江沼神社(えぬまじんじゃ)は、石川県加賀市大聖寺八間道55(大聖寺片原町)にある神社。旧社格は県社。境内の北側には旧大聖寺川が流れており、境内の南側には加賀市立錦城小学校がある。
石川県加賀市大聖寺八間道55にある江沼神社。拝殿。
祭神
前田利治
菅原道真
歴史
近世
江戸時代初期の寛永16年(1639年)、加賀藩2代目藩主である前田利常の時代に加賀藩の支藩として大聖寺藩が立藩された。宝永元年(1704年)4月、大聖寺藩3代藩主である前田利直は大聖寺藩の陣屋内に、前田家の遠祖である菅原道真の霊を祀る天満天神社を建立した。これが江沼神社の創始とされる。なお、前田利直は陣屋内に長流亭も建てており、こちらは後に重要文化財に指定されている。
近代
明治維新期の廃藩の際、天満天神社は那谷寺の境内に遷座した。天満天神社とは別に松嶋社があったが、1873年(明治6年)10月には松嶋神社に改称し、1874年(明治7年)11月には藩祖である前田利治を祭神とした。1875年(明治8年)5月には社殿を改築した。
1877年(明治10年)2月には松嶋神社が江沼神社と改称、同年9月には近代社格制度における郷社に昇格した。1879年(明治12年)には江沼神社が那谷寺の天満天神社を合祀し、1883年(明治16年)6月には県社に昇格した。1908年(明治41年)4月8日、神饌幣帛料供進神社に指定された。
1919年(大正8年)6月8日、有栖川宮妃威仁親王妃慰子の参拝を受けた。1934年(昭和9年)9月9日に発生した大聖寺大火では、江沼神社や大聖寺小学校(現・加賀市立錦城小学校)の建物も焼失したとされる。
鳥居
所在地 石川県加賀市大聖寺八間道55
位置 北緯36度18分32.9秒 東経136度18分28.2秒
主祭神 菅原道真
社格等 旧県社
本殿の様式 流造
例祭 4月29日
2023年09月19日
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