2019年05月18日
長期国際分散投資の有効性
みんさん、こんにちは。
投資をするときには、基本的には長期国際分散投資がよいといわれています。
なぜ長期で、グローバルに分散投資をするのがよいのでしょうか?
ここでは、投資信託で資産形成をする場合について考えていこうと思います。
まずその重要性に関して考える前に、投資の目的から考えてみようと思います。
長期国際分散投資が効果的になる投資目的は、老後資金の準備の場合になります。
では、なぜ老後資金の準備という目的においては国際分散投資が重要になってくるのかということについて説明します。
まず投資目的に回帰しますが、老後資金を準備するにあたって、投資期間は何年になるかが逆算します。私の場合はこのまま同じ企業に勤める場合には退職年齢は65歳で、現在の年齢は23歳なので、運用期間は42年です。要するに、この投資期間は超長期投資と言えますよね。
この42年間毎月一定額を積み立てるとして、その間に一切売却しないものと仮定して考えます。
*ここでは42年で設定していますが、大体20年以上の投資期間になる場合には超長期になるとお考え下さい。
そして、この投資期間(40年以上とします)の場合には、40年後にも成長している国と資産を見つけ出さなければならなりません。しかし、この「40年後も成長している」国や資産を見つけることは非常に困難です。
最近でいうと
●SHARPが台湾企業ホンハイに買収されましたが、10年以上前にだれがそれを予測できたでしょうか?
●10年以上前には、新興国として名をはせていたBRICsですが、ブラジルやロシアの経済成長は落ちています。
●去年6月にはダウジョーンズ指数が発表以来現在まで構成銘柄になっていたGEが外されてしまいました。
●リーマンショック以前では、債券投資は景気の下落局面では資産保全のために有効的な利息収入を稼ぐ手段でありましたが、現在ではほとんど利息収入が付かないのに、価格変動が大きいミドルリスクローリターンな資産になっています。
●20年近く前に中国が現在のようにアメリカに比肩するほどの国になっていることをだれが予想できたでしょうか?
だからこそ、一つの国や、一つのアセットクラスに集中して、長期で投資をすることは非常に危険なのです。
そして、だからこそ、長期国際分散投資が非常に有効的なのです。
まずは、この長期国際分散投資を要素分解して説明します。
「長期」とは、その言葉通り、長い期間保有し続けることを言います。
「国際」とは、一国の資産い集中投資をするのではなくて、様々な国の資産に投資をすることを言います。
「分散」とは、例えば株式だけに投資をするのではなくて、債券や不動産などの様々な資産に投資をすることを言います。
長期分散投資をすることで、受けられえるメリットはたくさんあります。現在ではアメリカや中国の株が有効的な投資資産になりますが、10年後はどうなっているかわかりません。もしかしたら、東南アジアの株や今では市場規模が小さいために有効的な投資対象地域としては見られていないブラジルやロシアの株がさらに成長するかもしれません。このように、将来的に経済は長期で見るとどうなっているかわからないですが、その時々の経済情勢に応じて、資産配分を自動的に変更できることでより経済成長の恩恵を受けることができますよね。
なので老後資金を準備するという目的において、投資信託を選ぶ時には、国際分散投資を実践しているファンドを購入するようにしましょう。
ここではどのようなファンドがあるかは紙面の関係上割愛しますが、後日また書きます。
さて、このようなファンドですが、当然デメリットもあります。
●集中投資をしない分、経済成長の時により大きなリターンを得にくいという特徴
このようなファンドはそもそも資産を保全することを目的にしているために、たとえ経済が高成長の時にでも、大きなリターンを狙うことは難しくなります。しかし、経済が後退局面でも、その価値の減少が小さくなるというメリットも同時についています。
●様々な国や資産に分散投資をし、機動的にその配分比率を変更するために手数料が多くかかってしまうという特徴
このようなファンドは、経済のその時々の状況に応じて資産配分を機動的に変更します。そのため維持管理費用が高くなってしまいます。しかし、経済状況に応じて資産比率を大きく変更できるので、経済の大きな後退局面でもその価値の下落が抑えることができるというメリットと、世界経済の成長率に投資をしていることになりますので、世界経済の成長率(平均年率2%前後)の恩恵を受けることができます。
このようなメリットデメリットがありますが、老妓資金を準備するという目的における長期国際分散投資は非常に有効的な投資手法になります。
以上が今回の内容です。
ありがとうございました。
投資をするときには、基本的には長期国際分散投資がよいといわれています。
なぜ長期で、グローバルに分散投資をするのがよいのでしょうか?
ここでは、投資信託で資産形成をする場合について考えていこうと思います。
まずその重要性に関して考える前に、投資の目的から考えてみようと思います。
長期国際分散投資が効果的になる投資目的は、老後資金の準備の場合になります。
では、なぜ老後資金の準備という目的においては国際分散投資が重要になってくるのかということについて説明します。
まず投資目的に回帰しますが、老後資金を準備するにあたって、投資期間は何年になるかが逆算します。私の場合はこのまま同じ企業に勤める場合には退職年齢は65歳で、現在の年齢は23歳なので、運用期間は42年です。要するに、この投資期間は超長期投資と言えますよね。
この42年間毎月一定額を積み立てるとして、その間に一切売却しないものと仮定して考えます。
*ここでは42年で設定していますが、大体20年以上の投資期間になる場合には超長期になるとお考え下さい。
そして、この投資期間(40年以上とします)の場合には、40年後にも成長している国と資産を見つけ出さなければならなりません。しかし、この「40年後も成長している」国や資産を見つけることは非常に困難です。
最近でいうと
●SHARPが台湾企業ホンハイに買収されましたが、10年以上前にだれがそれを予測できたでしょうか?
●10年以上前には、新興国として名をはせていたBRICsですが、ブラジルやロシアの経済成長は落ちています。
●去年6月にはダウジョーンズ指数が発表以来現在まで構成銘柄になっていたGEが外されてしまいました。
●リーマンショック以前では、債券投資は景気の下落局面では資産保全のために有効的な利息収入を稼ぐ手段でありましたが、現在ではほとんど利息収入が付かないのに、価格変動が大きいミドルリスクローリターンな資産になっています。
●20年近く前に中国が現在のようにアメリカに比肩するほどの国になっていることをだれが予想できたでしょうか?
だからこそ、一つの国や、一つのアセットクラスに集中して、長期で投資をすることは非常に危険なのです。
そして、だからこそ、長期国際分散投資が非常に有効的なのです。
まずは、この長期国際分散投資を要素分解して説明します。
「長期」とは、その言葉通り、長い期間保有し続けることを言います。
「国際」とは、一国の資産い集中投資をするのではなくて、様々な国の資産に投資をすることを言います。
「分散」とは、例えば株式だけに投資をするのではなくて、債券や不動産などの様々な資産に投資をすることを言います。
長期分散投資をすることで、受けられえるメリットはたくさんあります。現在ではアメリカや中国の株が有効的な投資資産になりますが、10年後はどうなっているかわかりません。もしかしたら、東南アジアの株や今では市場規模が小さいために有効的な投資対象地域としては見られていないブラジルやロシアの株がさらに成長するかもしれません。このように、将来的に経済は長期で見るとどうなっているかわからないですが、その時々の経済情勢に応じて、資産配分を自動的に変更できることでより経済成長の恩恵を受けることができますよね。
なので老後資金を準備するという目的において、投資信託を選ぶ時には、国際分散投資を実践しているファンドを購入するようにしましょう。
ここではどのようなファンドがあるかは紙面の関係上割愛しますが、後日また書きます。
さて、このようなファンドですが、当然デメリットもあります。
●集中投資をしない分、経済成長の時により大きなリターンを得にくいという特徴
このようなファンドはそもそも資産を保全することを目的にしているために、たとえ経済が高成長の時にでも、大きなリターンを狙うことは難しくなります。しかし、経済が後退局面でも、その価値の減少が小さくなるというメリットも同時についています。
●様々な国や資産に分散投資をし、機動的にその配分比率を変更するために手数料が多くかかってしまうという特徴
このようなファンドは、経済のその時々の状況に応じて資産配分を機動的に変更します。そのため維持管理費用が高くなってしまいます。しかし、経済状況に応じて資産比率を大きく変更できるので、経済の大きな後退局面でもその価値の下落が抑えることができるというメリットと、世界経済の成長率に投資をしていることになりますので、世界経済の成長率(平均年率2%前後)の恩恵を受けることができます。
このようなメリットデメリットがありますが、老妓資金を準備するという目的における長期国際分散投資は非常に有効的な投資手法になります。
以上が今回の内容です。
ありがとうございました。
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