2014年11月17日
全国の高齢者から約15億円詐取か 暴力団幹部ら逮捕
再生医療の研究開発を行うとする実体のない会社の債券の取り引きを持ちかけて、大阪の80歳の女性から現金8000万円余りをだまし取ったとして、警視庁は東京の赤坂を拠点とした詐欺グループを摘発し、暴力団幹部ら15人を逮捕しました。
警視庁は全国の高齢者などから、およそ15億円をだまし取り、暴力団の資金源にしていたとみて捜査しています。
摘発されたのは東京・赤坂の雑居ビルを拠点としていた詐欺グループで、警視庁は17日午前、この拠点を捜索しました。
また、17日未明までに住吉会系の暴力団員、横山竜紀容疑者(24)ら10人を逮捕し、主犯格とみている同じ組の幹部、上田浩範容疑者(38)ら5人を17日逮捕しました。
警視庁の調べによりますと男らは、ことし4月から7月にかけて大阪の80歳の女性の自宅に再生医療の研究開発を行うとする「ジャパンメディカル」という実体のない会社のパンフレットを送りつけたうえで、債券の取り引きを持ちかける電話をかけ、現金8500万円を私書箱に送らせてだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。
警視庁によりますと、上田容疑者ら5人は容疑を認め、横山容疑者ら10人は否認しているということです。
この会社を巡っては、高齢者などが現金をだまし取られたという被害がことしに入って相次ぎ、国民生活センターによりますと、150件を超える相談が寄せられています。
警視庁はこのグループがおよそ15億円をだまし取り、暴力団の資金源にしていたとみて実態解明を進める方針です。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141117/k10013253941000.html
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