2014年09月12日
黒田総裁 金融緩和のねらい強調
日銀の黒田総裁は、世界各国の政策担当者や研究者が学ぶ大学で12日に記念講演し、日銀が進める大規模な金融緩和を例に挙げながら、政策の立案や遂行には理論と実践を調和させることが重要だと訴えかけました。
日銀の黒田総裁は、東京都内で開かれた「政策研究大学院大学」の学位記授与式に出席し、およそ170人の修了生を前に英語で記念講演しました。
このなかで黒田総裁は、日銀の金融政策について「1990年代の終わりから非伝統的な金融政策を世界に先駆けて実践してきたが、それでも日本経済はデフレから抜け出せなかった」と述べました。
そのうえで、さまざまな理論を検討した結果、将来、物価が上がっていくと人々が予想するように、日銀がそれまで以上に強く働きかけていく必要があると判断し、今の大規模な金融緩和に踏み切ったと強調しました。
黒田総裁は「今の金融緩和は、経験と理論の蓄積を踏まえて生まれたものだ」と述べ、今後、世界各国で政策の立案などに携わる修了生に対して、理論と実践を調和させることの重要性などを訴えかけました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140912/t10014563801000.html
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