ガンダムの枠でずーっとリアル系をやってきた枠だったが、所謂スーパー系の王道に立ち返るというよりはよりマイルドになるように作られており、基本ネームドキャラに死者が出ない(ダイノガイストのみ死亡)ようになっている。
話も分かりやすいように→コウタが学校で何か起こっていろいろなところに行く→ガイスターがテレビで見た宝をねらう→コウタ巻き込まれる→エクスカイザーが阻止→徳田さんまたとくダネ逃すみたいな形で一話完結になっている。
基本全部合体ロボ、合体必殺技はバンクかつ専用BGMなど所謂お約束ともいうべき要素が多数。勇者シリーズはこれから始まって8作続くことになり、ある種の平成のスーパーロボット観の形成された。
あらすじ
宇宙から宇宙海賊ガイスターが地球の宝をねらって襲来、それを追って宇宙警察エクスカイザーが地球にやってきた。エクスカイザーは星川家のスポーツカーに乗り移るのだった。コウタはそれを見て驚いて姉を起そうとするが相手にされず、愛犬のマリオとともにガレージに向かうが、そこにはトイレに戻る。翌朝には父の部下の徳田さんがまた誰もが知ってるとくダネを持ってきたのだった、それによると日本中の恐竜が盗まれているということである。しかしその犯人はガイスターだった、ガイスターは恐竜の模型に乗り移り地球での活動の体とした。そして恐竜博に来ていたコウタたちを襲うのだった。ところがそこに現れたのはコウタの家のポンコツスポーツカー、そしてスポーツカーはロボットに変形してコウタを救ったのだった。恐竜もロボットになり戦い始めるが、エクスカイザーに撃退される。エクスカイザーは私とコウタだけの秘密にしてくれと言いその場を去っていくのだった。そして徳田さんは毎回のことだがカメラが壊れてしまっておりとくダネを撮れずに終わりいつものように編集長に怒られるのだった。
ガイスターは今度はリニアモーターカーをねらって動き出すが、リニアモーターカーの初運転に招待されたコウタの両親と取材に行く徳田さん、当然ガイスター騒動に巻き込まれる両親、エクスカイザーも現れるが、さらにエクスカイザーの仲間で地球で新幹線をやっているレイカーブラザーズの援軍もありガイスターを撃退した。そのあと合流したマックスチームらとともに地球の宝を守るためにガイスターと戦っていくのだった。
そしていつまでもとくダネが撮れない徳田さん、何とか毎回ガイスターがらみの写真を撮ろうとするもカメラを忘れるフィルム入れ忘れカメラ壊れるで全然ダメダメな日々もまた続いていくのだった。
登場メカ
基本的にロボットというか宇宙のエネルギー生命体で、地球の機械に宿っている状態。通常時は玩具程度の大きさで光っており形は不明瞭だがロボット時の外見っぽいシルエットをしている。最終回では地球の機械から離れて地球を去っていった。寿命も長いらしく12000年。
カイザーズ
エクスカイザー率いる宇宙警察のチーム、エクスカイザー含め6人。地球にはガイスターを追ってやってきた。基本的に地球人には正体はバレていないが、中盤あたりになると毎回騒動を起こすガイスターと戦う正義のロボットとして認識されるようになっていく。
エクスカイザー
ガイスターを追って地球にやってきた宇宙警察。星川家の車になぜか宿っており、その時にコウタとマリオに正体がバレる。子供にならばれても一応問題ないという形だが(他のカイザーズもコウタにばれていることはそこまで問題にしていない)、大人にばれるといろいろ面倒なことになり地球の文明に影響を与えてしまうため、コウタ以外には正体を隠しており、コウタにも口止めしている。ちなみにずーっと星川家の人間はエクスカイザーが自分の家の車だと気が付かなかった。
性格はいたってまじめで勇者らしい性格。ただし地球の常識には疎かったりいまいち冗談が通じないところがあったりする。赤子を寄生生物と勘違いしていたり結構いろいろ間違っている。
エクスカイザーの宿っている車は見た目に反して結構なぼろ車らしいが、エクスカイザーが乗り移っているときはきちんと動く。
キングローダー
エクスカイザーが異次元から召還する乗り物。これと合体してキングエクスカイザーとなる、場合によってはエクスカイザーが引いているカットも見られる。中盤でガイスターにボコボコにされてかなり悲惨な状態になり離脱、グレートエクスカイザーが出てくるまで引退。
キングエクスカイザー
キングローダーの中にエクスカイザーが収納されて誕生するロボット。必殺技サンダーフラッシュは立ち止まってその場から斬撃が伸びるタイプの必殺技。たまにカイザーフレイムと組み合わせて使用される。
ドラゴンジェット
キングローダーが破壊された後のエクスカイザーの合体要員。ジェットなので飛行可能でエクスカイザーを乗っけたりコウタを救出したりにも使われる。
ドラゴンカイザー
キングエクスカイザーになれなくなったエクスカイザーが代わりに変形するようになった。合体プロセスはほぼ同じでドラゴンジェットに取り込まる(着こむ)形で合体する。必殺技はサンダーアロー。
グレートエクスカイザー
キングエクスカイザーベースでそれにドラゴンジェットのパーツが手足についた、所謂グレート合体した姿。サンダーフラッシュは立ち止まる形から切り込む形へと変化している。
ブルーレイカー
レイカーブラザーズの兄。100系。弟共々足のローラーで移動している。兄弟共々バインドクラッシュというワイヤー付きアームを発射して敵を足止めすることが多い。非常にまじめな性格。
グリーンレイカー
緑色は弟。今や引退した200系。通常は兄共々新幹線として仕事をしているために、乗客が乗っている状態で出動できないという面倒な状況になりがち。
ウルトラレイカー
レイカーブラザーズが左右合体したロボット。
スカイマックス
マックスチームのリーダー、合体時は頭部になる。リーダーだけにまじめでネタ要素などはあまり見られず。
ダッシュマックス
マックスチームの一人。ほかのマックスチームにも言えるがいまいち通常時の仕事の実態が不明。レーシングカーなのでレースにも出場しており、その時はドライバーらが乗っていたが、彼らとダッシュマックスの関係は全くの不明。その時はダッシュマックスは勝手にドライバーの運転を無視して自分で走行している。
フーコ(コウタの姉)を救出したこともあり、その時は声だけのダッシュマックスを中にイケメンが乗っていると勘違いしたフーコによって勝手に惚れられたこともある。
ドリルマックス
マックスチームの一人、ドリル戦車。ドリル戦車なんて地球にはないので完全に地球での活動の実態は不明、というかどういう経緯でこんな姿で地球で活動することになったのかよくわからない。いつも穴を掘っており地中移動をしている。弟妹がいるらしい、そして最年長。足ロボ故か合体バンクでの扱いがあまりよくない。
ゴッドマックス
頭スカイ、体ダッシュ、足ドリルで合体する。合体時のバンクが専用BGMが流れる→三機で△のフォーメーションで飛ぶ→紋章が空に浮かぶ→積みあがって合体というコテコテ合体。
ガイスター
宇宙海賊で、全宇宙の宝を求めて各惑星を荒らしまわっている。そして今度は地球の宝を求めて地球にやってきた。宝に関してはテレビで「宝」という単語を聞くとそれを盗もうとする単純なもの。ターゲットは豪華客船からリニアモーターカー、石油、本、母親、小麦粉、さらには栄養ドリンクまで多岐にわたる。また人間国宝すらも盗もうとするなどかなり手あたり次第。
宇宙のエネルギー生命体のくせして妙に寒がり。模型とはいえ恐竜に乗り移ったせいなのだろうか、そのため火山の基地が破壊されて以降は寒い思いをしていた。
ガイスターはみなダイノボットっぽい外見をしており、実際にダイノボットをイメージしてデザインされたらしい。ガイスターはダイノガイスト以外あまり強くないらしく、ダッシュマックス一人にボコられている回があったりいまいちである。
ダイノガイスト
ガイスターのボス。ほかのガイスターや勇者より大きく、単独でグレートエクスカイザーと同等の大きさがある、変形は3段階で恐竜→ジェット→ロボになる。武器は2本の刀を装備している。最終的にダイノガイストの命も宝というエクスカイザーに、その宝は渡せないと自決する。
プテラガイスト
プテラノドン。他より賢いようだが、人望はあまりない。なぜプテラガイストだけそのままプテラノドンの名前をしているかは不明。
アーマーガイスト
トリケラトプス。声が太い。だいたいアーマーとプテラがリーダーっぽい(があまり統率できていない)形になっている。
ボーンガイスト
ステゴザウルス、火を吐く。
サンダーガイスト
ブロントサウルス、あまり頭がよくないらしく’、ボケといわれるとキレる、怪力のため手が付けられない。普段はのんき。
マッドガイスター
4将がエネルギーボックスを使って合体した姿。ただし意思が統一されておらず各々がパーツになった部分で勝手に戦い戦闘力は発揮できないで終わった。無理やり合体のためか外見も何とも言えない間抜けさ。
プテダー
プテラガイストとサンダーガイストが合体した姿。方法はマッドガイスターとおなじでエネルギーボックスを使った簡素なものだが、マッドガイスターよりはきれいに動けるようになっている。
ホーマー
ホーンガイストとアーマーガイストの合体。
コウモリ
ダイノガイストの言葉を伝えるコウモリ。
エネルギーボックス
ガイスターが使うマシーン。これを使うとありとあらゆるものを即席で大型ロボットにすることが出来る。そのためとりあえずその辺のものにこれをつけてカイザーズと戦ったり、お宝を搬入するために使ったりしている。便利だがそこまで強くない場合が多い。
これを使ってガイスター自体が無理やり合体することもできたりする。
ガイスターロボ
エネルギーぼっくをくっつけたガイスターの尖兵のロボット。
トレーダー
宇宙商人。その都度その辺の製品に乗り移りピンク色の小型ロボット風の外見になる。関西弁の何とも怪しい感じのキャラをしている。基本的にダイノガイストの盗品に値をつける→脅されて徐々に値を上げていくというのがいつものパターン。といっても出番はあまりない。割とおっさんらしくダイノガイストを子ども扱いするような発言をしている。
感想等
やっぱり王道というものは一定期間ごとに一定数必要なんだと思います、と王道のない時代とでも言うべき21世紀に思う(21世紀の創作物は20世紀のような「所謂王道」が見えないところがあるので、また私は一番王道ロボットアニメが見たい時期にまともなのを見れなかったという過去があり、ゆえに変に王道にこだわっている部分あり)。
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