された自動車保管場所法による販売に対する影響などが書かれていますが、ちょっと怪しい燃費改善の話なども取り上げてます。
次は63年型の価格表です。
この頃は価格の改定が頻繁に行われていました。
他社も頻繁に値下げを行っていた時期でしたので、プリンスも対抗して価格を下げています。
しかし、さすがに発売直後のグロリアデラックスは据え置きですね。
記事では触れていませんが、スカイラインスポーツも当然据え置きです(笑)
その他のページです。
グロリアのモデルチェンジと時期を同じくしてクラウンとセドリックのチェンジも行われており、それを気にしている様子がよくわかります。
最後は裏表紙のシリーズ連載「世界の乗用車シリーズ51」
今回はオペルレコルトだそうです。
ドイツの車なのはわかりますが外車は詳しくないので・・・
これにて紹介を終わりますが、今回のプリンス社報は抜粋とはいえグロリアのフルモデルチェンジの話がメインだったのでページ数が多かったです。
社内向けの広報誌なので結構本音が書かれていることもあり、読んでいて面白いです。
それではまた
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コメントありがとうございます。
S40Dをお持ちなのですね。
なかなか同型車に出会う機会もないので整備するのも大変だとは思いますが、記事が少しでもお役に立てば幸いです。
1型と2型以降ではエンジンがレギュラー仕様になり最高出力が変わったりしていますので外観だけでなくエンジン部品等も違うので注意が必要です。
資料も少なく苦労するかもしれませんが是非とも路上復帰させてくださいね!
興味深く読ませていただきました。
ありがとうございます。