旧車大好き！

どうもです。

相変わらずのスローペースです。

さて、今回はシリーズ物？のプリンス社報第二弾です。

本日の社報は1962年1月の通算111号です。
この頃は車と関係ない表紙になっています。

表紙裏と目次です。
村山工場建設の様子と、冬らしく火災に対する備えとして消火器の取り扱いの講習の報告です。

今回も個人的に興味のあるページを抜粋して紹介します。

最初は例によって年明け最初の号なので社長以下役員勢揃いの写真からスタートです。
社長から社員に向けての言葉が述べられています。

そして本編の記事ですが、これは今回から始まったという「プリンス第一線シリーズ」という各地のディーラーを巡り、実際に車を販売している第一線から様々な意見を聞くというコーナー。
トラック系についてはかなりのシェアを誇っていることがうかがえる話ですが、乗用車系についてはやはり品質面について厳しめの意見が出ています。
ほかにはストライキをやめて欲しいという話が出てきますが、当時プリンスは労使関係で揉めていたんでしょうか？
あまり知らない話でした。

隣のページからは車の機構の話になり、今回はデフと懸架装置の話です。
外車の話題を入れつつ、自社のスカイラインに採用しているド・ディオンアクスルについてしっかり説明していますね。

しかし、この前のページの静岡プリンスの社長はド・ディオンについては凝った機構で性能も良いが、整備しにくく素人向けではないと言ってたりして面白いです。

そしてお次は1月号らしく新年のご挨拶
当時のラインナップ勢ぞろいのような写真ですが、文面は車が挨拶しているかのような書き方です。
（ラインナップに何故かマイナーなピックアップがいるのがチョット良いですね〜）

そして自動車トピックスという自動車業界に関係のある話題について扱っているページ。
個人的には株価の話と、LPGガス車についての話が興味ありです。

この当時はまだLPG車が普及する寸前の時代だというのが読んでいてよくわかります。
この数年後にはタクシーなどでLPG車が急激に普及して今に至ります。

株価については現在と比べると当たり前ですが相当低い数値です。
現在約2万円前後とすると1/15程度ですね。

この後のニュース記事はタクシーのクラッチディスク無交換記録の話題。
当時クラッチディスクに限らず営業車は特にエンジンのボーリングなども頻繁に行われていた為、このような表彰が各メーカー共頻繁に行われていたようです。

それにしても、この大和交通という会社は贅沢にスタンダードではなくデラックスを使っていますね。

作りが華奢な部分の多いプリンスのデラックス系をタクシーに使うのは保守整備に苦労したんじゃないのかな？

そして最後は裏表紙です。
イギリスはルーツの「シンガーボーグ」です。

と書きましたが、自分はちょっと知らない車でした。

詳しくは読んでみてください。


以上今回は62年1月号でした。


それではまた