2023年01月21日
エスプール社の障碍者雇用受託問題のニュースを見て考えた話
障害者雇用代行ビジネス 「働く場創出」に賛否 大半が休憩時間との証言も【表層深層】
考えたのはエスプール社のビジネスや障碍者雇用の在り方について、ではない。
代行ビジネスにお金を出していた企業側が何を考えていたか、についてだ。
私はこのニュースを見て「なぜ企業は対価に見合わないお金をエスプール社に払うのだろう?」と考えた。
その答えは簡単で、障碍者雇用率を満たさない場合のペナルティが、エスプール社に払うお金を上回っているからだ。
次に考えたのは「なぜペナルティの回避を自力でやらないんだろう?」と考えた。
これも答えは簡単で、企業は障碍者就労のノウハウを持っていないからだ。
実体験を踏まえて言うと、日本の大部分の企業は「誰もが働きやすい働き方」のノウハウを持っていない。
所謂、企業人が働くことを前提に会社組織がつくられている。
そんな組織である会社にとって、ゼロから働き方のノウハウをつくるのはとほうもないハードルに映るのだろう。
記事の中で「雇用率を買う」というワードで企業が批判されていたが、少々わかりにくい表現だ。
真に批判すべきは「誰もが働きやすいノウハウを蓄積しようとせず、お金で解決しようとした社会的責任意識の低さ」であろう。
一方、代行業を行っているエスプール社も、労働の実態を見れば非難されてしかるべきことをやっている。
過少な労働をあてがうのも立派なハラスメントだ。
お金さえ入っていれば従業員の労働環境の改善に目を向けないという姿勢は企業としてよいものではない。
エスプール社の唱える理念も空虚な建前に聞こえてしまう。
ただ私はエスプール社のことをただ1点評価している。
それは「障碍者就労ノウハウ提供に金銭的価値がある」ことを見出した点だ。
エスプール社は粗悪な業者であったかもしれないが、お金のある市場には優良企業が芽生える。
この問題を代行業者の雑な規制などで解決してほしくはない。
経験上、日本の企業に「誰もが働きやすい働き方」など全く期待できないからだ。
考えたのはエスプール社のビジネスや障碍者雇用の在り方について、ではない。
代行ビジネスにお金を出していた企業側が何を考えていたか、についてだ。
私はこのニュースを見て「なぜ企業は対価に見合わないお金をエスプール社に払うのだろう?」と考えた。
その答えは簡単で、障碍者雇用率を満たさない場合のペナルティが、エスプール社に払うお金を上回っているからだ。
次に考えたのは「なぜペナルティの回避を自力でやらないんだろう?」と考えた。
これも答えは簡単で、企業は障碍者就労のノウハウを持っていないからだ。
実体験を踏まえて言うと、日本の大部分の企業は「誰もが働きやすい働き方」のノウハウを持っていない。
所謂、企業人が働くことを前提に会社組織がつくられている。
そんな組織である会社にとって、ゼロから働き方のノウハウをつくるのはとほうもないハードルに映るのだろう。
記事の中で「雇用率を買う」というワードで企業が批判されていたが、少々わかりにくい表現だ。
真に批判すべきは「誰もが働きやすいノウハウを蓄積しようとせず、お金で解決しようとした社会的責任意識の低さ」であろう。
一方、代行業を行っているエスプール社も、労働の実態を見れば非難されてしかるべきことをやっている。
過少な労働をあてがうのも立派なハラスメントだ。
お金さえ入っていれば従業員の労働環境の改善に目を向けないという姿勢は企業としてよいものではない。
エスプール社の唱える理念も空虚な建前に聞こえてしまう。
ただ私はエスプール社のことをただ1点評価している。
それは「障碍者就労ノウハウ提供に金銭的価値がある」ことを見出した点だ。
エスプール社は粗悪な業者であったかもしれないが、お金のある市場には優良企業が芽生える。
この問題を代行業者の雑な規制などで解決してほしくはない。
経験上、日本の企業に「誰もが働きやすい働き方」など全く期待できないからだ。
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