生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)は、長野県上田市下之郷にある神社。式内社(名神大社)。旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。
拝殿、右に神橋
祭神
主祭神は次の2柱。
生島大神(いくしまのおおかみ)
足島大神(たるしまのおおかみ)
生島大神は万物を生み育て生命力を与える神、足島大神は国中を満ち足らしめる神という。『延喜式』神名帳では、宮中の神祇官西院で祀られる神々23座のうちに「生島神・足島神」の記載があり、朝廷とつながりの深い神々であることが知られる。
東鳥居
祭事
式年祭
式年祭として、御柱祭(おんばしらさい)が6年に一度、寅年・申年の4月中旬に催行される。この祭は、諏訪神が諏訪に向かう途中で当地に留まった際、生島・足島両神に対して御柱を奉ったのが由来という。
御籠祭
御籠祭(おこもりさい)は、摂社の諏訪神が半年間本社本殿に留まる(籠もる)祭。この祭は、諏訪神が諏訪に向かう際に当地で生島・足島両神に米粥を煮て奉仕したという伝承に基づく。
4月18日(還座祭)と11月3日(遷座祭)、祭神が移る「御移神事」を行う。そしてその間、諏訪神は本殿内に留まることとなる。遷座の際には、諏訪神は普段閉じられている神橋を渡御する。そして籠っている間、1週間に1度飯を諏訪神に献じ、諏訪神はそれを生島・足島両神に献じるという神事が行われる。
本殿本殿内部にある内殿は長野県宝。
現地情報
所在地
長野県上田市下之郷中池西701
交通アクセス
鉄道:上田電鉄別所線 下之郷駅 (徒歩約5分)
かつては上田丸子電鉄西丸子線宮前駅が境内に隣接していた(昭和38年(1963年)廃止)。
バス:千曲バス・上田バス 生島足島神社神社前バス停。
丸子駅と下之郷駅を結ぶ西丸子線が利用できる。
上田-松本線は上田駅 - 生島足島神社前間のみの利用はできない。
2023年09月18日
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