真宗大谷派井波別院瑞泉寺(しんしゅうおおたにはいなみべついんずいせんじ)は、富山県南砺市井波にある真宗大谷派の寺院である。同派の別院。真宗本廟(東本願寺)を本山と仰ぐ。井波別院、瑞泉寺と略称で呼ばれる。山号は「杉谷山(すぎたにさん)」。
戦国時代には、越中一向一揆の拠点とされ、伽藍は堅牢な石垣に囲まれている。瑞泉寺の建物の彫刻は、全て木彫刻産業が盛んな、南砺市井波の井波彫刻職人の手によって飾られている。
本堂
概要
明徳元年(1390年)、本願寺第五代綽如により建立される。
天正9年(1581年)、顕秀の下、織田信長の北陸方面軍佐々成政の軍勢と戦うが焼き討ちに遭い、堂宇を焼失する。
慶長7年(1602年)、本願寺の分立により「准如を十二世法主とする本願寺教団に属する。
慶安2年(1649年)、「教如を十二代法主とする本願寺教団」に転派する。
明治12年(1879年)、火災で大門(山門)などを残して主要伽藍を焼失。その後、明治18年(1885年)に本堂、大正7年(1918年)に太子堂が再建された。
太子堂
開門・閉門時間
開門 - 8時30分
閉門 - 16時30分
拝観料
一般300円、中学生200円、小学生100円
アクセス
JR西日本城端線福野駅から車で20分
加越能バス瑞泉寺前バス停下車すぐ(高岡駅前または石動駅から、庄川町行き、または小牧堰堤行きに乗車)
加越能バス交通広場前バス停下車5分(金沢駅または福光駅から、南砺金沢線井波行きに乗車)
所在地 富山県南砺市井波3050
位置 北緯36度33分30.55秒 東経136度58分19.92秒
山号 杉谷山
宗旨 浄土真宗
宗派 真宗大谷派
寺格 別院
本尊 阿弥陀如来
創建年 明徳元年(1390年)
開基 綽如
文化財 【重要文化財】
後花園天皇宸翰消息
綽如上人勧進状
【重要美術品】
聖徳太子絵伝
【富山県指定文化財】
山門
木造阿弥陀如来立像
【南砺市指定史跡】
瑞泉寺境内
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