2019年11月09日
海野宿橋 崩落現場 海野宿側より撮影 千曲川 金原川 台風19号 東御市
(本記事の写真・動画は2019/11/8に撮影したものです)
昨日、改めて海野宿橋崩落現場を確認してきました。
前回は18号側からでしたが、今回は海野宿側から見てきました。
前回の海野宿橋の記事はこちら↓
台風19号 東御市 田中橋・海野宿橋 崩落現場
場所はこちらです↓
車がどこまで行けるのか分からず、工事の邪魔になってもいけないため、水村喜一郎美術館向かいにある海野宿第2駐車場に駐車して、あとは歩いて行きました。道すがら、千曲川の様子を確認していきました。
河川内というか、堤防下の河川敷に応急の道路が造られ、ひっきりなしに工事車両が往来していました。尚、海野宿第2駐車場よりずっと手前の河川敷に、大量の土嚢等が置かれた基地のような場所があり、そこが工事車両出入り口になっていました。工事車両・重機の数が非常に多く、大工事が行われていました。
崩落現場のすぐ手前、白鳥神社前から通行止めになっていました。
警備員の方がとてもご親切で、「あちらからよく見えますよ(旧北国街道側)」と教えて下さいました。徒歩でなら道路から旧北国街道に抜けられます。工事の件も合わせ、よくよくお礼を申し上げました。少しですがお話も伺いました。これだけの大崩落で死亡者が出なかったのは不幸中の幸いだったとお話されていました。ご親切な作業員さん、ありがとうございました。
長野県管理の 国道361号 権兵衛2号橋 及び 東御市管理の 海野宿橋 の災害復旧を国に実施していただくこととなりました/長野県
尚、こちらの工事も国に直轄権限代行されていて、大林組さんが担当されているようです。不謹慎な言い方かもしれませんが、こんな田舎でスーパーゼネコンが見られるなんて感動。工事、本当にお疲れ様です、ありがとうございます。どうかご安全に。
前回の18号側から見た時より、被害の甚大さが実感できました。
道路がなくなり、あった場所が空になっているの、実際に目の当たりにすると衝撃を受けます。
海野宿橋の切れた姿も衝撃ですが、海野宿側の残った道路の歪な先端、川側の崩れ落ちた様も衝撃でした。
崩れた道路の突端で、工事関係者の方達によるミーティングが行われていました。
崩落した海野宿橋の一部は、まだ河川に横たわっていました。
残った橋脚は大量の土嚢でがっちりと固定。
橋脚の下、コンクリート壁のように見える所の下から、大量の水が流れ出ていました。
位置的に金原川(かなばらがわ)だと思われます。
改めて、ここも合流ポイントなんだなと実感しました。
普段、それほど気にしたことのない川なのですが、台風19号襲来時には凄い水量だったのでしょう。
ちなみに、この金原川上流にもダムはあります。
真田町や嬬恋村の方にも甚大な被害が出ているように、湯ノ丸山・烏帽子岳からの水、脅威です。
両方とも馴染み深い山ですが、こうして台風洪水が発生してみると、山の恐さを実感させられます。
右岸だけでなく、左岸側も大分削られていました。
帰り道、崩落現場の下流側、千曲川河川内をよく確認してきました。
氾濫の爪痕が至る所に残っていました。
というより、滅茶苦茶。
崩落した護岸の残骸なども点在していました。
対岸の左岸がかなりやられているなと確認していたら、自分の足元、右岸側も生えていた樹ごと崩落していて驚きました。
海野宿 旧北国街道
せっかくなので海野宿のご紹介を。
海野宿 - 一般社団法人 信州とうみ観光協会
海野宿は江戸時代の北国街道の宿場町。重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。伝統建築が立ち並ぶ静かな旧宿場町です。ちなみに、海野氏は信濃の元豪族、真田氏の祖と言われています。
こちらは白鳥神社。
立派な神社で紅葉も見ごろでした。
お近くにおいでの際には、ぜひ観光にお立ち寄り下さい。
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