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2018年01月25日

年賀の真意   と     1月25日 駒ケ根市 お天気 速報  

昨日の曇り⇒風の強い 小雪⇒ 一日中 風が強く荒天気

とは違って今日は快晴です。午前10時25分・外気温−4℃

寒いです。


さて、年賀の真意まとめます。
私は、友人たち親戚その他知人たちとの交遊は大いにします。しないのは、汚いものをなるべく見ないようにするという事だけです。

どんな屁理屈で年賀状につながるのだと・・。分かります。

私としては、取り返しのつかない、今の政治のテイタラクに・凋落政治に憤懣やるせなさを、叩きつける思いがあるので、それを年賀にリンクさせで、形を整えるという行為よりも、普段から・いつもいつも・五井先生の説く真善美の世界に憧れる想いを持ち続けて、汚いものを、私の想いの中に少しでも入れたくない。見たくない。いやだと。

ただそれだけなのです。

五井先生は安岡先生に、「先生神道おやりになってくれればいいのに」と言ったのでした。すると安岡先生は、「神道は難しくてね」と言う場面がありました。

私は、天下の碩学である安岡先生が、神道は難しい。と・・・・・・この意味を当時の私はまったく咀嚼できなかったのでした。今は分かります。本当に難しいのです。

ただ、誰もが通る道です。何時通るのかは、人によって異なります。ですが、人間でしたらいつか必ず通るのです。そうこしらえられています。少し・また少し・いいですね。こういうの。高速道路を通るようなわけにはいきません。むしろ確実に一歩一歩歩む方が、一歩を10年掛かっても、20年掛かっても、一歩に生涯を費やしても、その方が確実に好いのです。

皆様、友情やご鞭撻は今まで通りにして頂きたい。本年もどうが宜しくお願いします。気持ちを伝えるのに、はがきという紙の媒体でなくても、今見て頂いている、電子的に伝えることができて、大変便利になりました。

最後に、あの絵の意味です。あれは、霊眼で見ると・・・・・・想像で人を描いたものです。・・・・・・・・完。
タグ:年賀の真意

2018年01月23日

1月23日 朝 4時20分 積雪 の様子です

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ここは、長野県駒ケ根市 私の自宅の 満天星 に積もった雪の様子。道路には5pといった積雪。もう降っていません。朝4時20分です。

ニュースでは、都内・埼玉・神奈川の積雪の様子が映っています。ここより、雪の量が多いですから大変な様子です。

なんでこんなに早く起きたかと言うと、友人に透析病院の駐車場の除雪を頼まれたからです。5時30分には自宅を出ます。

帰ってから、体力が残っていれば昨日の続きをUPします。体力が無くなれば回復してからになります。では。


除雪が終わり、自宅に戻りましたので、さて、これまでの続きです。

安岡先生の教学の中に、五井先生の神道が出てきた。大阪の成人教学研修所には、板敷の道場があり、立派な神棚が備わっている。学監伊与田覚氏は堂々と参拝しておりました。実に爽やかな研修所でした。

さて、それではと、早速五井先生の本を仕入れて読みました。初めに神と人間読んでいます。続いて何冊か注文して、今数えると合計で6冊になっています。当時の私は生意気盛りの40才そこそこ、一通り読んでそのまま本棚にしまってしまいました。

生意気盛りという者は困り者。私は、その他にも神道の本を何冊か仕入れて、無謀な「自力門」を辿ることになってしまうのでした。確たる指導者の居ない神道の独学は、やらない方がマシ。という事を「五井先生の著書から見落としていたのでした」五井先生だけではありません。その他の神道の著書からも見落としているのでした。

実際は読んでいたと思います。だが、解釈する・咀嚼するという「力量」が無く、しかも集中するという事にも欠け、注意力も緩慢。大体素直でない。読書にも素直さは要るのである。この当時は、何を読んでも、ただ見ただけというようなことしかしていなかった。今振り返るとそうとしか思えない勿体ない時間にしていたのです。

何処からそういう神道系の本を仕入れるかと言うと、品川に八幡書店というところがあります。大本系の出版物から、各派の教派神道のもの、ヨガ系のものまで幅広く扱っています。こういう部類は絶版になるのが多いのです。ここでは、復活させて販売しています。

ある日突然私に「独学はやらない方がマシ」というような、災難がやってきたのでした。それで、これではいけない、神道の本を読み直さなくては・・・と思い、五井先生の著書の読み返しを始めたのです。そして少し落ち着いた頃には、定年の年になっていました。

読み始めると、痛烈に感じました。
「なんだこれは、今までに何も覚えていないことばかり」

しかも、読んでいると、ただ読んでいるだけで記憶していかないのです。
「こんな中途半端な読み方では、ダメ。自分も満足しない」

と、片っ端からノートすることにしました。それでようやく自分でも納得できるような読み方になりました。このスタイルにしてから、1年と少しが過ぎています。おかげさまで、五井先生の説くところを凝縮することができました。

はじめたころは、兎に角新鮮なのです。ということは、以前読んだつもりでも、何も分かっていなかったとという事なのです。そして、いざ教えられた通りにしようとすると、出来ないのです。私にはとてもできないことも出て来てしまうのです。

もし仮に、貴方に「かたき」がいたとすると、その者を愛せというのです。愛さなくとも「幸せくらい思ったらどうだ」と・・・できますか?

私には無理です。そしてこのことに五井先生は「できないことは分かります。無理もない」と説き。続いて、そういう時は天地の法則の『コレを使えばいいのです』と説いてくれています。これを見つけるのに、時間が掛かってしまうのです。咀嚼できた後で書いているので簡単なように見えるかもしれませんが、私の場合は、先生の説く語りの中から咀嚼するだけでもかなりの時間を要しているのでした。

「人間にはなぜ生死があるのか」

「死ねば終わりか・目的は何か・輪廻は止めれるか」

「神様はいるの・いないの」

「人間はなぜ分からないことだらけなのか」

「人間はなぜ立場や能力や身体的特徴が違うのか」

「霊的な能力を求めることは間違いか」

人間に対する疑問や不思議なことを並べると、切りもないほどあります。その悉くに五井先生は答えています。そして、人間の本来の姿になるために、しなければならない事がある。

それは、1つでいい。何もかも1つの祈りでいい。と説いている。

これが、五井先生の説く究極の祈りです。

安心立命という心境ほど人間を心地よくさせてくれる心境はありません。自由自在もそうですね。国の安泰も会社の安泰も家庭の安泰もそうです。すべてこれでいいのですよ。と説いています。

ただし、早合点しないで頂きたいことがあります。それは「直ぐにはならない・変化しない・時間の経過が要る・徐々に」ということです。

五井先生は、天地の間に幾つもの法則があって、それをどうすればいいのかを合わせて説いてくれています。法則は外せないので、軽くしたり、消したりしてしまうのです。そうやって、汚れた物の無い「真・善・美」の世界に住まうことがいいのですよ。と説いています。

安岡先生の「推薦文 全文」載せてあります。思い起こして頂きたい。読み直して頂きたい。
私は安岡先生も五井先生も信用しています。そして、先生の説いている一つのことを実行していきます。

私が、白光真宏会に入るとか、入らないとかのことではありません。五井先生の教えに参ずる。ということです。真善美の世界に住まいしたいですよ。汚れたモノは落としてしまいたい。そういうことなのです。

で、俗っぽい世界に戻って、これで年賀の記を最後としたい。としたのは、今までの友情の交わりや親交をしない。などということではありません。逆です。そういうことはむしろ多いにします。役に立てるなら大いにします。

ただ、私の気持ちの区切りとしたい。のが1つ。それに今の政治を見た時に「汚くて・汚なすぎて耐えられない」というのがあります。税金を払わないとかそんなことでないの。払うモノは払います。

汚いモノを見るのがイヤなのです。横田さんの拉致問題をどうしましたか。政治が利用しただけです。昨年の衆院選の出来事を思い出してください。民進党の一部のゴタゴタ。あの人たちの給料税金です。党の活動費も税金ですよ。私あんな程度の政治家に払いたくないです。もう昔の気骨のある政治家はいません。大体世の中が弛緩してだらしがない。

汚いモノ見ると私が汚れるような気がする。私の潜在意識に汚いモノを入れたくないのです。

ここのところ、お分かり頂けるでしょうか。






2018年01月17日

年賀の 解説 と 私の 真意 です 昨日の 続きです。

この安岡先生は、人間学の大家として知られています。亡くなられても、幅広い年代で読まれていましたね。安岡先生が亡くなられてから、バブルが弾けて、リーマンでガタガタにされて、以後デフレから抜け出ることは、不可能に近い状態で今日になってしまいました。
ここまで過ぎると、書店の店頭からは安岡先生の著書や講演録は見えなくなりました。無理もありません。先生のは、文庫本にして、というような類いでないのです。
店頭から消えるようになると、待っていたかのように先生の言い残した世の中がやってきました。人情希薄。善悪正邪曲直の区別を着けれなくなりました。この部類は人間性のことです。
片や、生活の利便性はというと、これは不思議なほど発達してきましたし、これからもしていくでしょうね。特に今までのIT そしてこれからのAI の世界は、今までの製造業やサービス業の有り方を変えてしまう事でしょう。
いいのですよ、それで。それが産業も文化も発達・発展・進歩するということです。1つの会社や組織の中で分類すると、給与計算や受発注という単なる事務職は、人手からITに移り、ハードを造る製造現場では、IT・AIを駆使して自動化・省力化が進み、エネルギーも化石から電気・水素・バイオマス入り混じって、エコで省エネが工夫されるでしょう。そして、犯罪の抑止力も相当に上がってきました。街中防犯カメラだらけで、大概これで検挙に至ってます。おどさん・おかさん・よかったよかった。

こういう、未来を想像するのは楽しいですよ。どんなにか、便利で快適になるでしょうね。

では、この生活に直接関わる産業や文化の発展だけで、満足できて治まるのでしょうか?

つづくのですよ。また見に来てね。下記は、季節のプレゼント  もうじきです。


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タグ:生活

2018年01月13日

こちらの 今朝の  寒さ  

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今朝私が帰る時間 午前8時32分の気温 − 12℃ です。

最低気温 −13.5℃ 時間7時 でした。


ガラス
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これは、道路のエンカルです。
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2018年01月12日

1本 500円の シャンプー の効果は?

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これは、近くのスーパーで買った「シャンプー」です。

今まで使っていたのが終わったので、何かないか?

と探していると、1本500円しないで売っていたので

買いました。

私は定年過ぎでいます。頭髪は真ん中が絶望的

位に・・・・・無くなってくるのでした。それを諦めてしま

い、育毛剤は使わずにいました。

今、1ヶ月位経過しています。

何となく、髪の毛がシッカリしてきたのです。

しかも、絶望的位に「広がってくるハゲ」が狭くなって

いるような・・・・・・。気がするのです。

鏡と手触りで何となく分かります。

これで、増えてくるならバンザイです。また一か月後

に報告しましょうね。

私のブログで商品を取り上げるのは、売れた場合

に報酬を得られるからです。

が、これは売れても契約していないので私の収入に

はなりません。

これだけで増毛に効果があれば、報酬なんていりません。

では、またです。

タグ:シャンプー

2018年01月10日

日経が東芝の凋落原因を 追っています。

日経は 東芝の凋落原因 を 下記に 明らかにしました。

難しいことが書いてあるように見えます。

が、実に簡単に捉えることができます。それは、

鉄則

「儲からないことはしない」

これを、外れた判断だからうまくいくわけがない。たったこれだけのこと。



発事業「0円買収」の暴走 検証東芝危機

【イブニングスクープ】 2018/1/9 18:42日本経済新聞 電子版
イブニングスクープ
翌日の朝刊に掲載するホットな独自ニュースやコラムを平日の午後6時ごろに配信します。
 話題に上ったのは、米子会社ウエスチングハウス(WH)が15年12月に買収した原発建設会社だ。WHが米国で建設する原発4基は、設計変更などで膨れあがった総工費の負担を巡り電力会社や建設会社との訴訟合戦に発展していた。係争を収めて遅れを取り戻すには、建設会社ごと丸抱えして事業を主導するしかない。そう考えたWH首脳陣は無謀な賭けに出た。


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半導体メモリー事業の売却や6千億円の巨額増資により、経営再建へ一歩を踏み出した東芝。140年の歴史を持ち、日本を代表する名門企業はなぜ未曽有の危機に陥ったのか。当時の経営判断や対応策をもとに改めて検証する。第1部は名門を崩壊に追い込んだ「原子力暴走」を追う。


「買収した後にデューデリジェンス(リスクの査定)をやることになってました」。2016年11月、都内で開いた東芝の社内イベント。リスクの大きい米原発建設会社の買収に不信感を抱いていた大物OBは、当時東芝会長だった志賀重範を問いただすと、その答えに絶句した。

 買収は異様な手順を踏んだ。対象は債務超過に苦しむ建設会社。かつて経営破綻した前科もある。それなのに意思決定に欠かせないリスク・資産査定は後回しだった。債務が膨らむリスクを無視したまま、買収額を0円(債務超過のためWHはのれん代105億円を計上)と算定した。

 東芝本体の経営会議は不都合な事実を見過ごし買収を承認した。「複雑な訴訟の解決には買収しかないとの説明だったが、他部門の役員はつっこみようがなかった」。ある幹部は当時を振り返り弁解する。

 志賀と会話を交わした1カ月後、OBの懸念は東芝の突然の発表で現実となる。「米原発事業で数千億円の損失を出す可能性がある」。工事の遅れなどで建設会社の負担額が急拡大。最終的に東芝の損失額は7千億円を超え、5500億円の債務超過に転落した。東芝140年の歴史で最大級の危機の始まりだった。

 東芝が海外の原発事業に進出したのは06年、6千億円を投じてWHを買収してからだ。「華々しくやりたい」。カリスマ経営者として君臨した社長、西田厚聡の肝煎りプロジェクトだった。

 当時は「原発ルネサンス」のさなかにあり、世界で原発建設に追い風が吹いていた。米ゼネラル・エレクトリックと並ぶ米名門企業のWHだ。入札には三菱重工業や日立製作所も参戦し、2千億円と見込んだ買収額はみるみるつり上がった。

 高騰する買収額に取締役会では異論もあがり、推進派だった原発担当副社長の庭野征夫も「2800億円を超えると投資回収できない」とブレーキをかけた。「何言ってるんだ。リスク背負わなきゃ、将来もないだろ」。西田は一蹴する。「佐々木の言うことが正しい」。強気の戦略に同調したのが、庭野の部下で常務の佐々木則夫だった。取締役らの懸念はかき消された。

 巨額買収の代償は甚大だった。3500億円にのぼるWHの「のれん」が、西田以降の歴代社長から正常な思考を奪ったのだ。買収当時に1兆円を超えていた純資産はリーマン・ショックで4500億円弱(自己資本比率は8.2%)に急減。のれんの減損に追い込まれれば株主資本が吹き飛び、信用不安を招きかねない。WHの失敗はあってはならず、業績不振の隠蔽やリスク査定抜きの企業買収に突き進むことになった。

 表面上はうまくいっているように見えた。WH買収後、東芝の株価は上昇基調に入った。同時期に次世代DVDの開発撤退を決めるなど東芝は選択と集中の花形企業となっていく。「成長産業の原発は東芝の柱になる」。西田の声は社内でさらに大きくなり、佐々木の原発部門も「エリート部隊」に押し上げられた。

 だが、そのエリート集団は、WHを統制できずもがき続けた。原発の主流となった加圧水型軽水炉(PWR)を開発したWHのプライドの高さは東芝の想像を超えた。東芝がプロジェクト管理などの助言をしてもWHは聞く耳を持たない。西田や佐々木も、子会社とは思えないWHの振る舞いを抑え込めなかった。この弊害が11年の東日本大震災で一気に露呈する。

 「そんなことをしたら、大変なことになる」。13年秋の取締役会。佐々木の後を継いだ社長の田中久雄は声を震わせた。WHの米原発事業で工事費用が10億〜20億ドル増える恐れがあるとの議案だった。震災の影響で設計変更が必要になったことが大きかった。連結決算に反映すべきだとの意見に対し、田中は首を縦に振らなかった。「東芝の工事の知見と経験をつぎ込めば、何とかなる」。田中は「のれん」の減損を必死で阻止した。

 WHで何かが起きている。だが東芝が抜本策を採ろうとした形跡は関係者の証言をたどっても読み取れない。田中の意を受けた財務部や法務部はむしろ隠蔽に動いた。

 「工事費用の追加を100億に収めるようダメ押しでお願いします」

 「(不正会計の)調査で何が出てくるか分からないので、口頭でご報告ください」

 こうして15年12月の「0円買収」への伏線は張られていった。カリスマから指名を受けた田中だったが、WHや原発部隊から不都合な情報は適宜上がって来なかった。いつしかWHは独立国家のように振る舞っていた。

 「先進的な企業統治の仕組みを持つ」。当時、東芝はこう評された。03年には委員会等設置会社に移行し、招いた大物経営者らが経営陣をけん制するはずだった。だがそれも機能しなかった。

 嘘は嘘で塗り固めるしかない。「資料は必ずシュレッダーにかけ、タクシーなどで会話することのないように」。14年4月、関係者に一斉メールが送られた。上に刃向かえば、社内競争から振り落とされる。現場の社員も従順すぎた。こうして東芝全体が暴走機関車と化していった。

 17年2月、社長の綱川智は巨額損失の発覚を受けて原子力事業を社長直轄にすると発表した。WH買収から11年。経営トップが初めてWHのガバナンス強化に直接乗り出した。WHが経営破綻し連邦破産法11条による再生手続きを申し立てたのは、その1カ月後だった。(敬称略)


タグ:東芝の凋落

2018年01月08日

変わろうとしている 労働環境 大丈夫か ニホン

私は、自分の子供に「女の子でも資格を得て仕事をすること」と、資格を取得してから社会に出て自立するようにしなさい。と教えた。どういう環境に置かれようとも、その環境の中で生きてゆくことができる。資格を活かすことで絶望の淵に沈まなくて済む。そう考えたから子供に伝えた。

社会は人々の集まり。国があって、税金を徴収して「経世済民」「政治」=「国を経営」している。インフラを整備したり年金制度を設けたりして、民の暮らしが成り立つようにしてきた。下のように、教授の心配する「労働者」を創ると、好循環が止まりはしないだろうか。

0a32cd332254dc4ea353609bccd952cf20170810165722623.jpg浜矩子同志社大学教授
1952年、東京生まれ。一橋大経済学部卒業後、三菱総研に入社し英国駐在員事務所長、主席研究員を経て、2002年から現職。「2015年日本経済景気大失速の年になる!」(東洋経済新報社、共著)、「国民なき経済成長」(角川新書)など著書多数。

ギグワーカー化を推奨 「働き方改革」はいかがわしさ満載
2018年1月8日日刊ゲンダイ

2018年の干支は「戌」ではなく「人」じゃないか――。今年は「ヒト」がフォーカスされる年になると思います。

「ヒト・モノ・カネ」という言い方をしますが、グローバル時代が幕開けした当初は、ものづくりが国境を越え、それがどう発展していくのかがテーマでした。そのうちカネが国境を越え、リーマン・ショックが起きるなどして注目された。今度はいよいよ「ヒト・モノ・カネ」の主役であるヒトです。移民や難民、労働生産性や賃金、そしてAIやIoT、ロボットとヒトがどう共存していくのかなど、ここへきてヒトにまつわる話題が増えてきました。

 そんな中、「ギグエコノミー」という言葉が世界的にはやってきています。ギグは「パフォーマンスをする舞台」という感じの言葉。要は、芸人さんが巡業するようなもので、フリーランスや個人事業主となって仕事から仕事へ渡り歩くというライフスタイル。さまざまな理由でギグワーカーが増え、渡り職人化していく人々が増えてきた。被雇用者ではない彼らの働く者としての生存権や基本的人権は、従来の労働法制の枠組みによっては守り切れない。この事態にどう対応するか。この点が世界的に議論されています。

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労組の交渉力も問われる(C)共同通信社

■労組も復権に向けて頑張って

 ところが日本では、そのような議論に参加することなく、無防備なギグワークの世界に政府が人々を積極的に押し出そうとしている。「柔軟で多様な働き方」の名の下に、「働き方改革」がギグワーカー化を推奨しているのです。つまりは、生存権や基本的人権への配慮に煩わされることは一切なく、使う側が安上がりにこき使える「個人事業主」を増やそうということなのです。税制改正で、19年度から給与所得控除を減らし、基礎控除を増やすことになりました。いかにも、「税金をまけてあげるから、『渡り職人』になりなさい」といっている感じで、いかがわしさ満載です。世界は人々のギグワーカー化を心配している。ところが、日本はそれを奨励している。これが怖い。

「生産性」という言葉を巡る論議も怪しげです。生産性が上がらないから賃金が上がらないということが盛んにいわれる。ところが、実をいうと、企業は省力化、つまりは人件費を節約するために生産性増強投資をしている。ということは、放置すれば、生産性増強投資が行われれば行われるほど、働く人々の所得は増えなくなることを意味しているわけです。生産性さえ上がればおのずと賃金が上がるというわけではないということです。この辺が実に混迷した形で議論されている。意図的に議論を混乱させている向きもあるでしょう。生産性上昇の成果を労使でどう分かち合うかということに関しては、労組の交渉力が大いに問われるところです。人が焦点となる年においては、労組にも復権に向けて頑張って欲しい。
生産性上昇は誰のため、何のためなのか。この点について、あくまでも人を中心に据えるまっとうな共通認識が形成されていくといいと思います。さもなくば、これからの人間たちは、ひたすら生産性上昇を目指して頑張りまくることを強要されるか、さもなくば、そのうち機械に取って代わられるか、ということになってしまう。

 時あたかも、アホノミクスが五輪の年だ、日本にとって「目標年」だと騒いでいる2020年が近づいてくる。ますます「生産性だ」「競争力だ」「第4次産業革命だ」「ソサエティー5・0だ」などということが言われるようになるでしょう。そういう話にあおられて、猛烈に効率よく働かないと置いてきぼりにされると不安になったり、世をはかなんだりしないように、我々はしっかり考えなければなりません。

 2018年が人がいじめられるという意味での「人年」ではなくて、人が大切にされる「人年」となるよう、我々は常に覚醒された意識をもって、とんでもないことのごり押しを決して許さない構えで一年を過ごして参りましょう。


タグ:政治

2018年01月07日

なんだか ヘン ? なのか  怪しくなってきたのか ?  角界は こんなものなのかな ?

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北の湖前理事長の法要に出席した貴乃花親方(左)と八角理事長/(C)日刊ゲンダイ
債券購入で援護射撃…貴乃花親方と裏金顧問の不適切な関係
2018年1月7日 日刊ゲンダイ

日本相撲協会は昨年12月28日の臨時理事会で、元顧問の小林慶彦氏(62)に1億6500万円の損害賠償請求の訴訟を行ったと発表した。その小林氏と親しい関係にあるのが、4日の臨時評議員会で「理事解任」の処分を受けた貴乃花親方(45)だ。

 小林氏は北の湖理事長時代に「常任特別顧問」の肩書で協会入り。パチンコメーカーとの契約では間に入った仲介者に裏金を要求した。「これ、北の湖にバレへんようにしてくれる?」などと言いながら、バッグに札束をしまい込む動画をネットで拡散された、あの「裏金顧問」だ。

 そんな元顧問と貴乃花親方は非常に親密な関係にあった。

 ある親方の話。

「以前、元顧問と親しい協会職員が在職中に亡くなったとき、貴乃花一門が葬儀を仕切るような形になったことがある。元顧問も顔を出し、貴乃花親方とともに故人を偲んでいた」

小林氏は貴乃花一門のパーティーに積極的に参加。壇上に上がり、乾杯の音頭を取ったこともある。

 八角理事長がまだ理事長代行だった2015年、小林氏がある会社の債券70億円分を協会に買わせようとしたとき、援護射撃を行ったのも貴乃花親方だった。

「元顧問は当時、公益財団法人である相撲協会に内部留保が多いことは望ましくないと熱弁。『これは内閣府にもスポーツ庁にも指導されていることだ』とウソまでついて、八角理事長代行に債券購入を強く訴えた。結局、債券は買わなかったものの、むしろ貴乃花親方の方が『買うべきだ』と熱心に主張していたと聞いた」(前出の親方)

 そんな「深い仲」だからだろう。小林氏が16年1月に協会をクビになったときは、「なんで小林さんをクビにしたんだ!」「戻すべきだ!」と理事長室に怒鳴り込んだこともあった。

■協会から離れたあとも“密会”

 小林氏が協会から離れたあとも、両者が疎遠になったわけではない。それどころか以前にも増して、頻繁に交流を行っていたという。

 別の親方が言う。

「昨年10月に川崎大師で行われた北の湖前理事長の三回忌法要です。法要後の食事会で、貴乃花親方と元顧問、そして貴乃花一派の山響親方(元前頭巌雄)の3人だけが一角に固まり、ずっとヒソヒソとやっていた。その場には出羽海一門の親方衆以外に北の湖前理事長の遺族、生前に付き合いのあった人など、一般人の方々もたくさんいたのですが……」

 日馬富士の暴力問題で揺れた先の11月場所でも、2人は福岡で密会していたというウワサがある。
協会に損害賠償請求された小林氏は、顧問という立場を利用し、協会を食いものにしていた疑いを持たれている。にもかかわらず、貴乃花親方は関係を断ち切るどころか、いまだに深い付き合いを続けている。

2年前に業務委託契約を解除された小林氏は現在、事務職員としての地位の確認を求める訴訟を行って、協会と係争中。貴乃花親方を理事長に君臨させれば元の役職に復帰できると踏んでいるのだろう。貴乃花親方もそんな小林氏を、自分の宿願をかなえるための参謀役として買っている。

 ただれた関係の2人の野望に果てはない。






タグ:相撲

2018年01月04日

AIイヤホン 万能執事 スマホよさらば ポスト平成の未来学 第3部 SFを現実に

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耳に装着すれば音声だけで情報のやりとりを可能にするNECの「ヒアラブルデバイス」(東京都港区)=寺沢将幸撮影


AIイヤホン 万能執事 スマホよさらば
ポスト平成の未来学 第3部 SFを現実に

2018/1/4付日本経済新聞 朝刊
 11年前、米アップルのスマートフォン(スマホ)「iPhone」の登場で世界の風景は一変した。電車の中で、赤信号の前で、そして道を歩く最中でも人々は下を向く。10年後、私たちはこの風景を懐かしく思うだろう。イヤホン型情報端末「ヒアラブル」の登場だ。視線は真っすぐにあらゆる情報は耳から注ぎ込まれる。政治家や経営者、芸能人でなくとも、私たち一人ひとりが情報のバトラー(執事)を持つ時代の到来だ。


「おはようございます。熱が下がったようですね」。2030年、起床した僕がイヤホンをつけると女性の明るい声が聞こえる。声の主は僕専用の人工知能(AI)。内蔵センサーが健康状態を把握し一日の予定と家を出る時間、電車の時刻、仕事にありがたいニュースを次々と案内してくれる。スマホと違って身支度する手はふさがらない。

 家を出ると同僚からのメッセージが聞こえ、それに声で返信する。駅では自動改札機に触れず入場、運賃は口座引き落としだ。電車内では電子看板と連動した音が流れる。

 朝一番の会議はインドネシア人の上司と。言葉は瞬時に訳される。「この先にハラル対応でお薦めの日本食店がありますよ」。上司をランチに誘うとAIが道案内を始める。ヒアラブルは常に僕の行動を先読みする、優秀な執事だ。道行く誰しもが自分だけの執事を従えている。


■  □


 こんな未来の生活を見据える企業が増えている。NECの開発している端末は補聴器ほどの大きさで、4〜5時間駆動できる電池、近距離無線通信ブルートゥース、多様なセンサー、マイクなどスマホに使われる部品が満載だ。

 「違和感ないでしょう。耳は体の中で最も異物に対する抵抗感が少ないんです」と、NEC新事業推進本部の古谷聡さん(49)。僕(33)の耳に付けても嫌な感じはない。

 耳の中の反響音は指紋のように人それぞれ違うらしい。本人確認に使えるというので試してみると、小さな体のヒアラブルは僕だと認識した。地磁気センサーで屋内位置の推定や記録、脈拍や血流による健康状態の確認など現在でも様々なことができる。

 手と視線が解放されて情報が耳から入れば、人間本来の身体能力、そして感性は一段と研ぎ澄まされる。自動車などの製造現場で使えないかと問い合わせが相次ぐ。

 既にスマホと連携する次世代型の端末は数多い。米アップルの「エアーポッズ」で電話の受発信ができる。ソニーモバイルコミュニケーションズの「エクスペリア イヤー」は対話アプリやニュースの読み上げや音声返信、首振りでの操作が可能だ。米グーグルが17年10月発表した「ピクセルバズ」は日本語を含む40カ国以上の言語に対応する。

 ただ、今のところ量販店に並ぶヒアラブルは音楽を聞きながら通話できるといった域を出ない。ポストスマホという情報伝達手段を超えて、どこまで私たちの執事として生活を支えるか。さもなければ単なる「電話ができるイヤホン」にとどまってしまう。


■  □


 機能性が明るい未来をうたうほど現実はやさしくない。「会社をクローズすることになった」。11月、ヒアラブルの注目株だった米ドップラー・ラボが事業を停止した。音響で拡張現実(AR)を再現するなど技術力に定評があったが、資金調達に失敗した。「エンターテインメント向けだけでは投資の魅力がなかったのでは」との見方は多い。

 ポストスマホ時代に問われるのは一人ひとりの主体性だ。AIの守備範囲が広がるほど僕らは自ら考え、挑戦することを怠るのではないか。今でさえ地図を眺めて目的地までの経路を考えたり、時刻表を見て電車の乗り換えを調べたりする機会は減った。

 いつもの帰り道から一歩路地裏に入ると思わぬ風景や人との出会いがあるように、非効率や無駄、失敗が次の糧になることは多い。

 10年前、僕は新卒で入社した地方銀行を辞めて、いったん無職になってから転職活動を始めた。もしAIに相談すれば、リスクや効率を考えて「事前に転職先を確保してから辞めましょう」と背中を押さなかっただろう。だが退路を断ったおかげか、いま僕は新聞記者のつらさも楽しさも身にしみている。

 AIに人生は支配できない。ただいつもそばにいて、長年の友人のように助言してくれればそれで十分だ。





2018年01月03日

2018 年を 日刊ゲンダイ が 占う 

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生き残るのは“アベ友”だけ(安倍首相と加計孝太郎氏)(C)日刊ゲンダイ

大半の庶民は追いつめられる…可処分所得の減少と負担増

2017/1/3日刊ゲンダイ

2018年は大増税元年。増税メニューが次々と国会で審議される。年収850万円以上の会社員らの所得増税に始まり、たばこ増税、森林環境税、観光促進税……と負担増ラッシュ。19年秋には消費税率10%引き上げも控えている。

 ただでさえ、サラリーマンの「手取り」は年々減り続けている。2人以上世帯の可処分所得は1997年の月額49万円をピークに、毎年引き上げられてきた社会保険料の負担増などで、2016年は42万9517円と月7万円も減ってしまった。年間84万円ものガタ減りである。

 円安政策で輸入物価の高騰に苦しみ、せっせと貯金に励んでも低金利政策の長期化で受け取れる利息はスズメの涙。家計全体の利子所得は1991年の38・9兆円をピークに、どんどんゼロに近づいている。

 カラッカラに干上がった庶民のサイフから、さらにフンだくるとは血も涙もない冷酷政権だ。
「日本経済は今、伸び悩む個人消費に本格的なテコ入れを図るべき時期です。それなのにサラリーマン狙い撃ちで負担増を押しつければ、さらに消費は冷え込み、景気は悪化の一途です。日銀の物価上昇目標も遠のき、異次元緩和の失敗策もズルズルと続くことになる。庶民から巻き上げたカネを安倍政権が何に使うのかといえば、米国から“爆買い”する、決して使うことのない高額兵器や、規制緩和や特区制度をネジ曲げて仲間内の利益に消えるだけでしょう。庶民の負担増と引き換えに、トランプ米大統領と“アベ友”たちを喜ばせるなんて、ムチャクチャな政権です」(斎藤満氏)

 安倍政権が続く限り、庶民生活は成り立たなくなる運命である。




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