厳島神社(いつくしまじんじゃ、公式表記:嚴島神社)は、広島県廿日市市の厳島(宮島)にある神社。式内社(名神大社)、安芸国一宮。旧社格は官幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。神紋は「三つ盛り二重亀甲に剣花菱」。
古くは「伊都岐島神社」とも記された。全国に約500社ある厳島神社の総本社である。
平成8(1996)年12月にユネスコの世界文化遺産に「厳島神社」として登録されている。
祭神
祭神は次の3柱。3柱は「宗像三女神」と総称される。
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
田心姫命(たごりひめのみこと)
湍津姫命(たぎつひめのみこと)
市杵島姫命は神仏習合時代には仏教の女神の弁才天と習合し、隣接する大願寺と一体化して大伽藍を構成していた。現在、大願寺は「日本三大弁才天」の1つとされている。
文化財
国宝
建造物
厳島神社(1件6棟)
本社本殿、幣殿、拝殿(1棟)(附 玉垣(不明門を含む)、左右内侍橋)
本社祓殿
摂社客(まろうど)神社本殿、幣殿、拝殿(1棟)(附 玉垣)
摂社客神社祓殿
廻廊東廻廊
廻廊西廻廊
(本社の附)高舞台、平舞台、左右楽房、左右門客神社本殿、棟札4枚
(廻廊の附)棟札19枚
重要文化財
建造物
朝座屋
能舞台(附 橋掛及び能楽屋)
揚水橋
長橋
反橋
大鳥居(附 棟札2枚)
摂社大国神社本殿
摂社天神社本殿(附 宮殿1基、渡廊1棟、棟札1枚)
摂社大元神社本殿(附 宮殿3基、銘札2枚)
宝蔵(附 棟札1枚)
五重塔
多宝塔(附 棟札1枚)
末社荒胡子神社本殿(附 棟札1枚)
末社豊国神社本殿(千畳閣)(附 棟札2枚)
国の登録有形文化財
宝物館
国の特別史跡・特別名勝
厳島
世界遺産の登録
この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
(1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
(6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。
現地情報
所在地
広島県廿日市市宮島町1-1
拝観時間
午前6時30分-午後5時
通常は午後5時に閉門となる。ただし、大鳥居については午後5時以降もライトアップされており、干潮であれば近づくことも可能である。
付属施設
宝物館 - 厳島神社の所有する国宝・重要文化財指定を含む宝物を展示。
交通アクセス
宮島口桟橋から宮島(宮島桟橋)まで
フェリー利用。宮島桟橋から拝観入口までは徒歩約10分。
JR西日本宮島フェリー 宮島航路 (乗船時間約10分)
宮島松大汽船 宮島航路 (乗船時間約10分)
宮島口桟橋までのアクセス
JR西日本山陽本線 宮島口駅 (徒歩5分)
広島電鉄宮島線 広電宮島口駅 (徒歩すぐ)
2022年12月05日
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