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大手広告代理店「電通」が資金を出して設立された、東京の公益財団法人の元幹部が、財団の口座から８０万円を引き出して着服したとして、業務上横領の疑いで逮捕されました。
警視庁は、この幹部がギャンブルのために１億円を超える資金を流用していたとみて捜査しています。

逮捕されたのは、内閣府が所管する東京・中央区の公益財団法人「吉田秀雄記念事業財団」の事務局次長だった小口芳和容疑者（６３）です。
警視庁の調べによりますと、小口容疑者はことし２月、財団の口座から現金８０万円を勝手に引き出して着服したとして、業務上横領の疑いが持たれています。
この公益財団法人は、大手広告代理店「電通」の元社長の遺志などを継承するために、昭和４０年に電通が資金を出して設立され、広告などの研究者に助成金を出す事業などを行っています。
警視庁によりますと、小口容疑者は財団の経理を１人で担当していたということで、調べに対し容疑を認め、「金は競馬に使った」などと供述しているということです。
警視庁は、小口容疑者が１億円を超える資金を流用していたとみて捜査しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141005/k10015133381000.html









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