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2024年09月07日

初心者はまずこの結び方を覚えよう!たいていの釣りで使える2つの万能ノット






釣りで必ず必要になるのが“ノット(糸の結び方)”


ルアーやスナップなどの結束にも、色々な結び方があります。


でも、釣りを始めたばかりで強度の出る結び方もよくわからないし、ノット(結び方)って聞くだけで何か難しく感じる...。


今回は、初心者の方にまず覚えて欲しい、簡単で強い万能ノットを2つ紹介します。




2つの定番ノット


P9230091.JPGP9230086.JPG



ラインとルアーやスナップとの結び方(ノット)は沢山あります。


昔からある結び方や、プロの方が考案したオリジナリティの高い結び方まで。


沢山結び方があるときになるのが、強い結び方ですよね。


でも、始めたばかりだと、強いけど複雑なノットだと難しい。


今回は初心者の方にまず覚えて欲しい、簡単なのに強い定番の『ユニノット』『漁師結び』を紹介します。















『ユニノット』


P9230091.JPG



釣りにおいてベーシックな結び方の1つである『ユニノット』


通常のルアーゲームなら問題ないレベルの強度があり、たいていの釣りで使えるノットです。


簡単に素早く結べて、強度のバラツキが少ないメリットもあります。


初心者の方がまず最初に覚えたいノットですね。




ユニノットの結び方



@まずはラインをアイに通します。

P9230087.JPG



Aライン端線を折り返し、ループを作ります。

P9230088.JPG



B端線をループの中へ通し、本線を巻き込むように4〜5回ほど巻き付けます。

P9230089.JPG



C端線をゆっくり引っ張りコブを作ります。このときにラインを湿らせることで、摩擦によるラインの劣化を防げます。

P9230090.JPG



D本線を引っ張りコブをアイの方に滑らせ、しっかり締め込めば完成です。余分なラインはカットしましょう。

P9230091.JPG



細いラインでユニノットを行う場合は、糸を重ねて2重にして結ぶ「ダブルユニノット」にすると強度が高くなります。


手順はユニノットと同じ手順で出来ます。










『漁師結び』


P9230086.JPG



大型の魚・強烈な引きの魚を狙うのに、「ユニノットじゃちょっと不安だな」「もうちょっと安心感が欲しいな」ってときに良いのが『漁師結び』


マイナーな結び方かもしれませんが、ユニノットよりも非常に強い。


しかも、結び方も簡単。


ラインの強度の90%以上が安定して出るので、高い強度が欲しいときにオススメのノットです。



漁師結びの結び方



@本線を2つ折りにしアイに通します。

P9230092.JPG



A端線で、出来た輪っかと本線を一緒に4・5回程巻き付けます。

P9230095.JPG



B巻き付けたら端線を輪っかに通し、締め込んでいきます。

P9230097.JPG



C形が崩れないように、本線と端線をゆっくり締め込んで完成。この際、摩擦による強度低下を避けるため、ラインを湿らせてから締め込みましょう。

P9230100.JPG




注意点

漁師結びには注意しないと行けない点が1つあります。

アイの部分のラインがクロスしてしまうと、強度が落ちてしまいます。完成時にアイの部分のラインが重なってしまわないようにアイに通しましょう。

P9230098.png




漁師結びはきちんと結ぶことが出来れば、ラインの強度を最大限に引き出すことができる、信用度も非常に高いノットです。




簡単だけど強い



釣りをはじめたばかりで、ノットとか難しくてよくわからない。


そんな時はまず、基本の結び方の1つで簡単かつ強度のバラツキが少ない『ユニノット』を覚えましょう。


たいていの釣りならユニノットで大丈夫です。


そして、ユニノットじゃ不安だなってときは、強度の高い『漁師結び』の出番。


どちらも簡単にできるので、覚えておいて損はないですよ。




最後までご覧いただきありがとうございます。

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posted by くさふぐ at 09:15 | TrackBack(0) | 釣り

2024年09月06日

【リーダー+リーダー】リーダーが短くなったときあなたはどうする?






ルアーを結び変えたり、根ズレなどによりざらざらになったり、釣りをしているとリーダーが徐々に短くなってく。


そんな時、みなさんはどうしていますか?


リーダーを結束し直すのは時間がもったいない。でも、最適なリーダーの長さよりも短いとライントラブルが起きるリスクもある。


そんな時に便利なのが、“リーダー+リーダー”というラインシステムです。




徐々に短くなっていく・・・



P4110468.JPG



釣行前にしっかりリーダーを組んで準備しても、ルアーを結び直したり、魚の歯や根ズレなどでダメージを受けた部分をカットしたりしますよね。


そうすると、しかるべき長さを取って組んでいたリーダーも、徐々に短くなってしまう...。


そんな時、あまりに短くなっていたり、時間があるときにはさすがにリーダーを組み直すんですが・・・


絶妙に中途半端な長さが残っていたり、時合の最中などは組み直すかどうか迷いますよね。


リーダーが短くなるとライントラブルが起きる可能性も高くなるけど、でも組み直すのはなぁ。


そんな時に便利なのが、“リーダー+リーダー”という、リーダーにリーダーを付け足すという方法です。















リーダー+リーダー


P4110469.JPG



すでに付いている短くなったリーダーの先に、新しいリーダーを結束する“リーダー+リーダー”。


組み直した方が良いのでは? 強度的な問題は? トラブルは大丈夫?


リーダー+リーダーにすることの不安もあると思うので、メリットを紹介します。




早く結束できる



リーダー+リーダーは、PEラインにリーダーを結束するよりも、簡単で早く結束することができます。


フィールドで細くて柔らかいPEラインにリーダーを結束するのは、そこそこ大変。


夜釣りで手元が見えにくかったり、風があるとラインが煽られたりして特に大変ですよね。


ましてや、ライトゲームなどで極細PEを使っている場合はなおさら。


リーダー+リーダーならば、急いで結びたい時や風が強い状況でも、比較的素早く結束することができます。










強度も安定



PEラインとリーダーを組むのとは異なり、結び方によって強度が左右されることが少ないのもポイントです。


また、多少雑に結束してしまっても、ノット抜けのトラブルなども少ないです。



スピーディーに結べて、安定した強度が得られるラインシステムと言えます。



1つ注意点を挙げるなら、リーダー同士の結束は結び目が大きくなるため、ガイドに巻き込まないように注意しましょう。




実用性◎


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どんな状況でも、素早く丁寧に強度の高いノットを組めるのがベスト。


でも、そのためには複雑なノットを素早く結束できるのを前提として、あらゆる状況での多くの経験が必要でしょう。


しかし、リーダー+リーダーというシステムなら、誰でもスピーディに結束できて安定した強度を得られる、実用的なラインシステムといえます。


「フィールドでリーダーを結束するのは苦手だな・・・」という方は、是非1度試してみてください。





最後までご覧いただきありがとうございます。

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posted by くさふぐ at 09:20 | TrackBack(0) | 釣り

冬になると全滅する?!『死滅回遊魚』って何だ?




生まれた場所とは違う気候の海域にたどり着いてしまい、季節変化によって死んでしまう魚を『死滅回遊魚』(季節来遊魚)と呼びます。


今回は、そんな死滅回遊魚について紹介します。




死滅回遊魚(季節来遊魚)って?


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出典・photoAC


死滅回遊魚とは、『生まれた地点とは違う気候の海域にたどり着いてしまい、季節変化によって死んでしまう魚』のことを指します。


例えば、海水温の高い季節に沖縄で生まれた熱帯魚の稚魚や卵が、海流に乗って本州まで流れてくるなんてことがありますよね。


自らの力では回遊はできないこと、“死滅”は印象が悪い言葉であることから、「季節来遊魚」と呼ばれたりもします。











海流にながされてくる


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出典・photoAC


死滅回遊魚は、海流に流されて遠くまで流れ着きます。


普段は暖かい海に住んでいる魚が、回遊することができないにもかかわらず海流に流されてしまう。


流れ着いた場所では生きていくことができず、冬になり水温が下がることで、動きが鈍くなり死んでしまいます。


小さな魚や遊泳力の弱い魚は、海流に逆らって泳ぐことができないので、死滅回遊魚になってしまうというわけですね。




「メッキ」は釣り人にとって身近な死滅回遊魚


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出典・photoAC


釣り人にとって一番身近な死滅回遊魚と言えば「メッキ」ではないでしょうか。


アジの仲間の死滅回遊魚を総称して「メッキ」と釣り人は呼びます。


メッキの種類としては、ギンガメアジ、ロウニンアジ(GT)、カスミアジ、オニヒラアジがいます。


秋から初冬にかけて15~30cm程度に育ったメッキをポッパーやミノー、ジグやワームなどのルアーで狙えて、釣り人を楽しませてくれますよね。




意外な死滅回遊魚


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出典・photoAC


暖かい海に住む熱帯魚の代表格とも言えるクマノミも実は死滅回遊魚。


クマノミと同じく、水族館などで人気者なチョウチョウウオやツノダシの仲間も死滅回遊魚です。


意外なのがハリセンボン。


誰もが一度は名前を聞いたことがあるであろうハリセンボンも、本来は暖かい海に住む魚。


また、南方系のフエダイやハタの仲間も死滅回遊魚として知られています。














死滅回遊を繰り返す理由


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出典・photoAC



海流に流されてしまい、着いた先で季節進行による水温の低下に対応出来ずに、死んでしまう死滅回遊魚。


一見すると、無駄死にしているようにも見えますが、視点を変えると未来への投資にも見えます。



周期的に上下していると言われる海水温の変動に、「いち早く適応し生息場所を変えたり広げたりするための戦略」と考えると、非常に面白い生態に感じますよね。


現存している生き物たちは、言ってみれば様々な環境の変化に対応して生き残った、エリート集団。


さまざまな生存戦略や進化の中で、死滅回遊魚が取っている戦略が今は意味の無いことでも、いつか有効になるかもしれないのです。


実際に、近年の海水温の上昇で、死滅回遊魚が越冬するということも起きているようです。




冬を越せない尊い命



死滅回遊魚は、本来生息している暖かい海よりも海流によって遠くまで流され、季節の進行による海水温の低下に耐えられず死んでしまう魚です。


とは言っても、釣り人やダイバー達を楽しませてくれる存在です。


越冬はできないかもしれないけど、流れ着いてきてくれたことに感謝を持って接したいですね。




最後までご覧いただきありがとうございます。

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posted by くさふぐ at 09:15 | TrackBack(0) | 釣り
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初めまして、くさふぐと申します。                             小中高校と発達障害により人が多いところが苦手で、コミュニケーションを取ることも苦手で、まともに通えず。                       バイトや仕事をしても、鬱になり長続きしない。                  こんなどうしようもない人生の中で、唯一の救いが「釣り」でした。                 小学校の時に父親に初めて連れて行ってもらい、かれこれ15年位。                 未だに飽きることがない釣りの魅力を、釣りへの感謝も込めて広めていけたらなと思います。
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