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2024年10月18日

クハ16 400番台の車両解説の鉄コレのバリエーションはどうなのか?



720725musasisiroisi-kuha164001.jpg




引用先 http://c5557.kiteki.jp/html/turumisen1972.htm




駅ナカ鉄コレ4弾のシークレットですが、クハ16 400番台でした。それでクハ16 400番台
とはどんな車両なのかということを記事にしてみました。






●クハ16 400番台とその系列の車両はどんな車両だったのか?




65m-05-051.Tc16437naha.65.5.19Yakodenryu.jpg




引用先 http://kokuden.net/mc53/sub.htm/sub20.html/sub20-4.html/sub20-4.htm




クハ16 400番台大正時代に作られた木造電車のクハ25などの制御車や付随車
車体を更新して作られた車両でした。





●クハ16 400番台のルーツは大正時代の木造電車だった。


e1d6e5d788c80a8fba783104ebdbf73f.jpg





引用先 https://blog.goo.ne.jp/kiza/e/0d18d1a08e652b8d14e9069e427197cf

クハ16 400番台と500番台、800番台は元をたどっていくと大正時代に
作られた木造電車を鋼体化した車両で、

広幅木造車のデハ63100系に属するクハ15形やクハ17形、サハ26形、サロ18形
中幅木造車デハ33500系に属するサハ25形もクハ16 400番台のベースになりましたが、

相方のクモハ11 400番台はモハ10鋼体化した車両になりますが、

このグループにはサハ17 300番台もありましたが、

木造電車から車体を更新して鋼体化にした理由は、木造電車ゆえ車体の老朽化
進んでいたということで安全のために車体を乗せ換えたということになります。

それでクハ16 400番台いつから車体の更新が始まったかというと、
1935年〜1943年にかけてです。その関係で車体によってはリベットが
ついていたり、ついていない車両
もありましたし、

クハ16 400番台車体の作りモハ40系と似ているのも同年代にモハ40系
が製造されていた頃
と重なっている関係であります。




木造電車から改造された鋼体化のクモハ11 400番台ですが、
落成当初の形式は、電動車がモハ50、付随車はサハ75、制御車はクハ65という
形式で、1953年車両形式称号規定の改正で、クモハ11 400番台、
サハ75 400番台、クハ16 400番台
となりました。

●クハ16 400番台にも戦災で被災した車両や廃車後に譲渡された車両もある。


6d93e2ed49059c0638a8bb66631409cc.jpg




引用先 https://blog.goo.ne.jp/kiza3jp/e/900d5ae2ae1054021e4a4f3015fb1c85


クハ16 400番台ですが、クハ65時代のことになりますが、太平洋戦争の末期に
東京大空襲
などがあり、クハ65が55両被災し廃車となりましたが、

廃車となった車両台枠だけとなった車両や車体が活かせた車両オハ70
となりましたが、クハ65からオハ70となった車両は台枠だけが使われた
車両はスニ75車体を生かした車両スニ73となりましたが、

そのまま荷物車で廃車となった車両もあれば救援車のオエ70となって残った
車両もあれば、

焼けた車体が西武鉄道が引き取りクハ1311形となった車両もありましたし、



f0db96230f4b2ab027e304b4e89aba8b.jpg






引用先 https://jp.pinterest.com/mikibartjp/%E8%A5%BF%E6%AD%A6311%E5%BD%A2-%E5%9B%BD%E9%89%84%E6%88%A6%E7%81%BD%E5%BE%A9%E6%97%A7%E8%BB%8A/

モハ50で焼けた車体もモハ311形で復旧しましたが、これらの車両には屋根が張り上げの車両
ありました。


クハ16は、国鉄で廃車になった車両が、
上毛電気鉄道、伊豆箱根鉄道、相模鉄道
にも譲渡されています。









●クハ16 400番台の仲間には元半室2等車の500番台も存在していた。


680.2024.10.13.jpg



引用先 https://raillab.jp/photo/371569




クハ16 400番台の元になったクハ65太平洋戦争が終ったあと、連合軍が駐留する
ことになりました。その関係で山手線、京浜東北、総武、中央、青梅線などで
使われているモハ50、サハ75、クハ65は全室指定もしくは半室指定
となり、車体に白い帯が付き、



初期の頃には全室指定車については「MILITARY CAR」
半室指定車は「U.S ARMY SECTION」と英文で車体に
表記されていましたが、

その後、オランダ軍なども進駐するようになると
車体の表記が全室指定車は「ALLIED FORCES SECTION」となり、
半室指定車は「ALLIED FORCES CAR」となりましたが、

これらのクハ651951年の12月進駐軍の指定車から全面解除され、
京浜東北と中央線用の27両が、半室2等車のクロハ65となり、

1953年6月の形式称号規程改正で、クロハ16となり、


kuroha16822.jpg




引用先 http://sakikawa.michikusa.jp/kuroha16.html

最後はクハ16 500番台
なりましたが、クハ16 400番台と500番台違いは屋根のベンチレーターの
位置
が、クハ16 400番台ベンチレーターが均等に並んでいるのに対して、
クハ16 800番台元2等室の位置にあるベンチレーターが2個だけ前側に
ずれている点
ですが、

具体的な写真がガイドブック 最盛期の国鉄車両1 戦前型旧性能電車
67ページの上の方クハ16 516の写真が下の方にクハ16 552の車内
写真が出てきていますし、66ページの中段にクハ16443の写真が出てきていますから、

クハ16 400番台と500番台との違いを確認することができますが、

最盛期の国鉄車両1 戦前型旧性能電車と2の戦後型旧性能電車
鉄コレなどを集めている方にも参考になる書籍になります。



●クハ16 400番台にはいろいろな改造車もある。

Tc16411hina1.62.3.11Hinaden.Ona-al.jpg




引用先 http://kokuden.net/mc53/sub.htm/sub20.html/sub20-4.html/sub20-4.htm


クハ16 400番台はいろいろと改造された車両もありますが、クエ28
その一つですが、



画像はクエ28002になりますが。



4372081a1e30abffa100f8222d7f55c7.jpg





4372081a1e30abffa100f8222d7f55c7

引用先 https://blog.goo.ne.jp/ef58-60/e/0349f3bf7c4b966b3fcdf4aaaeb33452


クエ28は5両ありますが、いろいろと細かな違いがありますが、
具体的な違いは最盛期の国鉄車両2 戦後型旧性能電車の事業車の中に
クエ28の画像が出ていますが、同じクエ28でもこれだけ違うのか
というくらいにその違いが出ていますが、


どんなところが違うかというと、クエ28000とクエ280004は
半室運転台であるのに対して、

クエ28001と画像のクエ28002全室運転台。

それ以外にもクエ28000ベンチレーターが原形式の
ガーランド式
であるのに対して、他の4両は丸形の
グローブベンチレーター



クエ28002とクエ280043位側の半室運転台が
ついた関係で2位側には乗務員扉がついていません。


さらにクエ280021、4位側に観音開き扉がついていますが
クエ280043、4位側は既設の連結面をそのまま生かし
淀川区に所属していたこともあり車体はオレンジ色
ありましたし、

中央部にある開き戸もHゴム支持窓の大型2枚引き戸になって
いましたが、宮原に配属されていたクエ28003クエ28004と同様の
扉でしたが、車体は茶色でさらに電源取得用のパンタグラフが
ない
など、同じ車両でありながらもこれだけ違いが出ていた
ことになります。







あと、クハ16 400番台ですが飯田線でも使われていましたが、その関係で
トイレがついていましたが、

1972年まで使われていました。


e382afe3838f16451e291a1.jpg





引用先 https://drfc-ob.com/wp/archives/1487







クハ16 400番台はこの他にもクハ二19 50番台に5両改造されて、
仙石線などで使われていました。


●クハ16 400番台でnゲージで製品化されてきたものは?


02.2024.10.13.jpg



引用先 https://www.tsd.co.jp/koubou625/tsurumi/tsurumi.html



クハ16ですが、nゲージでこれまでに製品化されてきたものはというと、



グリーンマックス組み立てキットクモハ11 400番台とクハ16 400番台
キットが古くからあり、リニューアルされた組み立てキットが販売されましたが、


グリーンマックスの組み立てキットですが、リニューアルになった関係で
クモハ11 400番台とクハ16 400番台全室運転台、半室運転台
作り分けられるようになっているのが最大の特徴ですが、

クハ16 400番台の半室運転台と全室運転台車の違い助士側の窓が、半室運転台が
800mmであるのに対して全室運転台が600o
となっていますが、ガイドブック最盛期の国鉄車両1
戦前型旧性能電車編
66ページの上に半室運転台のクハ16 406、中段に半室運転台の
クハ16 443、下段にクハ16 479<
/span>の写真が出てきていますが、その違いがはっきりと
出ています。







完成品ではkatoからクモハ11 400番台鶴見線基本セットと増結セットが製品化されましたし、

鉄コレ4弾クモハ11 400番台とクハ16 400番台
譲渡車が製品化されましたが、

どんなラインナップだったかというと次のようになります。

西武クモハ377 クハ1331

弘南鉄道モハ1121 クハ1611

富士急モハ7032 クハ7062

大井川モハ312 クハ512

クモハ12

クモニ13

シークレットクモハ12001 仙石線旧塗装。


それで今回の駅ナカ鉄コレ3弾シークレットクハ16 400番台が登場しましたが、
クハ16 400番台ですが1970年代の初めの宇部、小野田線でも20m級のクモハ41とともに
使われていましたが、ガイドブック最盛期の国鉄車両1 戦前型旧性能電車のカラーページの
6ページの下の方に塩田川に沿って宇部新川に向かう4両編成の普通列車の3両目に
クハ16 400番台
が連結されていますから、2年前の駅ナカ鉄コレ1弾でラインナップされた
クモハ41と組み合わせてもおかしくありませんし、

もしかしたら駅ナカ鉄コレ5弾以降で相方のクモハ11 400番台がラインナップされても
おかしくないのではないでしょうか?

昨年販売された駅ナカ鉄コレ2弾のシークレットクハ55009でしたから。

あと、今回の駅ナカ鉄コレ3弾のシークレットのクハ16 400番台であれば、
今後バリエーションもあり得るのではともおもえてなりません。

飯田線ではクモハ14もありましたから、クハ16 400番台と組み合わさっても
おかしくありませんが、

ただ飯田線クハ16 400番台トイレ付きになりますが。




●クハ16 400番台が現役時代に活躍した路線。


75c-27-34b1.Tc16422hiro.75.3.3Yoko.jpg





引用先 http://kokuden.net/mc53/sub.htm/sub20.html/sub20-4.html/sub20-4.htm



今回駅ナカ鉄コレ4弾のシークレットになったクハ16 400番台ですが、

現役時代は、鶴見線、南武線、青梅線、五日市線、
可部線、宇部、小野田線
などで活躍していましたが、

特に鶴見線と可部線72系が導入されるまでは17m級の電車が活躍していた
ことでも知られていますが、この二つの路線は戦時中に買収された路線
ということで、もともと小型の電車が使われていたからそこに17m級の
電車が配属されたということになりますが、

可部線で使われていたクハ16 400番台前面に黄色い帯を入れていましたし、
飯田線トイレ付き400番台スカ色仙石線クハ16 400番台
キハ20系のディーゼルカーで見られた朱色とクリームで、

上半分がクリーム色、下半分が朱色
でした。












●クハ16 400番台のバリエーションも期待したい。


75c-27-24a1.Tc16444hiro.75.3.3Yoko.jpg





引用先 http://kokuden.net/mc53/sub.htm/sub20.html/sub20-4.html/sub20-4.htm




今回の駅ナカ鉄コレ4弾のシークレットのクハ16 400番台今後のバリエーションなどを
考えていきますといろいろなバリエーションの展開があってもおかしくない車両になりますし、

もしかしたら鉄コレ4弾でラインナップされた西武鉄道や弘南鉄道に払い下げられた
車両がオープンパッケージで製品化されたり、

国鉄時代クモハ11 400番台とクハ16 400番台飯田線時代の車両なども
製品化されてもおかしくないことになるのではないでしょうか。



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