2020年11月21日
MDに関して
私の所持するMDデッキ KENWOOD DM-7090が壊れかけていることがわった。
CDよりもコンパクトで埃や傷にも強いので特に移動やカーオーディオの世界ではヒット間違いないと思っていたのに、MDは今や絶滅種となってしまった。
オーディオのデジタル化、コンパクト化が進み、USBやメモリーカード、iPodなどに音楽が保存できるようになってMDの需要は減っていってしまった。カセットテープ、ビデオテープは今でもお店の片隅で見つける事はできる事もある。しかしMDディスクを見付ける事はほとんどできない。
価格:1,899円 |
MDに関して色々と調べてみた。
MDの音声圧縮方式
ARTAC、ATRAC2、ATRAC3、ATRAC3plus、ATRAC Advanced Lossless(2005年頃)などと進化してきたがMDが絶滅した今日では使われることは少ない。
Advanced Losslessが気になったので調べてみた。
ATRAC Advanced Losslessでは、 ATRAC3やATRAC3plusで圧縮したデータと、ATRAC3やATRAC3plusで圧縮する際に間引いた音(誤差成分)を圧縮したデータを合わせて記録します。これにより、ATRAC3やATRAC3plusのデータだけをそのまま取り出したり、誤差成分もあわせて使用することでCDの音楽情報を完全に再現することができます。
https://www.sony.co.jp/Products/ATRAC3/tech/aal.html より引用
ATRACでカットしていた音声成分(誤差成分と言っている)を別途圧縮してあわせて記録しているのかぁー。それでロスレスになるんだ。なるほどォ。どんな音か、違いを聞き比べてみたいところだ。
故意にカットしたロスありデータ + ロス分(カット分)= ロスレスデータ
残念ながら、私の持ってる1997年頃のKENWOOD DM-7090は初期のATRACでATRAC Advanced Losslessには対応していない。
MD/CD対応のカーステレオを搭載していた時代があった。私史上初めてのカーCD、初めてのカーMD搭載のカーステレオであった。音質に関しては、当時聞き比べてみると、明らかにMDの方が音が悪かったのを覚えている。
当時のカーステレオのATRACの仕様は、はっきりわかってない。しかし、録音はDM-7090のATRAC形式で録音しているので、少なくともARTACはCDよりも音質は悪かったという事だろう。
PCでの利用
x-アプリ
先のATRACの中で、ATRAC3、ATRAC3plusではPC上でファイルとして取り扱う事が可能になった。ATRAC3は1999年発表された。x-アプリ(2016~2018年頃)で扱う事ができるらしい。ファイル名は*.oma、*.aa3となる。
Media Go
x-アプリでしかATRACを扱えないのかと思っていたら、Media GoというアプリもATRACを扱えるようだ。ATRAC3、ATRAC3plus、ATRAC Advanced LossLess形式はもちろんのこと、FLAC、MP3、MP4も対応可能なので
*.oga、*.ogg *.flac、*.mp4、*.m4a
に変換が出来そうである。試してはいないが。
Media Goは、確か以前SONY Elicsonのスマホを買ったときかSONYのデジカメを買ったときに使っていたので、使えるかもしれない。
と思い、ソフトが存在するか確認してみると、すでにサポートは終了!
音楽フォーマットの変換ができれば活用法が増えるような気がする。
しかし、MDデッキ自体が機械的?故障したっポイ。あやしいのだ。
Music Center for PCをご利用ください。
と書いてある。
Music Center for PC
再生可能なフォマット
ATRAC (.oma/.aa3) / ATRAC Advanced Lossless (.oma/.aa3) / WAV (.wav) / MP3 (.mp3) / AAC (.3gp/.mp4/.m4a) / HE-AAC (.3gp/.mp4/.m4a) / WMA (.wma) / DSD (.dsf/.dff) / FLAC (.flac) / MQA (.mqa.flac) / APE (.ape) / ALAC (.mp4/.m4a) / AIFF (.aiff/.aif)
とある、先の*.flac、*.mp4、*.m4aなども対応している。DSD (*.dsf/*.dff) も再生可能だ。
これなら、たぶんフォマット変換できそうな気がする。
最新公開日 : 2020-08-04 なのでたぶん。ダウンロードは無料だ。
後は、@USBオーディオインターフェイスが対応できるかどうかと、➁MDデッキが正常に動くことが前提なのだが、MDデッキが壊れかけているので、MD音源のPCへの取り込みは絶望的。
MDデッキをDAコンバータ―として以下のように使えれば利用価値があるかもしれない。
アナログ入力 MDデッキ ⇒ デジタル出力 ⇒ USBオーディオインターフェイス
⇒ Music Center for PC でFLACに変換 ⇒ PCにファイルとして保存
めんどくさいことせずに、
アナログ入力 ============⇒ USBオーディオインターフェイス
⇒ Music Center for PC でFLACに変換 ⇒ PCにファイルとして保存
にしてPCに取り込めばもっとシンプルにできると言えばそれまでなのだが。
MDデッキが壊れてしまった場合
PCともUSB接続可能な中古のMDデッキを購入する
情報によると、SONY MZ-RH1(すでに製造中止)を使うとUSBケーブルでPCと接続してWAV形式、ATRAC形式でPCに保存ができるようだ。
【中古】(非常に良い)SONY Hi-MD ウォークマン MZ-RH1 S 価格:107360円 |
PCともUSB接続可能なMDデッキをレンタルで借りる
MZ-RH1はMDデータをPCに取り込める唯一の方法だそうで、中古でも10万円前後の高額で取引されている。数が少ないため、レンタルでMZ-RH1を借りる方法もある。
【レンタル】 【6泊7日MZ-RH1】 ソニー Hi-MD ウォークマン ポータブ mdプレーヤー SONY MZ-RH1 録音再生ポータブルMD レンタル 価格:7370円 |
USB接続なので光やコアキシャルでのダビングに比べ高速にデータをコピーできるらしい。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10353881
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック