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ロボットアニメ歴は20年くらい、ただし休止期間長が長く初心者以上上級者以下。
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2020年01月26日

クソコラム「メディアの多様化と若者のありとあらゆるモノ離れ…とロボアニメ」

若者の〜離れという言葉が言われてから何年経ったか私にはわかりません。

今回はロボットアニメというよりはありとあらゆるモノが衰退する現代において、若者の〜離れについて考えて見たいと思います。

メディアの多様化と「TV」アニメの衰退
これは私が小学生の頃から主張してきたことなのですが、旧メディアや旧コンテンツに変わる新メディア、新コンテンツが台頭したとしてもそれがすぐさま旧メディアコンテンツの衰退につながらない、ただ細分化されて旧ほど新規が入らなくなるだけだと。

現代のメディアは私が雑に把握しているだけで
リアルコミュ(最も古い形、友人知人間や同クラス内などに成立するリアルのメディア)
新聞(すでに高齢化が進んでいるが、それでも配達員が足りない程度の需要はまだ有る)
雑誌(言わずもがな、漫画雑誌と情報誌で分けてもいいかもしれないですね)
ラジオ(すでに聞いている人は少ないものの、私はカーラジオを聞いてます)
テレビ(アメリカだと相当昔からCSが流行っており地上波離れが問題だとか)

ネット(ネット内で複数のメディアが混在している状態、更に上記の旧メディアの大半がネットで閲覧可能)
→掲示板(すでに高齢化が凄いというか、ネット初期から流行っていた某板などは35〜50くらいが主体になっている模様)
→ニュースサイト(新聞社系の情報に頼っている部分があり、ポジションがやや曖昧)
→ウェブサイト(今となってはメディアとしての性格は薄くなっている気がする)
→ブログ(掲示板の次に出てきたモノ、これもやや高齢化気味か)
→SNS(バズるか否かが大事、所謂ライトヲタと呼ばれる層を増やすのに一役買っている)
→動画サイト(横断的なネタが横行しやすく、弄りやすいものが流行りやすいという独自のアングラ文化が有るのが最大の特徴だと思う、オタクというかマニアの内輪ネタ的なものが最も拡散しやすいシステムになっている、そうでもなきゃチャー研なんて流行りません)

またインドア娯楽というよりは物語的なものの流し手段も上記のように多様化しています。
上記以外にもゲーム、映画という手段がありますから。

ロボットアニメが流行ってた時期というのは、ネットとゲームがまだ本格的に普及する以前の時代でした。
私自信がゲーマー(だった)ですからね。わざわざこのブログにロボゲのカテゴリを設けているのもその名残です。未だにポンコツのゲーミングPCは維持してますし(すでにかなり時代遅れの性能)。

テレビ時代が終わっていくということは、テレビに依存していた娯楽の多くが衰退するということ。
高齢者向け、主婦向けは未だに元気ですが(朝ドラ、大河なんかはその両方向け)、その層に引っかからないものほどなんとなくTV的には衰退傾向。ロボット以前にテレビ依存していた非高齢者非主婦向けであるサブカルコンテンツの衰退が顕著だと思います。
またTV放映映画や時代劇、一部のニッチな男性的趣味分野もTV的に衰退傾向。

若者の〜離れと言いますが、今の時代メディアそのものが多様化しすぎて、メディアごとに数万〜数百万程度の人間を囲い込む形となっており、結果細分化という形でありとあらゆるものが衰退しているのが現状だと考えます。

ガンダムがかろうじて生き残ってるのは、ガンダムがゲームという振興勢力が台頭し始めた80年代の段階で完全にテレビ依存のコンテンツというスタイルから脱却できたことが大きいと思います。創作に関しても流すメディアが多様化、それぞれのメディアに客がついてしまっている現状、多角展開に失敗したコンテンツやジャンルは成功したジャンルと比べて宣伝力(知名度)、集金力共に劣っており、上記の主婦老人向けTV展開を除くと大半が「ニッチ作品」になってしまっている現状があります。

逆に言うとガンダムのような多角展開に成功したモノ以外はもうかなり厳しい、ガンダム除くと一部のパチ関連、それから海外関連がなんとか生存しているものの、それ以外はかなりニッチ化していると思う。
ロボットアニメが衰退したといいますが「TV依存のオリジナルTVアニメというスタイルがかなり厳しい」。

そもそも私の小学生時代からの感覚として、TVオリジナルは漫画など原作層補正が入らない分基本厳しかったと認識していましたが、その認識から更に一歩進んだなというのが現状。TV単独での主婦老人以外の動員力が目に見えて下がっているように感じられます。特に還暦前の男のTV離れが目立つ、これはあまり参照できる資料がないものの、視聴率系のデータを見ると老人で持っているというデータを見たことがあります。

メディアの多様化と最近のオタクのあり方
昔のオタクというのは、特定のジャンルに詳しく非常にディープかつ近寄りがたい存在といいますか、割と印象深いのは「昔のオタクはSFを最低1000冊」という奴です。ディープです。
今のオタクはと言うと、いくつかのパターンに分類されるといいますか、特定コンテンツヲタ(ガノタはネット普及以前から居たとは言え、このグループに分類でいいと思います)、有名作品をひたすら追うライトヲタ、昔のオタクほどディープではない閉じたサブカル勢とでも言うべきおっさん(某掲示板の住民は割とこんな感じ)に分けられると思います。
あとはモデラーみたいな技術勢でしょうか、所謂ギーグ系とでも言うべき層。

昔のオタクは「狭いジャンルをひたすら深める」「研究、考察などに特化」
今のオタクは「特定コンテンツをひたすら深める」「狭いジャンルを浅く広く」「雑談に特化」
こんな感じでしょうかね。

こうなった原因はメディア、コミュニティの変化、ネットがなかった時代はニッチ、オタク分野を深めようとするとどうしても狭い仲間〜個人での消費が主体となってしまうため、結果ディープ化しやすい。
それがネット普及後は大衆とオタクの間とでも言うべきネット大衆が産まれ、彼ら(私含む)は、数百人〜数十万人規模の(ネット)コミュニティに所属するようになります。掲示板、動画サイトの登録者、SNSの特定ジャンルの層などは大体それくらいの人数になります。
なので旧時代の個人〜少集団故のローカル文化的なひたすらニッチなオタク系から、ある程度の規模のコミュニティでやり取りされるミドル的なオタク文化に変化したといいますか。
動画サイトなどでは通じやすいネタほど多用される傾向にあり、メジャーなサブカルネタ(チャー研のような動画サイト専門のニッチネタ含む)が多用され、結果、サブカルネタ内でのメジャーななにかが産まれやすい、オタクが多いと言われるTwitterでも、バズる、つまりトレンド入できる程度の知名度があるか否かが勝負を分けるようになってきているように見えます。
ニンダイなんかは毎回やるごとにトレンド制圧しますからね、強いですよ。

私自信はネット普及とともに大人になった世代でありかろうじてネット普及前の環境をうっすら記憶しているという立場です念の為。そのためかろうじて旧時代の経験を持っているという状態。

多角展開で生き残ってきたガンダム、然し最近は厳しい
と私が感じる理由ですが、私は何度も言いますが「ガンゲー」出身層です。ほぼアニメから入ってません。だから最初から陸戦型ガンダムとかを認識しているタイプです。
そもそももともとロボは好きですがアニメはあんまり好きじゃなかった人です。

ところがガンダムは最近はというと、NTが劇場単位で見るとかなり儲かった(私が行ったときも席がほぼ埋まってて驚いた記憶)などがありますが、反面ゲーム展開の衰退が目立ちます。
連ジ時代と比べるとかなり空気化してます。
私なんかは地元のシネコンが生きてた時代は映画の日とサービスデーで映画にいって1年で24本の映画を見てた時代もありました、懐かしい。今じゃ1年で3本です。
私個人の話ですが、今の時代はありとあらゆるメディアに固定客がおり、コンテンツの固定客とは別の特殊な層を確立している時代、どのコンテンツも多角展開しなければ目立てない時代。

ガンダムですが、10年代に入ってから高齢化が目立ったせいかアニメのほうがなんとかキッズを確保しようと動いています、然しゲームのほうがと言うと逆ににっちもさっちもいかなくなり、高齢化に任せるままになってます、この当たりが結構ちぐはぐ。最も近年のゲームでの新規ヒットって言うとソシャゲはともかく和ゲーだとせいぜいくコ:彡くらいですからね、ソシャゲのガンダムもやや目立ってない感じがします。

90〜00年代前半はゲーム展開が当時のゲームキッズをうまくつかみ、アニメ段特では開拓出来ない層を開拓出来ていたのが、ここに来て厳しくなってきた、そう映ります。
そもそもロボットアニメ自体が平成に入るか入らないかの時期には衰退期だったのが、なんだかんだガンダムが生き残れた理由は多角展開に成功したからだと私は考えているだけに、今多角展開の一角が崩れようとしているのは、今後どうなるかなーと見ています。
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