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ベネッセコーポレーションの顧客の個人情報を流出させたとして元システムエンジニアが逮捕・起訴された事件で、警視庁は、個人情報を買い取った都内の名簿業者が、ベネッセの情報と知りながらさらに転売していた疑いがあるとして、改めて捜索しました。
警視庁は押収した資料を分析するなどしてさらに調べを進める方針です。

この事件は、ベネッセコーポレーションの外部業者のシステムエンジニアだった松崎正臣被告（３９）が、営業秘密に当たる顧客情報、およそ３０００万件を不正にコピーしたなどとして不正競争防止法違反の疑いで逮捕・起訴されたものです。
警視庁のその後の調べで、以前、東京・千代田区に事務所があった台東区の名簿業者が、ことし５月に、松崎被告からおよそ９００万件の個人情報を買い取り、このうち２万件をベネッセの顧客情報と知りながらことし７月に、教育関連会社に転売していた疑いが強まったということです。
このため警視庁は、２８日、この名簿業者の事務所などを改めて捜索し、取り引きに関する資料などを押収したもので、今後、業者側からも話を聴いてさらに調べを進める方針です。
警視庁によりますと、この名簿業者は任意の調べに対し、「情報がベネッセから流出したものとは知らなかった」と説明しているということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141029/k10015775691000.html



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