気多神社(けたじんじゃ)は、富山県高岡市伏木一宮にある神社。式内社(名神大社または小社)、越中国一宮。旧社格は県社。
所在地の高岡市伏木は、かつて国府や国分寺が存在した越中国の中心地で、当神社境内にも越中国総社跡の伝承地がある。越中国内で一宮を称する4社のうちで唯一、所在地名に「一宮」と言う銘号が入っている。
気多神社 (高岡市) 社殿
祭神
主祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)
奴奈加波比売命(ぬなかわひめのみこと)
配神
菊理姫命(くくりひめのみこと)
事代主命(ことしろぬしのみこと)
境内入り口
境内
主要社殿のうち本殿は、三間社流造。木割りが大きく、虹梁・拳鼻・手挟[13]の手法が室町時代の特質を残しているとして、国の重要文化財に指定されている。
その他、本殿前方に拝殿、本殿横に大伴家持を祀る大伴神社、本殿から北東に越中総社跡伝承地などがある。
本殿(国の重要文化財)
主な祭事
毎年4月18日に気多神社奉賛会と春季例大祭(一宮青年団による)が行われている。春季例大祭では高岡市無形民俗文化財の「にらみ獅子」が奉納されるほか、2022年からは約30年ぶりに奉幣使出立(ほうへいししゅったつ)の儀の巡行が復活した。
文化財
重要文化財(国指定)
本殿(建造物) - 1931年(昭和6年)1月19日指定。
高岡市指定文化財
有形文化財
木造狛犬 1対(彫刻) - 1961年(昭和36年)3月27日指定。
無形民俗文化財
氣多神社のにらみ獅子 - 1996年(平成8年)12月4日指定。
拝殿
現地情報
所在地
富山県高岡市伏木一宮1-10-1
交通アクセス
最寄駅:JR西日本氷見線 越中国分駅(徒歩約15分)
高岡駅前(高岡駅古城公園口)4番のりばもしくは新高岡駅2番のりばより加越能バス(高岡ふしき病院経由氷見市民病院行き、東回り伏木循環、西回り伏木循環)に乗り、「伏木一の宮」下車(徒歩約8分)
2023年08月01日
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