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2014年11月23日

サーモン価格 20年ぶりの高値水準



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国内で広く流通しているチリ産のサケやマスの輸入価格が、現地での生産量の減少などを背景に、およそ20年ぶりの高値水準となっています。

冷凍や生鮮のサケやマスは国内需要の半分以上を輸入に頼っていて、このうちチリ産が輸入品全体の60%を占めています。
財務省の貿易統計によりますと、焼き物などに使われるチリ産のギンザケの9月の輸入価格は1年前と比べて20%、すしなどに使われるサーモントラウトは16%、それぞれ上昇しています。
チリ産全体では1990年代前半以来の高値水準で、その背景には、去年チリの養殖地で病害が広がり生産量が減ったことに加え、円安の影響があるものとみられています。
スーパーなどでは仕入れの価格が上昇していて、東京・足立区のスーパーでは、チリ産のギンザケの今月の仕入れ値が、ことし1月ごろと比べておよそ40%上昇しているということです。
このスーパーを経営する新妻洋三さんは「サケは人気があるので値上げすると客離れにつながりかねず、なんとか価格は据え置いている」と話しています。
ただ総務省の小売物価統計調査によりますと、東京都区部では国内産も含めたサケの先月の価格が前の年の同じ時期より20%余り上昇していて、店頭価格への影響も出始めています。

輸入価格上昇の背景にはウクライナ情勢も
チリ産のサケやマスの輸入価格が上昇した背景のひとつには、ウクライナ情勢の影響があります。
ウクライナ情勢を巡っては、ロシアがことし8月に欧米などによる制裁への対抗措置として、アメリカやEU=ヨーロッパ連合などからの肉類や魚、果物といった農産物や食料品の輸入を1年間禁止すると発表しました。
輸入禁止措置の対象にはノルウェーからのサケやマスも含まれました。
ノルウェーはサケやマスの生産量が世界第1位です。
ロシアは去年、このノルウェーから水産物を日本円にして年間1700億円余り輸入していて、その多くがサケやマスと見られています。
しかし、輸入禁止が発表されたことで、サケやマスの国際取引市場では「ロシアはノルウェー産の代わりに、生産量世界2位のチリからの輸入を増やすのではないか」といった見方が広がりました。
これによって生産量が減るなかでロシアが買い付けを増やせば、需給が一段とひっ迫するとして、チリ産のサケやマスの取引価格は夏場に急上昇します。
実際チリ産のサケやマスのことし8月の日本の輸入価格は、1キロ当たりの平均で1051円と、去年の同じ時期に比べて34%も上昇し、ウクライナ情勢が価格上昇の要因の一つとされました。

専門家「取引価格上昇見込まれる」
今後のサケやマスの価格について、日本経済研究所地域本部の洞靖英部長は「サケやマスの需要は、日本食ブームもあって先進国はもとより新興国でも大幅に増えている。しかし、生産量は環境面への対応もあって、今後大きくは伸びないと予想されていて、取引価格は上昇していくことが見込まれる」と話しています。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141123/k10013433261000.html




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