2017年11月24日
【ドラマ】この人生は初めてなので ep.13-2
〜ep.13-1のつづきから〜
ホランは公園のベンチでウォンソクを待っていた。ウォンソクが後から来て隣のベンチに座る。姿を見ただけで涙が出そうになり、鼻をすするホランに「そうやって泣くなら後でまた話をしよう」と言うウォンソク。急いで涙を拭いたホラン。
「考え、整理できた?」とウォンソクが尋ねた。ホランはウォンソクに謝る。ホランはやり直したいんだね。
「私が間違ってた。叫んで、怒って、あなたが大変な思いで買ったソファーに腹だけ立てて、それから、結婚しようってプレッシャーをかけて、それから・・・」
「だからまた付き合うと何が変わるわけ?また付き合ったら結婚しようって言わないの?」「あなたが嫌なら言わない」
「今、そういう問題じゃないじゃないか!お前はただ結婚したいじゃないか、どうして俺の為にしたい事を隠すんだよ!」「隠すんじゃなくて、私はあなたと結婚したいから・・」「俺としたいって?本当か?心に誓って自信あるか?」「何言ってるの、どうして?」
ウォンソクはとうとう劇場で見た「結婚したいです」とのトークの話をホランに言ったよー。「見たんだ、うちの会社のアプリのチャットしてたのを」
ホランは本当にそんな気はなく、ただの興味でしていたことだけど、ウォンソクはショックだったろうな〜
ただやってみただけ、ウォンソクの会社だからしてみたんだけど、向こうから連絡が来て、と弁解するホラン。「どっちにしろ連絡してたじゃないか」と言うウォンソクに特別な意味も無くただしただけと言うホラン。
結婚したい女(ホラン)と結婚する女を探している男が連絡して、何の意味も無いと言うのか?とウォンソクが訊くと「私の気持ちはそうじゃなくて」と泣きながらホランは弁解をする。(うーん、苦しい。別れ話の翻訳・・・)
「気持ちも結局は事実関係だ。この何か月、俺たちどうだった?お前は口を開けば結婚、俺は目を開ければ逃げるのに忙しかった。お前はいつも俺に負担を与え、俺はお前を満たせなかった。それが俺たちのファクトで気持ちだ。それとお前がその男に答えたこともお前の心の一部だ。お前ももう自分の気持ちに正直になればいい」ホランは泣きながらウォンソクの話を聞いている。
ウォンソクは立ち上がり、「もうこれで整理しよう。俺も疲れた」と別れを告げた。荷物はホランがいない時に取りに行くからと言い、歩いていくウォンソク。ホランも立ち上がってウォンソクの後姿に駆け寄り、抱き着いた。「行かないで。あなたがいなくてどうやって生きていくの」とすがる。「あなたがいなければ死んじゃう」
ウォンソクも涙がこぼれているが、ホランの腕をほどき、背中を見せたまま「俺がいなくても死なないよ。すぐに大丈夫になるさ」と、泣き顔を見せないように振り返らずに行ってしまった。
嫌いじゃないんだけど気持ちがすれ違って別れるってこういうことだよね〜。ふぅ〜
ジホとセヒはバスの中。セヒがジホに今日も何事もなかったかと尋ねている。こんな質問、自分を思ってくれるみたいで嬉しいよね〜。「ええ、いつも通り、平和に。セヒさんは?」「私も、普段通り何事もありませんでした」
ジホはその返事を聞いて「私、実は、ちょっとあったんです」と、ジョンミンの名刺をセヒに見せた。セヒが名刺を見る。
「ある制作会社の代表が尋ねて来られました」「制作会社ですか?」「ええ、ドラマです。一緒に仕事をしたいと訪ねて来られました」
「では、また仕事を?」「いいえ、そういうことではなくて。自分の気持ちがよく分からないんです、まだ」
セヒは名刺の名前を見つめる。「男性の名前のようでしょう?」とジホは言った。「女性の方ですか?」「ええ」
ジホはジョンミンの印象をセヒに伝えた。とてもしっかりしていて、そのしっかりさで周りに害を与えるのではなく、抱えてくれそうな、ざらにはいないような女性だったと。
「名前はありふれてますけど」とジホが言うと「そうですね。ありきたりの名前です」と言うセヒ。きっと自分の知ってるコ・ジョンミンではないと思いたかったんだろうな〜
その時、ジホに電話が入った。「え、本当?」スジからの呼び出しのようだ。
急いで屋上部屋に来たジホ。ホランが毛布にくるまって外に出ている。その横にはスジ。公園のベンチからホランを連れ帰ってきたと言う。ジホが心配そうに「中に入って横になろう」と言うと、「入れそうにない」と答えるホラン。思い出が多すぎる家だからね〜。ジホとスジは目くばせをするが、ホランに寄り添ってあげることしかできない。
セヒはウォンソクとマ代表が飲んでいる居酒屋にやって来た。若干驚くマ代表。まずこういう席に来るキャラじゃないもんね。すでに酔っぱらっているウォンソクは「あ、セヒ兄さんだ、ナム・セヒだ!」と嬉しがる。
ウォンソクはセヒを自分のメンターと呼んで焼酎を注ぐ。「もう兄さん(マ代表)ではなくて、セヒ兄さんが僕のメンターです」とマ代表に宣言するウォンソク。こいつに何を言ったんだと訊くマ代表。
「セヒ兄さんは、正直にならなければと言ったんです」←屋上での会話のことだね!そして主語が全て自分本位なのを指摘したことも。
「それで、一度主語を変えてみたんです。」とウォンソクは続ける。
「ホランは僕のせいで笑った」→劇場で芝居を見ながら涙を流していたホラン。
「ホランは僕のせいで幸せだ」→結婚を待ってほしいと言った時の、当惑するホラン。
「そしてホランは僕がいなくては生きていけない」→ウォンソクの知らないところで他の男と連絡していたホラン。
「そうやって主語を相手に変えてみたところ、答えは意外と簡単だったんですよ」とウォンソクは言った。
「答えを導き出す公式が間違っていたんですよ。7年間、僕はただ自分が幸せな道だけを選択していたんですね」盃が止まらないウォンソク。前に座る兄二人は何もかける言葉がない。
ホランは結局部屋に入れないまま、外の台の上で寝てしまった。「人生は長い。見れないこともたくさん見るわ」と言うスジ。ジホは同調しながら、制作会社の代表が自分を訪ねてきたことを打ち明けた。
「だけど、私が・・文を書かないのかという質問に“結婚しました”って答えたの。私、どうしてそうしたのかな?」とスジに訊く。
「それは…説明が面倒でそうしたんじゃない?結婚って社会での良い盾になる時があるじゃない」と世間を悟っているスジ。「だけど、一瞬自分が卑怯だと思った」とジホ。ジホはものすごく物事を真っ直ぐに考える性格だから。
「卑怯だなんて。他人に隠していきたいときもあるよ。人生、たまには片足に寄りかかって立つことも必要だから」そういったスジに、そういう時があるのかとジホは尋ねた。「(その片足は)どこ?マ代表?」
「私の足はすでに3本だから。そんな必要はないの」不思議がるジホにスジは言った。「うちのお母さんの足が私の足だから」
こちらも寝てしまったウォンソクを見て、マ代表はセヒを責める。「なんであいつに余計な話をしたんだ」
セヒは淡々と答えた。「これは俺が言った言葉じゃないけど。お前が言った言葉じゃないか、俺に。12年前」
12年前、ジョンミンと別れ悲しみに暮れて酒をあおるセヒに、セヒがジョンミンといることが良くて、セヒがジョンミンを幸せにしてあげたくて、セヒがジョンミンがいなければ生きられないというのはお前の欲だと。だけどジョンミンは違う。だからセヒから離れて行った。そうやってジョンミンを諦めさせようとした12年前のマ代表。(しかし26才というにはかなり無理が・・・w)
あの時、話をしたのもこの店だった。時間は早く過ぎ去るとマ代表は感嘆した。そしてあの時、他にも何かあったのかとセヒに訊く。
あの当時、突然2人して休学して、ジョンミンは学校に戻らず消えてしまい、今考えると何かあったようだと思うマ代表。
セヒはそれには答えず、「お前、もしかしてあの時以降、消息を聞いたか?」と尋ねた。突然友達とも連絡を絶ったジョンミン。「無いだろ」と初めは断言したマ代表だが、アメリカに行ったと聞いた、とセヒに言ったところでウォンソクが目覚めた。トイレについて行ってあげる面倒見のよいマ代表だよー。セヒは何を思うか、盃を一人であける。ずっと心に引っかかってたジョンミンの名前が目の前に出てきて心中は穏やかじゃないはず。ジホから渡されてそのままになったジョンミンの名刺を見ている。
スジはホランを自分の家に連れてきた。車を降りて部屋に向かおうとすると駐車場に現れたマ代表。ホランは先に部屋に行っていると言い、マ代表にお辞儀をして駐車場を出て行った。忘れてたけど、こちらもこじれたままだった!顔を合わせても気まずい2人。
車でまた出かけ、陸橋の上で停車したスジ。ウォンソクは?と尋ねると自分が連れて行ったと言うマ代表。
マ代表は本題に入る。お母さんのメッセを見て他の男かと疑いを抱いて階段を上がって行ったことをスジに告白した。
「お前の言葉通り、俺はお前の世界を知らなかったようだ。俺は平凡に、円満に育った。だから、実はお前が難儀だ。お前の尖ったところが手に余る時がある。だけどさ、俺、お前がとても好きみたいだ」何回目の告白ですかー??マ代表ーー!
マ代表は、スジの尖った槍で自分を打っても、それが痛くても、自分を刺すことでその槍がダメになればそれで幸いだと思ったとスジに言う。そしてもう突然今日のように家に立ち寄らないし、スジの世界を知ったかぶりもしない、と優しく言った。スジは聞きながら涙がポロリと零れ落ちてるよ〜。
「だけどお前も、世の中の前でもう少しまともに立ってみろ」スジを真っ直ぐに見て言うと、スジも顔を向けた。
「俺が見るところ、お前はまともに世の中に向かい合ったことが無い。いつも逃げて、でなければ喧嘩して、会社を言い訳に、お母さんを盾に、そうやって世の中を非難だけして生きてきた。一回ぐらい、世の中をつかまえて立ち、顔を突き合わせて言わなければならないと思う」スジはきっとこういう風に誰かにストレートに言われたことなかったんだろうなー。ジホたちの間でもお姉さん的立場だったし。
「そしてお前が始めたなら、俺はお前の横で支える準備ができている。分かったか?」←カッコいいよ〜、マ代表!!
しかしその直後、自分自身をカリスマが凄いと自画自賛(笑)1日に2回も絞られるのは怖いからとおどけてスジの車を降りて行った。「世界でスジが一番怖い!」と言いながら(笑)最後は冗談に持っていくいつものパターン。走りながら自分の車に向かうマ代表をバックミラーで見るとハートのポーズそして手を合わせてごめんねのポーズも。後部座席を振り返ると、定位置のスジの娘がリンゴを抱いている!ゴメンの2連発で笑顔になったスジ。
“すべての人には自分だけの『19号室』がある。いくら近くても、他人に見つかりたくない、そんな部屋”
ジホとセヒは居間でサッカーを見ながらビールを飲んでいる。セヒはソファー、ジホは床。ふとセヒが気づいてジホに尋ねた。「どうしてこの前から床に座るんですか?」ジホは思いもよらなかったよう。
「あ、元々床に座るのが慣れているので、これが楽なんです」「だけどどうしてずっとソファーに座っていたんですか?」ジホは少し言いづらそうに「あの時、ああしたのは、この家がちょっと・・心地悪くて。セヒさんも」
「心地、悪かったでしょう?」とセヒも言った。ジホは頷く。でも、もうこういうことも2人は言えるようになった。ビールを飲みながらジホは思う。
“いくら楽になっても、招待できない、そんな部屋”
寝る時間になって今日も2人は向かい合う。「おやすみなさい」と言い合った後、セヒは持ったままになっていたジョンミンの名刺をジホに返した。そしてジホに言う。
「あの、ジホさん。ドラマというものが私はよく分からないのですが、この結婚のせいで躊躇しているということはないでしょう?」いきなりのセヒの言葉に戸惑うジホ。「もしもこの結婚がジホさんの未来の邪魔になるなら、そうでなかったらと思うので。お約束した通り、私はジホさんの迷惑になりたくないんです」
「はい。何をおっしゃっているのか分かりました」とジホは答えた。セヒが自室に入るのを見送ったジホ。
“今日はあの人も私も、なぜか自分だけの19号室で休まなくてはならない日のようだ”
自室でジョンミンの名刺を見ているジホ。突然パソコンを開け、以前の台本のファイルを眺める。
翌朝、スジはスジの娘を胸に抱いて目が覚めた。ベッドにいたはずのホランはもういない。
ウォンソクが家に入るとホランが自分の荷物を片付けていた。ホランの髪はバッサリとボブカットになっていた。
思わず会ってしまって気まずいウォンソクとホラン。荷物をまとめに来たというホランにウォンソクは俺が出ていかないと、と言うと、「考えてみたら私が出るのがいいみたい。あなたがここにいて」と言うホラン。家の保証金もホランが出したのに、とウォンソクが言うと、あとでこの家が満期になったら入金してとホランは答えた。うーん、寂しい会話。
キャリーバッグとボストンバッグを持ってホランは家を出た。「ホラン」ウォンソクが呼び止めた。「大丈夫だろ?」
「うん。もうだいぶ大丈夫になってきた」「そう、よかった」「行くね」と最後の挨拶を交わした後、ホランはウォンソクに向き直り、「あなたの言ったこと合ってる。私、もう自分の気持ちに正直になってみようかと」と言った。ウォンソクは何も言えない。
ホランは階段を下りていき、ウォンソクは部屋に入ろうとするんだけど、、、やっぱり気になるんだよねー。そりゃあそうだよね!嫌いじゃないもんね!それで振り返ってホランを見ると一人の男性が車でホランを迎えに来ていたよ〜。荷物をトランクに入れる男性。その姿を見ているウォンソク。自分がしてやれないこと。ホランは車に乗って去って行った。そしてあの男性は・・・?
ジホは「マイ・エンターテイメント」を訪れていた。“私自身の気持ちに正直になる時間”
社内を通り、代表室に案内されたジホ。ジョンミンが待っていた。
「文を書きたいです」ジホは言った。「良い文を書きたいんです。代表がお考えの方向が何かはまだよく分かりませんが・・・私ができるいい話をやりたいんです」
ジョンミンはそれが自分の方向だと言った。ジホがしたい話をすることが。ジホはその前に解決しなくてはならないことがあると言った。ジョンミンは他との契約問題かと尋ねたが・・・
補助作家を辞めた経緯を話すジホ。「一緒に仕事をしていた助監督に性暴力を受けるところでした」意外な告白に驚くジョンミン。そこから解決して文を書きたいと言うジホにジョンミンは気さくに受けてくれた。ジョンミンのさっぱりしていて頼りがいのある性格がよく分かります!
どんな方法で解決したいかを尋ねるジョンミンに、どうしていいか分からずそこから相談したいと言うジホ。
「2つの方法がありますよね」と言うジョンミン。法的な問題にするか、簡単に消してしまうか。消すという言葉に驚くジホ。
真に受けてどうやるのかと訊くと、驚かせて殺すとか笑わせて殺すとか憤怒で殺すとか物騒なジョンミン代表にジホは黙ってしまう。
イタズラ顔になり「冗談ですよ。ご飯でも食べて話をしますか?」と言ったジョンミン。「はい」とジホは一旦答えて・・「冗談、本当にお上手ではないですね」とハッキリと言った(笑)
「それが魅力だと・・・言われるんですが」とジョンミン。ジホもすっかりリラックス。
ジョンミンの行きつけの店に来た2人。メニューがないこの店で、ジョンミンが適当に見繕って注文してくれた。
「それからマッコリ3人前」「3人前ですか?」とジホが驚くと、「あ〜、ごめんなさい。おじさん、4人前!」と男らしくお酒を注文するジョンミン(笑)。
取りあえず乾杯をし、1杯目をワンショットの2人。いい飲みっぷり。久しぶりだからか美味しいと言うジホに、ジョンミンは旦那さんとは飲まないのかと尋ねた。旦那という言葉に笑いが出るジホ。サッカーを見ながらビール専門だと答える。今のところ、お互い知らずに話してるから〜なんか怖い!!
「変わった人なんです」とセヒのことを話し始めたジホ。「酔ったところも一度も見たことがないし」
夫婦でも互いに気をつけているみたいだとジョンミンは言った。ジホはそれを認め、自分とセヒには各自の19号室があると言った。お互い越えない領域のことを19号室と呼ぶジホ。ジョンミンはそういう間柄はいいですね、と賛同してくれる。夫婦でもそういうのは必要だと。
ジホはちょっと改まってジョンミンが結婚しないわけを尋ねた。自分が結婚したから気になるのか、もしかして失礼な質問でしたか?と言うジホに自分も昔は結婚しない年上の女性を不思議に思っていたと言うジョンミン。結婚は当然するものだと思っていたから、と。
「したことがあるんです、一度。結婚みたいなこと」とジョンミンはあっさりと答えた。学生の時、学内で付き合っていた彼氏と一緒に住んだと。
「付き合って、子供ができたんです。それで結婚しようってなって、一緒に暮らしたんですよ」いきなりの告白にジホは黙る。「その後が、気になるでしょう?」「はい、正直」
「赤ちゃんがだめになって別れました。向こうの家に反対もされて」ジホがいたたまれない顔をすると、なんでもないように「ユン作家がとても透き通った人だから私まで明け透けになったみたい」とジョンミンは言った。
失礼な質問を詫びるジホ。それでもジョンミンは「一年一年、年をとるのも特権でしょう、辛いことも今は全て思い出だから」とさっぱりと微笑みながら言うのだった。ジョンミン!!辛かったね〜〜
“ひょっとしたら、その時私は分かっていたかもしれない。この人が彼の19号室だということを”
すっかり気が合った二人はマッコリの乾杯をして碗を飲み干す。
“そして彼も分かっていたかもしれない。いつかその部屋に向き合わなくてはならないことを”
セヒはジホの帰りが遅くて心配で電話をかけるが繋がらず、留守番電話になってしまう。履歴ではすでに6回もかけている。心配で外まで出たセヒ。ジホの電話は相変わらず繋がらないまま。
その時、ジホはジョンミンと一緒に理事の車で送ってもらっている途中だった。気分よく、相当酔っている2人は車内でじゃれあっている。「代表は私のタイプです」「ユン作家がそう言ってくれると気分がいいわ」
そしてジョンミンはsome男のことも請合ってくれた。奴を罵るジョンミンを見て、嬉しくてジョンミンをバシバシ叩くジホ。
いつの間にか、家の近所まで来ていた車。大きな建物(学校?)の前で降ろしてもらった。ここでいいのかと訊くジョンミンに、トイレが我慢できないと走って行ってしまったジホ。
トイレを済ましたジホは呟く。「本当に良い人だ」そして車の中で待つジョンミンも、車を運転している理事に言う。「本当に良い人みたいでしょ?」「はい」ジホとジョンミンはお互いにお互いを気に入ったようだ。
“なぜ良い人たちはいっぺんに来るのだろうか”
ジョンミンは車を出て、歩道で両手を上げ大きく伸びをした。その時、ジホが建物から出てきて電話を見ながら歩道をを歩いてくるセヒを見つけた。笑顔になるジホ。そして、歩道でジョンミンとセヒは顔を合わせてしまった。お互い固まってしまった2人をジホが遠目で見ている。ジホの顔から笑顔が消えた。
“どうして縁はいつも予想もできず悲しいのか”
とうとう顔を合わせたセヒとジョンミン!ジホは作家の道を再び歩き始める決心をした。その所属社になろうかという会社の代表がセヒの元カノとは〜〜。しかもいい人〜〜
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ホランは公園のベンチでウォンソクを待っていた。ウォンソクが後から来て隣のベンチに座る。姿を見ただけで涙が出そうになり、鼻をすするホランに「そうやって泣くなら後でまた話をしよう」と言うウォンソク。急いで涙を拭いたホラン。
「考え、整理できた?」とウォンソクが尋ねた。ホランはウォンソクに謝る。ホランはやり直したいんだね。
「私が間違ってた。叫んで、怒って、あなたが大変な思いで買ったソファーに腹だけ立てて、それから、結婚しようってプレッシャーをかけて、それから・・・」
「だからまた付き合うと何が変わるわけ?また付き合ったら結婚しようって言わないの?」「あなたが嫌なら言わない」
「今、そういう問題じゃないじゃないか!お前はただ結婚したいじゃないか、どうして俺の為にしたい事を隠すんだよ!」「隠すんじゃなくて、私はあなたと結婚したいから・・」「俺としたいって?本当か?心に誓って自信あるか?」「何言ってるの、どうして?」
ウォンソクはとうとう劇場で見た「結婚したいです」とのトークの話をホランに言ったよー。「見たんだ、うちの会社のアプリのチャットしてたのを」
ホランは本当にそんな気はなく、ただの興味でしていたことだけど、ウォンソクはショックだったろうな〜
ただやってみただけ、ウォンソクの会社だからしてみたんだけど、向こうから連絡が来て、と弁解するホラン。「どっちにしろ連絡してたじゃないか」と言うウォンソクに特別な意味も無くただしただけと言うホラン。
結婚したい女(ホラン)と結婚する女を探している男が連絡して、何の意味も無いと言うのか?とウォンソクが訊くと「私の気持ちはそうじゃなくて」と泣きながらホランは弁解をする。(うーん、苦しい。別れ話の翻訳・・・)
「気持ちも結局は事実関係だ。この何か月、俺たちどうだった?お前は口を開けば結婚、俺は目を開ければ逃げるのに忙しかった。お前はいつも俺に負担を与え、俺はお前を満たせなかった。それが俺たちのファクトで気持ちだ。それとお前がその男に答えたこともお前の心の一部だ。お前ももう自分の気持ちに正直になればいい」ホランは泣きながらウォンソクの話を聞いている。
ウォンソクは立ち上がり、「もうこれで整理しよう。俺も疲れた」と別れを告げた。荷物はホランがいない時に取りに行くからと言い、歩いていくウォンソク。ホランも立ち上がってウォンソクの後姿に駆け寄り、抱き着いた。「行かないで。あなたがいなくてどうやって生きていくの」とすがる。「あなたがいなければ死んじゃう」
ウォンソクも涙がこぼれているが、ホランの腕をほどき、背中を見せたまま「俺がいなくても死なないよ。すぐに大丈夫になるさ」と、泣き顔を見せないように振り返らずに行ってしまった。
嫌いじゃないんだけど気持ちがすれ違って別れるってこういうことだよね〜。ふぅ〜
ジホとセヒはバスの中。セヒがジホに今日も何事もなかったかと尋ねている。こんな質問、自分を思ってくれるみたいで嬉しいよね〜。「ええ、いつも通り、平和に。セヒさんは?」「私も、普段通り何事もありませんでした」
ジホはその返事を聞いて「私、実は、ちょっとあったんです」と、ジョンミンの名刺をセヒに見せた。セヒが名刺を見る。
「ある制作会社の代表が尋ねて来られました」「制作会社ですか?」「ええ、ドラマです。一緒に仕事をしたいと訪ねて来られました」
「では、また仕事を?」「いいえ、そういうことではなくて。自分の気持ちがよく分からないんです、まだ」
セヒは名刺の名前を見つめる。「男性の名前のようでしょう?」とジホは言った。「女性の方ですか?」「ええ」
ジホはジョンミンの印象をセヒに伝えた。とてもしっかりしていて、そのしっかりさで周りに害を与えるのではなく、抱えてくれそうな、ざらにはいないような女性だったと。
「名前はありふれてますけど」とジホが言うと「そうですね。ありきたりの名前です」と言うセヒ。きっと自分の知ってるコ・ジョンミンではないと思いたかったんだろうな〜
その時、ジホに電話が入った。「え、本当?」スジからの呼び出しのようだ。
急いで屋上部屋に来たジホ。ホランが毛布にくるまって外に出ている。その横にはスジ。公園のベンチからホランを連れ帰ってきたと言う。ジホが心配そうに「中に入って横になろう」と言うと、「入れそうにない」と答えるホラン。思い出が多すぎる家だからね〜。ジホとスジは目くばせをするが、ホランに寄り添ってあげることしかできない。
セヒはウォンソクとマ代表が飲んでいる居酒屋にやって来た。若干驚くマ代表。まずこういう席に来るキャラじゃないもんね。すでに酔っぱらっているウォンソクは「あ、セヒ兄さんだ、ナム・セヒだ!」と嬉しがる。
ウォンソクはセヒを自分のメンターと呼んで焼酎を注ぐ。「もう兄さん(マ代表)ではなくて、セヒ兄さんが僕のメンターです」とマ代表に宣言するウォンソク。こいつに何を言ったんだと訊くマ代表。
「セヒ兄さんは、正直にならなければと言ったんです」←屋上での会話のことだね!そして主語が全て自分本位なのを指摘したことも。
「それで、一度主語を変えてみたんです。」とウォンソクは続ける。
「ホランは僕のせいで笑った」→劇場で芝居を見ながら涙を流していたホラン。
「ホランは僕のせいで幸せだ」→結婚を待ってほしいと言った時の、当惑するホラン。
「そしてホランは僕がいなくては生きていけない」→ウォンソクの知らないところで他の男と連絡していたホラン。
「そうやって主語を相手に変えてみたところ、答えは意外と簡単だったんですよ」とウォンソクは言った。
「答えを導き出す公式が間違っていたんですよ。7年間、僕はただ自分が幸せな道だけを選択していたんですね」盃が止まらないウォンソク。前に座る兄二人は何もかける言葉がない。
ホランは結局部屋に入れないまま、外の台の上で寝てしまった。「人生は長い。見れないこともたくさん見るわ」と言うスジ。ジホは同調しながら、制作会社の代表が自分を訪ねてきたことを打ち明けた。
「だけど、私が・・文を書かないのかという質問に“結婚しました”って答えたの。私、どうしてそうしたのかな?」とスジに訊く。
「それは…説明が面倒でそうしたんじゃない?結婚って社会での良い盾になる時があるじゃない」と世間を悟っているスジ。「だけど、一瞬自分が卑怯だと思った」とジホ。ジホはものすごく物事を真っ直ぐに考える性格だから。
「卑怯だなんて。他人に隠していきたいときもあるよ。人生、たまには片足に寄りかかって立つことも必要だから」そういったスジに、そういう時があるのかとジホは尋ねた。「(その片足は)どこ?マ代表?」
「私の足はすでに3本だから。そんな必要はないの」不思議がるジホにスジは言った。「うちのお母さんの足が私の足だから」
こちらも寝てしまったウォンソクを見て、マ代表はセヒを責める。「なんであいつに余計な話をしたんだ」
セヒは淡々と答えた。「これは俺が言った言葉じゃないけど。お前が言った言葉じゃないか、俺に。12年前」
12年前、ジョンミンと別れ悲しみに暮れて酒をあおるセヒに、セヒがジョンミンといることが良くて、セヒがジョンミンを幸せにしてあげたくて、セヒがジョンミンがいなければ生きられないというのはお前の欲だと。だけどジョンミンは違う。だからセヒから離れて行った。そうやってジョンミンを諦めさせようとした12年前のマ代表。(しかし26才というにはかなり無理が・・・w)
あの時、話をしたのもこの店だった。時間は早く過ぎ去るとマ代表は感嘆した。そしてあの時、他にも何かあったのかとセヒに訊く。
あの当時、突然2人して休学して、ジョンミンは学校に戻らず消えてしまい、今考えると何かあったようだと思うマ代表。
セヒはそれには答えず、「お前、もしかしてあの時以降、消息を聞いたか?」と尋ねた。突然友達とも連絡を絶ったジョンミン。「無いだろ」と初めは断言したマ代表だが、アメリカに行ったと聞いた、とセヒに言ったところでウォンソクが目覚めた。トイレについて行ってあげる面倒見のよいマ代表だよー。セヒは何を思うか、盃を一人であける。ずっと心に引っかかってたジョンミンの名前が目の前に出てきて心中は穏やかじゃないはず。ジホから渡されてそのままになったジョンミンの名刺を見ている。
スジはホランを自分の家に連れてきた。車を降りて部屋に向かおうとすると駐車場に現れたマ代表。ホランは先に部屋に行っていると言い、マ代表にお辞儀をして駐車場を出て行った。忘れてたけど、こちらもこじれたままだった!顔を合わせても気まずい2人。
車でまた出かけ、陸橋の上で停車したスジ。ウォンソクは?と尋ねると自分が連れて行ったと言うマ代表。
マ代表は本題に入る。お母さんのメッセを見て他の男かと疑いを抱いて階段を上がって行ったことをスジに告白した。
「お前の言葉通り、俺はお前の世界を知らなかったようだ。俺は平凡に、円満に育った。だから、実はお前が難儀だ。お前の尖ったところが手に余る時がある。だけどさ、俺、お前がとても好きみたいだ」何回目の告白ですかー??マ代表ーー!
マ代表は、スジの尖った槍で自分を打っても、それが痛くても、自分を刺すことでその槍がダメになればそれで幸いだと思ったとスジに言う。そしてもう突然今日のように家に立ち寄らないし、スジの世界を知ったかぶりもしない、と優しく言った。スジは聞きながら涙がポロリと零れ落ちてるよ〜。
「だけどお前も、世の中の前でもう少しまともに立ってみろ」スジを真っ直ぐに見て言うと、スジも顔を向けた。
「俺が見るところ、お前はまともに世の中に向かい合ったことが無い。いつも逃げて、でなければ喧嘩して、会社を言い訳に、お母さんを盾に、そうやって世の中を非難だけして生きてきた。一回ぐらい、世の中をつかまえて立ち、顔を突き合わせて言わなければならないと思う」スジはきっとこういう風に誰かにストレートに言われたことなかったんだろうなー。ジホたちの間でもお姉さん的立場だったし。
「そしてお前が始めたなら、俺はお前の横で支える準備ができている。分かったか?」←カッコいいよ〜、マ代表!!
しかしその直後、自分自身をカリスマが凄いと自画自賛(笑)1日に2回も絞られるのは怖いからとおどけてスジの車を降りて行った。「世界でスジが一番怖い!」と言いながら(笑)最後は冗談に持っていくいつものパターン。走りながら自分の車に向かうマ代表をバックミラーで見るとハートのポーズそして手を合わせてごめんねのポーズも。後部座席を振り返ると、定位置のスジの娘がリンゴを抱いている!ゴメンの2連発で笑顔になったスジ。
“すべての人には自分だけの『19号室』がある。いくら近くても、他人に見つかりたくない、そんな部屋”
ジホとセヒは居間でサッカーを見ながらビールを飲んでいる。セヒはソファー、ジホは床。ふとセヒが気づいてジホに尋ねた。「どうしてこの前から床に座るんですか?」ジホは思いもよらなかったよう。
「あ、元々床に座るのが慣れているので、これが楽なんです」「だけどどうしてずっとソファーに座っていたんですか?」ジホは少し言いづらそうに「あの時、ああしたのは、この家がちょっと・・心地悪くて。セヒさんも」
「心地、悪かったでしょう?」とセヒも言った。ジホは頷く。でも、もうこういうことも2人は言えるようになった。ビールを飲みながらジホは思う。
“いくら楽になっても、招待できない、そんな部屋”
寝る時間になって今日も2人は向かい合う。「おやすみなさい」と言い合った後、セヒは持ったままになっていたジョンミンの名刺をジホに返した。そしてジホに言う。
「あの、ジホさん。ドラマというものが私はよく分からないのですが、この結婚のせいで躊躇しているということはないでしょう?」いきなりのセヒの言葉に戸惑うジホ。「もしもこの結婚がジホさんの未来の邪魔になるなら、そうでなかったらと思うので。お約束した通り、私はジホさんの迷惑になりたくないんです」
「はい。何をおっしゃっているのか分かりました」とジホは答えた。セヒが自室に入るのを見送ったジホ。
“今日はあの人も私も、なぜか自分だけの19号室で休まなくてはならない日のようだ”
自室でジョンミンの名刺を見ているジホ。突然パソコンを開け、以前の台本のファイルを眺める。
翌朝、スジはスジの娘を胸に抱いて目が覚めた。ベッドにいたはずのホランはもういない。
ウォンソクが家に入るとホランが自分の荷物を片付けていた。ホランの髪はバッサリとボブカットになっていた。
思わず会ってしまって気まずいウォンソクとホラン。荷物をまとめに来たというホランにウォンソクは俺が出ていかないと、と言うと、「考えてみたら私が出るのがいいみたい。あなたがここにいて」と言うホラン。家の保証金もホランが出したのに、とウォンソクが言うと、あとでこの家が満期になったら入金してとホランは答えた。うーん、寂しい会話。
キャリーバッグとボストンバッグを持ってホランは家を出た。「ホラン」ウォンソクが呼び止めた。「大丈夫だろ?」
「うん。もうだいぶ大丈夫になってきた」「そう、よかった」「行くね」と最後の挨拶を交わした後、ホランはウォンソクに向き直り、「あなたの言ったこと合ってる。私、もう自分の気持ちに正直になってみようかと」と言った。ウォンソクは何も言えない。
ホランは階段を下りていき、ウォンソクは部屋に入ろうとするんだけど、、、やっぱり気になるんだよねー。そりゃあそうだよね!嫌いじゃないもんね!それで振り返ってホランを見ると一人の男性が車でホランを迎えに来ていたよ〜。荷物をトランクに入れる男性。その姿を見ているウォンソク。自分がしてやれないこと。ホランは車に乗って去って行った。そしてあの男性は・・・?
ジホは「マイ・エンターテイメント」を訪れていた。“私自身の気持ちに正直になる時間”
社内を通り、代表室に案内されたジホ。ジョンミンが待っていた。
「文を書きたいです」ジホは言った。「良い文を書きたいんです。代表がお考えの方向が何かはまだよく分かりませんが・・・私ができるいい話をやりたいんです」
ジョンミンはそれが自分の方向だと言った。ジホがしたい話をすることが。ジホはその前に解決しなくてはならないことがあると言った。ジョンミンは他との契約問題かと尋ねたが・・・
補助作家を辞めた経緯を話すジホ。「一緒に仕事をしていた助監督に性暴力を受けるところでした」意外な告白に驚くジョンミン。そこから解決して文を書きたいと言うジホにジョンミンは気さくに受けてくれた。ジョンミンのさっぱりしていて頼りがいのある性格がよく分かります!
どんな方法で解決したいかを尋ねるジョンミンに、どうしていいか分からずそこから相談したいと言うジホ。
「2つの方法がありますよね」と言うジョンミン。法的な問題にするか、簡単に消してしまうか。消すという言葉に驚くジホ。
真に受けてどうやるのかと訊くと、驚かせて殺すとか笑わせて殺すとか憤怒で殺すとか物騒なジョンミン代表にジホは黙ってしまう。
イタズラ顔になり「冗談ですよ。ご飯でも食べて話をしますか?」と言ったジョンミン。「はい」とジホは一旦答えて・・「冗談、本当にお上手ではないですね」とハッキリと言った(笑)
「それが魅力だと・・・言われるんですが」とジョンミン。ジホもすっかりリラックス。
ジョンミンの行きつけの店に来た2人。メニューがないこの店で、ジョンミンが適当に見繕って注文してくれた。
「それからマッコリ3人前」「3人前ですか?」とジホが驚くと、「あ〜、ごめんなさい。おじさん、4人前!」と男らしくお酒を注文するジョンミン(笑)。
取りあえず乾杯をし、1杯目をワンショットの2人。いい飲みっぷり。久しぶりだからか美味しいと言うジホに、ジョンミンは旦那さんとは飲まないのかと尋ねた。旦那という言葉に笑いが出るジホ。サッカーを見ながらビール専門だと答える。今のところ、お互い知らずに話してるから〜なんか怖い!!
「変わった人なんです」とセヒのことを話し始めたジホ。「酔ったところも一度も見たことがないし」
夫婦でも互いに気をつけているみたいだとジョンミンは言った。ジホはそれを認め、自分とセヒには各自の19号室があると言った。お互い越えない領域のことを19号室と呼ぶジホ。ジョンミンはそういう間柄はいいですね、と賛同してくれる。夫婦でもそういうのは必要だと。
ジホはちょっと改まってジョンミンが結婚しないわけを尋ねた。自分が結婚したから気になるのか、もしかして失礼な質問でしたか?と言うジホに自分も昔は結婚しない年上の女性を不思議に思っていたと言うジョンミン。結婚は当然するものだと思っていたから、と。
「したことがあるんです、一度。結婚みたいなこと」とジョンミンはあっさりと答えた。学生の時、学内で付き合っていた彼氏と一緒に住んだと。
「付き合って、子供ができたんです。それで結婚しようってなって、一緒に暮らしたんですよ」いきなりの告白にジホは黙る。「その後が、気になるでしょう?」「はい、正直」
「赤ちゃんがだめになって別れました。向こうの家に反対もされて」ジホがいたたまれない顔をすると、なんでもないように「ユン作家がとても透き通った人だから私まで明け透けになったみたい」とジョンミンは言った。
失礼な質問を詫びるジホ。それでもジョンミンは「一年一年、年をとるのも特権でしょう、辛いことも今は全て思い出だから」とさっぱりと微笑みながら言うのだった。ジョンミン!!辛かったね〜〜
“ひょっとしたら、その時私は分かっていたかもしれない。この人が彼の19号室だということを”
すっかり気が合った二人はマッコリの乾杯をして碗を飲み干す。
“そして彼も分かっていたかもしれない。いつかその部屋に向き合わなくてはならないことを”
セヒはジホの帰りが遅くて心配で電話をかけるが繋がらず、留守番電話になってしまう。履歴ではすでに6回もかけている。心配で外まで出たセヒ。ジホの電話は相変わらず繋がらないまま。
その時、ジホはジョンミンと一緒に理事の車で送ってもらっている途中だった。気分よく、相当酔っている2人は車内でじゃれあっている。「代表は私のタイプです」「ユン作家がそう言ってくれると気分がいいわ」
そしてジョンミンはsome男のことも請合ってくれた。奴を罵るジョンミンを見て、嬉しくてジョンミンをバシバシ叩くジホ。
いつの間にか、家の近所まで来ていた車。大きな建物(学校?)の前で降ろしてもらった。ここでいいのかと訊くジョンミンに、トイレが我慢できないと走って行ってしまったジホ。
トイレを済ましたジホは呟く。「本当に良い人だ」そして車の中で待つジョンミンも、車を運転している理事に言う。「本当に良い人みたいでしょ?」「はい」ジホとジョンミンはお互いにお互いを気に入ったようだ。
“なぜ良い人たちはいっぺんに来るのだろうか”
ジョンミンは車を出て、歩道で両手を上げ大きく伸びをした。その時、ジホが建物から出てきて電話を見ながら歩道をを歩いてくるセヒを見つけた。笑顔になるジホ。そして、歩道でジョンミンとセヒは顔を合わせてしまった。お互い固まってしまった2人をジホが遠目で見ている。ジホの顔から笑顔が消えた。
“どうして縁はいつも予想もできず悲しいのか”
とうとう顔を合わせたセヒとジョンミン!ジホは作家の道を再び歩き始める決心をした。その所属社になろうかという会社の代表がセヒの元カノとは〜〜。しかもいい人〜〜
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鈍感なジホちゃんもさすがに好きな人のことには敏感でしたよね〜
それだけセヒのことをいつも真っ直ぐ見てるんでしょうね、言われたこともひとつひとつ覚えてるし。
14話やってるんですけど、なかなか進まないですね・・・
いままで楽しい回だったからすいすい書けてたんだと分かりました〜
いやー、弱気にならず頑張りまーす(^O^)
ほんと、見て下さってる方がいると思うだけで力が出ますよ!!
いつもありがとうございます<(_ _)>
このホランとウォンソクの部分、書くの辛かったですよね?
お疲れさまでしたm(__)m
この回は、なんか見返したくない回ですね
特に最後の方の部分…
『子供が出来たけど、ダメになって』ってとこ、ショック受けたのは私だけじゃないはずだと思います
それにしても、いつもは鈍感なジホが、今回だけは、セヒとジョンミンの関係を一瞬で見抜きましたねw
私なんかのコメントでモチベーションUPしていただいて、本当に恐縮しちゃいます。
ずっとお礼のコメント入れたいと思ってたんですが、名前が分からなかったから(←そこかよ)
一歩踏み出して良かった
ジホやセヒみたく、正直になって本当に良かった
また、翻訳楽しみに待ってます
でもくれぐれも無理しないで下さいね
ではでは〜(*^^*)