2019年05月15日
投資信託とは資産形成のための最も手軽な方法である
みなさん、こんにちは!
今回は投資信託とはいったい何なのかについて書いていこうと思います。
いままで商品の紹介をしてきたのになぜいまさらということがあると思いますが、今日お客さんに投信を売ろうとしたときに、お客様が投信などで運用をしたことがないという経歴を持ちながら、そのことを知っているという前提で話をしてしまい、そのことに気づいて投信の説明をしようとしましたが、私が知っているつもりになっていたということで、今回この内容に関する記事を書いていこうと思います。
それでは説明していこうと思います。
まずは投信のことを説明する前に、なぜ預金以外での運用が必要になるのかについて簡単に説明します。
現在では、銀行の銀行である日本銀行にお金を預けるとマイナス金利が適用されて、お金を預けておくとその分の手数料を支払わなければならない行かない状況のために、銀行が預金につけられる金利が非常に小さいものになっています。そのため、定期預金の金利は高い金融機関でも0.1%などの金利しか付かない状況です。
しかし、現在の経済情勢としては、インフレが進みつつあるということや、日本が少子高齢社会になり、人口減少局面になっています。そのため、日本の国力は今後ますます下がっていくと考えられます。インフレとは通貨の価値の下落を指し、相対的に物価の上昇が起こることです。そして、国力が下がると何が起こるのかというと、通貨安です。つまり、円安が進行するということで、日本は現在エネルギーや食糧に関して非常に輸入に頼った経済になっています。そのため円安が進むと、輸入品の物価が上昇していきます。そのため、定期預金などで貯めている場合には、確かに名目的にはお金は減らないですが、実質的にそのたまっているお金でできることは少しづつ小さくなると考えられます。要するに、将来的に今たまっているお金の価値が目減りするということです。
ただ、一昔前(私が生まれる1990年代前半)までは、運用という手段をとらなくてもよかったです。なぜなら、定期預金に預けておくだけで毎年約6%近くの利息が付いていたので、もし定期預金に100万円預けていた場合には、12年後には200万円を超えていました。しかし、現在では先ほど書きました通り、高いところでも定期預金の金利は通常0.1%程度です。この金利で100万円が200万円になるのにかかる年月は720年と言われています。それだけ利率が下がっているということです。
そのため資産運用が必要になります。資産運用の手段の中で最も手軽にできるものが投資信託というものだったので、今回はそれについて紹介します。
投資信託とは、一言で表現すると、たくさんの人から投資資金を募り、その資金で様々な株式や債券、不動産などの資産で運用するという仕組みになっています。
預金と違って、元本保証はついていませんが、運用する対象によっては経済成長の恩恵をそのまま受け取ることのできる商品になっています。その時どのくらいの恩恵を受け取ることができるのかについてなのですが、世界の経済成長率は平均的に年率2%ずつ成長しています。投資信託も長期間で見ると、大体平均して年率2%程度成長しています。なので、短期間で見ると非常に値動きが激しいものもありますが、長期間で平準化してみると大体元本に対して2%の利益を得られえるようになります。このように定期預金預金以外での資産形成をすることが非常に重要になってきています。
次に投資信託で運用する場合のメリット、デメリットを紹介します。
・様々な資産に投資をすることができるので、分散投資のメリットを享受することができる
・長期間運用することで、リスクを低くすることができ、投資の利益を多く得ることができる
・外国資産で運用することで、将来的なインフレや円安に備えることができる
・元本保証がついていないので、売却の時によっては大きな損をする可能性もある
・短期では値動きが激しいものなので、大きな利益が出る可能性もあるが、その分大きな損をする可能性もある
・買付手数料や売却手数料がかかるものもあり、そして、すべての投資信託で信託報酬がかかる
さらに、投資信託には以下のようなリスクがあります
・価格変動リスク … 投資対象証券が日々市場で値動きしているので大きく下がった場合にはその分損失を出してしまうこと
・為替リスク … 外国証券に投資をしていた場合には、売却する時には円に戻すので、円高になっていた場合には損失が出てしまうこと
・信用リスク … 投資対象証券の発行体が破綻してしまうリスク
・流動性リスク … 市場規模が小さい投資証券で、もし売却したいとなったときに買い手が見つからずすぐに現金化できないということや、もし売却相手が見つかったとしても著しく低い価格で売却しなければならないこと
その方法が「長期」、「分散」、「積立」です。
まず「長期」ということですが、投資信託などの値動きのある証券の場合、短期的に見ると値動きが激しいので、損をしやすい商品です。しかし、長期的に見ると例えば株価などは右肩上がりの傾向があります。実際に日米の最近5年間のチャートとここ最近2,3か月のチャートを比較するとよく理解できると思います。なので、短期で大きな利益を狙おうとせずに長期間運用して着実に利益を得られるようにしましょう。
次に「分散」です。分散というのは、資金を一つにまとめておくのではなくて、いくつか保有先を分けておくということです。そうすることで、もしある証券が大きく下がったとしても別の証券は上がっている場合もありますので、結果的に損失は相殺されるということが起きます。このようなことをエッグ理論といい、「一つのかごにすべての卵を入れると、そのかごを落としてしまったらすべての卵が無駄になってしまうが、いくつかに分けておくと一つを落としてしまったとしても、他の卵は無事である」ということです。
最後に「積立」です。例えば、ある瞬間にまとまった資金で購入した場合には、その時の価格が基準になり、その時よりも上がっているか下がっているか重要になります。そのため、投資したときよりも価格が上がっていればよいのですが、もし下がってしまったら、いったん上がるまで待たなければなりません。それに対して、積立てでの投資ということになりますと、タイミングを分けての購入になりますので、上がったときにも購入することになるかもしれませんが、下がったときにも購入することができます。また、株かというのは短期的に見ると上がった下がったを繰り返す商品ですので、常に高値をつかまされるということも少ないですし、下がり続けるということもまた少ないです。
投資信託には以上のような特徴があります。
元本保証ができないというようなデメリットや、様々なリスクがありますが、上記で示したような方法で運用をすることで、そのデメリットやリスクをかなり小さくすることができます。また、投資対象になる株などは長期的に見た場合には基本的には右肩上がりの資産です。将来何かあったときのために貯めているというのであれば、投資信託で長期間運用をすることで、その将来資金の準備をしてみてはいかがでしょうか?
今回の内容は以上です。
今回は投資信託とはいったい何なのかについて書いていこうと思います。
いままで商品の紹介をしてきたのになぜいまさらということがあると思いますが、今日お客さんに投信を売ろうとしたときに、お客様が投信などで運用をしたことがないという経歴を持ちながら、そのことを知っているという前提で話をしてしまい、そのことに気づいて投信の説明をしようとしましたが、私が知っているつもりになっていたということで、今回この内容に関する記事を書いていこうと思います。
それでは説明していこうと思います。
まずは投信のことを説明する前に、なぜ預金以外での運用が必要になるのかについて簡単に説明します。
現在では、銀行の銀行である日本銀行にお金を預けるとマイナス金利が適用されて、お金を預けておくとその分の手数料を支払わなければならない行かない状況のために、銀行が預金につけられる金利が非常に小さいものになっています。そのため、定期預金の金利は高い金融機関でも0.1%などの金利しか付かない状況です。
しかし、現在の経済情勢としては、インフレが進みつつあるということや、日本が少子高齢社会になり、人口減少局面になっています。そのため、日本の国力は今後ますます下がっていくと考えられます。インフレとは通貨の価値の下落を指し、相対的に物価の上昇が起こることです。そして、国力が下がると何が起こるのかというと、通貨安です。つまり、円安が進行するということで、日本は現在エネルギーや食糧に関して非常に輸入に頼った経済になっています。そのため円安が進むと、輸入品の物価が上昇していきます。そのため、定期預金などで貯めている場合には、確かに名目的にはお金は減らないですが、実質的にそのたまっているお金でできることは少しづつ小さくなると考えられます。要するに、将来的に今たまっているお金の価値が目減りするということです。
ただ、一昔前(私が生まれる1990年代前半)までは、運用という手段をとらなくてもよかったです。なぜなら、定期預金に預けておくだけで毎年約6%近くの利息が付いていたので、もし定期預金に100万円預けていた場合には、12年後には200万円を超えていました。しかし、現在では先ほど書きました通り、高いところでも定期預金の金利は通常0.1%程度です。この金利で100万円が200万円になるのにかかる年月は720年と言われています。それだけ利率が下がっているということです。
そのため資産運用が必要になります。資産運用の手段の中で最も手軽にできるものが投資信託というものだったので、今回はそれについて紹介します。
では、ここから投資信託というものについて紹介していきます。
投資信託とは、一言で表現すると、たくさんの人から投資資金を募り、その資金で様々な株式や債券、不動産などの資産で運用するという仕組みになっています。
預金と違って、元本保証はついていませんが、運用する対象によっては経済成長の恩恵をそのまま受け取ることのできる商品になっています。その時どのくらいの恩恵を受け取ることができるのかについてなのですが、世界の経済成長率は平均的に年率2%ずつ成長しています。投資信託も長期間で見ると、大体平均して年率2%程度成長しています。なので、短期間で見ると非常に値動きが激しいものもありますが、長期間で平準化してみると大体元本に対して2%の利益を得られえるようになります。このように定期預金預金以外での資産形成をすることが非常に重要になってきています。
次に投資信託で運用する場合のメリット、デメリットを紹介します。
●メリット
・様々な資産に投資をすることができるので、分散投資のメリットを享受することができる
・長期間運用することで、リスクを低くすることができ、投資の利益を多く得ることができる
・外国資産で運用することで、将来的なインフレや円安に備えることができる
●デメリット
・元本保証がついていないので、売却の時によっては大きな損をする可能性もある
・短期では値動きが激しいものなので、大きな利益が出る可能性もあるが、その分大きな損をする可能性もある
・買付手数料や売却手数料がかかるものもあり、そして、すべての投資信託で信託報酬がかかる
さらに、投資信託には以下のようなリスクがあります
・価格変動リスク … 投資対象証券が日々市場で値動きしているので大きく下がった場合にはその分損失を出してしまうこと
・為替リスク … 外国証券に投資をしていた場合には、売却する時には円に戻すので、円高になっていた場合には損失が出てしまうこと
・信用リスク … 投資対象証券の発行体が破綻してしまうリスク
・流動性リスク … 市場規模が小さい投資証券で、もし売却したいとなったときに買い手が見つからずすぐに現金化できないということや、もし売却相手が見つかったとしても著しく低い価格で売却しなければならないこと
投資信託には以上のようなリスクやデメリットがありますが、こういったリスクを小さくすることができます。
その方法が「長期」、「分散」、「積立」です。
まず「長期」ということですが、投資信託などの値動きのある証券の場合、短期的に見ると値動きが激しいので、損をしやすい商品です。しかし、長期的に見ると例えば株価などは右肩上がりの傾向があります。実際に日米の最近5年間のチャートとここ最近2,3か月のチャートを比較するとよく理解できると思います。なので、短期で大きな利益を狙おうとせずに長期間運用して着実に利益を得られるようにしましょう。
次に「分散」です。分散というのは、資金を一つにまとめておくのではなくて、いくつか保有先を分けておくということです。そうすることで、もしある証券が大きく下がったとしても別の証券は上がっている場合もありますので、結果的に損失は相殺されるということが起きます。このようなことをエッグ理論といい、「一つのかごにすべての卵を入れると、そのかごを落としてしまったらすべての卵が無駄になってしまうが、いくつかに分けておくと一つを落としてしまったとしても、他の卵は無事である」ということです。
最後に「積立」です。例えば、ある瞬間にまとまった資金で購入した場合には、その時の価格が基準になり、その時よりも上がっているか下がっているか重要になります。そのため、投資したときよりも価格が上がっていればよいのですが、もし下がってしまったら、いったん上がるまで待たなければなりません。それに対して、積立てでの投資ということになりますと、タイミングを分けての購入になりますので、上がったときにも購入することになるかもしれませんが、下がったときにも購入することができます。また、株かというのは短期的に見ると上がった下がったを繰り返す商品ですので、常に高値をつかまされるということも少ないですし、下がり続けるということもまた少ないです。
投資信託には以上のような特徴があります。
元本保証ができないというようなデメリットや、様々なリスクがありますが、上記で示したような方法で運用をすることで、そのデメリットやリスクをかなり小さくすることができます。また、投資対象になる株などは長期的に見た場合には基本的には右肩上がりの資産です。将来何かあったときのために貯めているというのであれば、投資信託で長期間運用をすることで、その将来資金の準備をしてみてはいかがでしょうか?
今回の内容は以上です。
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