アフィリエイト広告を利用しています
検索
最新記事
カテゴリアーカイブ
DMM FX

広告

posted by fanblog

2014年11月28日

OPEC 原油生産量目標据え置きで合意





原油価格が大きく値下がりするなか、OPEC=石油輸出国機構は27日、総会を開き、今の原油の供給量は適切だとして、焦点となっていた減産を見送り1日当たり3000万バレルとしている生産量の目標を据え置くことで合意しました。

OPECは27日、本部のあるオーストリアのウィーンで、総会を開き、世界経済の見通しや原油の生産量について協議しました。
その結果、加盟12か国の生産量の目標を、1日当たり3000万バレルのまま据え置くことで合意しました。
今回の総会では原油価格がアメリカのシェールオイルの生産拡大などを背景に半年前と比べて30%余り下落し、およそ4年2か月ぶりの安値水準となっていることを受けて、加盟国の一部から値下がりに歯止めをかけるため減産するべきだという意見が出されました。
しかし、最大の産油国サウジアラビアが価格の変動は短期的なもので減産の必要はないと主張したほか、ほかの加盟国からも長期的には世界経済の回復に伴って原油の需要も増加し価格が再び上昇するという意見が相次いだため、生産量を据え置くことにしたものです。
総会のあと、OPECのバドリ事務局長は、記者会見で「すべての加盟国が決定に満足している。われわれには、価格のターゲットはない」と述べました。
市場では、OPECが減産に踏み切るのではないかという観測も出ていただけに総会の結果を受けて専門家の間では、原油価格の下落傾向は当面、続くという見方が出ています。
注目の背景にシェールオイル
注目の背景にシェールオイル

OPEC=石油輸出国機構が6年ぶりの減産に踏み切るかどうか注目を集めた背景の1つに、「シェールオイル」の存在があります。
シェールオイルは、地下数千メートルにあるシェールと呼ばれる固い岩盤の層に閉じ込められている油のことで、アメリカで開発が広がっています。
このシェール層に、高圧の水を使って割れ目を入れたり水平に井戸を掘ったりして、油を取り出す技術開発が進んだため、商業生産が可能になりました。
シェールオイルの生産がアメリカで急速に増加したことで、市場では供給が過剰になると言う見方が出ていました。
さらに、今後、中国やヨーロッパ経済の減速で原油需要が低迷するという見方もあって、このところ原油価格は下落基調をたどり、今月14日には、ニューヨーク原油市場で先物価格がおよそ4年2か月ぶりの安値をつけていました。
このため、OPECが減産に踏み切るかどうかが注目されていたのです。
専門家「来年後半に上昇も」
専門家「来年後半に上昇も」

OPEC=石油輸出国機構が原油の生産量の目標を据え置いたことについて、エネルギー市場に詳しい野村証券経済調査部シニアエコノミストの大越龍文さんは「原油の供給過剰の状態が残り、来年の前半ぐらいまで原油価格は、安く、安定した状態が続く可能性がある。ただ、価格が安い状況が続くと、シェールオイルなどの新たな開発が困難になり、来年の後半になって原油価格がじりじりと上がってくる可能性も考えておかなければならない」と話しています。
また、大越さんは、「これまではOPECが事実上、原油価格をコントロールしてきたが、これからはシェールオイルを含めたアメリカの原油の生産動向が、国際的な価格を動かす1つの要因になってくるのではないか」と話しています。
「80ドルをうかがう展開に」

OPEC=石油輸出国機構が、原油の生産量の目標を据え置いたことについて、石油元売り各社でつくる石油連盟の木村康会長は「今回の決定を受けて足元の原油価格は下落しているものの、冬場の需要期を迎えた需給の引き締まりから、日本の主要な輸入先である中東・ドバイの原油価格が、今の1バレル=70ドル台から今後、80ドルをうかがう展開になるものと考えられる」というコメントを発表しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141128/k10013550861000.html




人気ブログランキングへ
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3024366

この記事へのトラックバック
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。