若年層のお金の使い方

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みなさん、こんにちは

これまでの記事で投信や債券の資産運用に関して書いてきましたが、今回は少し変えて金が資産運用に関してどれだけ有効であるかを考えていこうと思います。

結論としては、金は資産運用においては有効ではないと考えられます。
ただし、それは若年層から始める場合においてである

まずは、金の特徴を考えます
●金は非常に希少性の高い貴金属で、価値が変動しにくい。
●インフレに対して非常に強い資産
●配当や利息は一切生まない
●ドル建てで購入するので為替の影響を受ける

次に、なぜ金が若年層からの資産形成において、有効ではないのかについて考えます。

●配当や利息を一切生まないことです。

若年層からの資産形成においては、最終的な目標によっても異なりますが、最初のうちは多少多めのリスクを負って長期間つみたてを行うことで、将来期資金のための準備をするという目的があります。この目標を達成するにあたって、配当や利息を生まないことは大きな障壁になります。というのも、将来の資産形成においては複利運用を行うことが非常に重要だからです。複利運用とは、株や債券から得られた配当や利息をまた投資に回すことで、その利息からまた利息を得ようというやり方です。この方法を長期間やることによって、資産が線形関数的にではなく指数関数的に増えていく可能性が高くなるので、若年層からの資産軽視絵において非常に有効です。対して、金では配当などを一切生まないです。そのため、このような運用方法を行うことができないという弱点が存在します。

では、逆にどういう時に金での資産形成が有効性が高いのかについて説明します。
上記で金は価値が変動しにくいということを書きましたが、金は安全資産です。そのため、もともとお金がある人がそのお金を減らさないようにするために金に所有することで、将来インフレが起こったとしても、自身のお金の実質的価値を減少させないという目的においては非常に有効性が高いです。つまり、金への投資はいかに減らさないかという守りの戦略においては非常に便利な投資手法です。しかし、守りの戦略は現在使えるお金が少ない人が行っても効果はほとんどありません。そのため、若年層からの資産形成においては有効性が低いです。

今回の内容は以上です。