ラベンダーにさそわれて

「ヒースロー空港で右往左往！！」の続きです。

飛行機トラブル第2弾。
前に書いた「飛行機を止めた！！」が出国便の話で、今回はその1年後の帰国便の話である。

　1994年9月29日(木)

ホームステイや放浪の旅を終えて、1994年9月にやっと日本へ帰国する日がやってきた。
ロンドンから香港経由で関空へ。
ロンドンからは何事もなく順調に飛行し香港に到着。

乗り継ぎカウンターへ向かい、乗り継ぎ便のゲートＮｏ．を確認すると表示されていない。
「台風で飛べへんらしいで。」と横を通り過ぎて行く関西弁の声がする。

ひょっとして同じ便ではと思い、乗り継ぎカウンターで聞いてみる。
係員「＊※△〇＄・・・」と英語で言っているようだがわからない。
もう一度聞いてみる。
今度は何となくわかった様な気がする。
係員は中国語訛りの英語なのだ。
こちらも関西弁訛りの英語なので、お互い理解に苦しむ。
結局は関空は台風で閉鎖されていて、今日は飛行機は飛ばない。Σ(°д°lll)ｶﾞｰﾝ
明日の朝8時に飛ぶ予定との事。

とりあえず家族へ電話を入れ、明日帰ると連絡する。
台風さえ来なければ、5〜6時間後には日本に帰れていたのにと思うとドッと疲れが増す。(＞_＜)尸ﾏｲｯﾀ!

とうとう到着。　タイムリミットまで15分。
機内では乗り継ぎゲートを、アナウンスしているが聞き取れず。
素早く飛行機を降り案内板を見るもわからず。
ＵＡカウンターへ走る。
係員に「向こうのカウンター」と言われ、そちらへ行く。
3人ほど待って、係員にチケットを見せ調べてもらう。
「ゲートＮＯ．Ｂ２０。　ここを降りて真っ直ぐ行って、上って、それを左へ曲がった所。　ハリーアップ！！」と言われた。
タイムリミットまで後8分。
思わず走ったがとても遠くて、ゲートＮＯ．Ｂ２０のカウンターの前にたどり着くと、もう出発時間だった。
この時、空港の大きさを身にしみて感じた。
カウンターでは、またしても2人待ち。
イライラ感がつのる。

タイトルを見て「ウソ〜」と思う方は多いと思いますが、この話は事実です。
正確には「止まってくれた。」が正しい表現です。

1993年10月、あるボランティアプログラムに1年間参加するため片道切符を片手に、大阪空港国際線ゲートに立っていた。
初めての海外一人旅のため不安と緊張感に押しつぶされそうだった。
行き先はホームステイするアメリカ･アイオワ州･ダベンポート。
飛行機は、サンフランシスコとシカゴで二度乗り継ぐ。
サンフランシスコでは入国と国内線に乗り継ぐので、2時間ぐらい乗り継ぎ時間があったと思う。
ところが、シカゴでの乗り継ぎ時間は40分しかなかった。
これがもっとも不安の要因だった