2018年01月30日
ガーガーいびきをかいてる人をみて…くすくす笑ってる場合じゃない。病気・命に関わるいびき
好きなスポーツを生で観戦しに会場へ行きました。もちろん楽しかったのですが、一方でとても後悔している事があるので、ここに書いておきます。
私は二階の一番後ろの椅子席に座っていました。会場は満員だったので、ちょっとぎゅうぎゅう詰めでした。
試合も終盤にさしかかった頃、私の斜め前の方向、10メートル程度離れた客席で、ものすごく大きな音で「いびき」をかき始めた男性がいました。
35〜40歳くらいの男性で、少し体格のいい…太った人でした。
いびきの音は、「ガーガー」という感じです。
いびきをかいて眠っているな、のんびりしてるな、微笑ましいなと私は思いました。周りのお客さんも、くすくす笑っていました。
その時、そのいびきをかいている男性の隣にいた女性が、男性の肩を強めに叩きながら、周りの観客に向かって少し大きな声で何かを訴えかけました。
なんと言ったのか私は聞き取れなかったけど、たぶん「この人のいびきウルサイからどうにかして!」とか、そんなことを言ってるんだろうと思い、私には何もできないな〜と思いながら眺めていました。ほかの観客も同じような反応でした。
そのうちに係の人が一人近づいてきて、すぐに慌てて外に走っていきました。
同時にだんだんその男性のいびきが静かになっていき、始まってから30秒くらいでいびきは止まりました。
隣の女性は男性をかなり強く叩いていましたが、まだ男性は目を覚ましません。
この時点でも私は、あの男性は居眠りしているな、係の人があの男性を外へ連れ出して、どこかの部屋でちゃんと横にして寝させてあげようとしてるのかな?と思いながら見ていました。
私がのんびり見ているうちに、係の人たちがたくさん集まってきました。
すぐにお医者さんと看護婦さんが一人ずつやってきました。おそらく会場で待機していたお医者さんです。
お医者さんが、座って寝てる男性のまぶたを無理やり持ち上げて、目に懐中電灯の光を当てて観察をし始め、次は聴診器を当てたり脈を調べたりしました。
それでも男性は目を覚まさないんです。
ここで私はやっと少し心配し始めました。テレビか何かで見たイメージですが、生死を確認している様子に見えたからです。
今更心配したって、もう私に手助けできる事は何も無いのは明らかだと思いました。
お医者さんが聴診器を当てたり、男性を椅子からおろして通路に寝かせたりしているうちに、今度は救急隊の方たちがやってきました。
救急隊の人達とお医者さんが交互で、その男性に対して、力強く心臓マッサージを始めました。
心臓を押されるたびに、反動でお腹の部分が跳び上がります。
でもまだ男性は目を覚ましません。
心臓マッサージという事は、心臓が止まっているのではないか…とさらに心配になりました。
救急隊の人はどんどん新しくやってきて、人数も医療機器の数も増えていきました。
いびきをかき始めてから1時間、心臓マッサージ開始から40分くらいたっても男性は目を覚ましません。
私は、一番最初に男性の隣の女性が声を上げた時に、ぼーっと眺めていた自分のことが恥ずかしくなり、後悔しました。あれはおそらく、「意識が無い!助けて!」とか、「救急車!」などと訴えていたんだと思います。
あの瞬間に私が素早く反応できれば、例えば119番に電話するとか、色々手助けもできたはずだと悔やんで反省し、そして遅くはなったが今からでも、何か手助けできる事はないかと考えました。
思いついたのは、荷物を持ってあげることだけでした。あの隣の女性が男性の分も荷物を持つのは大変そうだから、救急車に移動する時は、私が荷物を持ってあげよう…と心の中で準備していました。
長時間の心臓マッサージの末、意識は戻らないまま男性は担架に乗せられて移動を開始しました。「私が持とう!」と思ったけど、男性の荷物は当然ながら係員さんが持って行ってしまい、私はこの件について、ただ心配して見ているだけで終わりました。
「周りで困っていそうな人を見かけたら、マッハで声をかけるぞ」という心の準備の大切さを思い出しました。
それ以来、いびきをかいている人を見るととても心配になります。特にそれが、体格のいい男性だと…。
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いびきの新治療で心と体をリフレッシュ! [ 池尻 良治 ]
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私は二階の一番後ろの椅子席に座っていました。会場は満員だったので、ちょっとぎゅうぎゅう詰めでした。
試合も終盤にさしかかった頃、私の斜め前の方向、10メートル程度離れた客席で、ものすごく大きな音で「いびき」をかき始めた男性がいました。
35〜40歳くらいの男性で、少し体格のいい…太った人でした。
いびきの音は、「ガーガー」という感じです。
いびきをかいて眠っているな、のんびりしてるな、微笑ましいなと私は思いました。周りのお客さんも、くすくす笑っていました。
その時、そのいびきをかいている男性の隣にいた女性が、男性の肩を強めに叩きながら、周りの観客に向かって少し大きな声で何かを訴えかけました。
なんと言ったのか私は聞き取れなかったけど、たぶん「この人のいびきウルサイからどうにかして!」とか、そんなことを言ってるんだろうと思い、私には何もできないな〜と思いながら眺めていました。ほかの観客も同じような反応でした。
そのうちに係の人が一人近づいてきて、すぐに慌てて外に走っていきました。
同時にだんだんその男性のいびきが静かになっていき、始まってから30秒くらいでいびきは止まりました。
隣の女性は男性をかなり強く叩いていましたが、まだ男性は目を覚ましません。
この時点でも私は、あの男性は居眠りしているな、係の人があの男性を外へ連れ出して、どこかの部屋でちゃんと横にして寝させてあげようとしてるのかな?と思いながら見ていました。
私がのんびり見ているうちに、係の人たちがたくさん集まってきました。
すぐにお医者さんと看護婦さんが一人ずつやってきました。おそらく会場で待機していたお医者さんです。
お医者さんが、座って寝てる男性のまぶたを無理やり持ち上げて、目に懐中電灯の光を当てて観察をし始め、次は聴診器を当てたり脈を調べたりしました。
それでも男性は目を覚まさないんです。
ここで私はやっと少し心配し始めました。テレビか何かで見たイメージですが、生死を確認している様子に見えたからです。
今更心配したって、もう私に手助けできる事は何も無いのは明らかだと思いました。
お医者さんが聴診器を当てたり、男性を椅子からおろして通路に寝かせたりしているうちに、今度は救急隊の方たちがやってきました。
救急隊の人達とお医者さんが交互で、その男性に対して、力強く心臓マッサージを始めました。
心臓を押されるたびに、反動でお腹の部分が跳び上がります。
でもまだ男性は目を覚ましません。
心臓マッサージという事は、心臓が止まっているのではないか…とさらに心配になりました。
救急隊の人はどんどん新しくやってきて、人数も医療機器の数も増えていきました。
いびきをかき始めてから1時間、心臓マッサージ開始から40分くらいたっても男性は目を覚ましません。
私は、一番最初に男性の隣の女性が声を上げた時に、ぼーっと眺めていた自分のことが恥ずかしくなり、後悔しました。あれはおそらく、「意識が無い!助けて!」とか、「救急車!」などと訴えていたんだと思います。
あの瞬間に私が素早く反応できれば、例えば119番に電話するとか、色々手助けもできたはずだと悔やんで反省し、そして遅くはなったが今からでも、何か手助けできる事はないかと考えました。
思いついたのは、荷物を持ってあげることだけでした。あの隣の女性が男性の分も荷物を持つのは大変そうだから、救急車に移動する時は、私が荷物を持ってあげよう…と心の中で準備していました。
長時間の心臓マッサージの末、意識は戻らないまま男性は担架に乗せられて移動を開始しました。「私が持とう!」と思ったけど、男性の荷物は当然ながら係員さんが持って行ってしまい、私はこの件について、ただ心配して見ているだけで終わりました。
「周りで困っていそうな人を見かけたら、マッハで声をかけるぞ」という心の準備の大切さを思い出しました。
それ以来、いびきをかいている人を見るととても心配になります。特にそれが、体格のいい男性だと…。
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