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2020年05月04日

レース回顧 天皇賞・春

3日(日)京都で行われた天皇賞・春は道中後方よりで進めたフィエールマンが直線外から粘るスティッフェリオを交わし連覇を達成。見事3つ目のGTタイトルを手にしましたね。

この日の京都は良。前日比較では少し時計がかかっていた印象です。
勝ちタイムは3分16秒5。
ラップバランスとしては、序盤がそこそこ遅く、中盤が早くなっています。これはスタンド前でキセキが先頭にたった影響で、無理について行かなかった後続は実質4F戦の競馬になっています。
正直、ペースのわりに上りは微妙にもうつりますし、全体レベルとしては決して高くはなかったレースだとは見ています。

勝ったフィエールマンは、慌てず騒がず立ち回った印象でしたね。
道中後方よりで枠なりに外目を追走。最後も先に抜け出したスティッフェリオを捻じ伏せました。
この馬のパフォーマンスとしては昨年と同等か少し落ちるかなといった印象なんですが、この路線ではやはり頭一つ力が抜けているんでしょう。
ディープ産駒の牡馬としては初のGT3勝馬となったわけですが、種牡馬としての価値を考えれば、もう一つ二つ中距離でのGTタイトルが欲しいところでしょうし、その力は充分ある馬でしょう。

2着はスティッフェリオ。
ある程度のポジションが取れましたし、勝負所までインベタでしっかり脚を溜めることができました。
今回、スイートスポットに入ったのは、この馬で間違いないでしょう。
前哨戦の内容からも、ここは人気が無さ過ぎた印象でしたし、狙って妙味の1頭ではありましたね。

3着はミッキースワロー。
後方よりのポジションになりましたし、折り合いも欠いていた印象。ラストも早く仕掛けた分、甘くなった印象で、決してスムーズな競馬での3着ではないと思うのですけどね。
苦手な遠征競馬も一定クリアした格好ですし、正直つかみどころのない馬です(苦笑)

4着はユーキャンスマイル。
そこそこポジションは取れましたし、終始インで立ち回ってロスのない競馬。まぁ、直線はバイアス的に外に出してもよかったかもですが。
それでも、全体的に見ると弾ききれなかった印象ではあります。
このあたりは、距離なのか、血統なのか、この馬の能力なのか、判断の難しいところではありますね。

5着はトーセンカンビーナ。
最後方から末脚に賭ける競馬。
流れが向いたとも言えませんし、流石に最後方からでは厳しかったといったところでしょう。
ただ、将来の可能性は感じる5着ではあったと見ています。

6着はキセキ。
スタートはマズマズでしたが番手からの競馬。スタンド前でスイッチが入って暴走気味に先頭…。
難しい馬になっちゃいましたね。
あとは逃げてどうかくらいしか、選択肢はなさそうで、出負け癖も完全に解消されたわけではないでしょうし、ホント難しいところだと思います。


馬券的にはハズレ。
まぁ、ちっとも惜しくないハズレですね。
切り替えていきましょう。





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