一応SF映画で、世界大戦後の世界で新秩序を樹立しようとする勢力とそれに対抗するゲリラの戦いと言う形式上の筋書きがあるモノの、事実上それが成立していない状態になっています、理由は以下に。
一応ロボが出るからここで取り上げましたが、メカを描写してる予算なんてほぼなく、なんか記録映像のような戦闘機やコピペCGヘリ等、悲しいレベルのものばかり。フレームと言うロボは登場しますが、たまに歩いているのと終盤に少し戦う程度。
そして話もあってないようなもので、世界観の背景を顔出しナレーションが全部語り尽くしてしまっている。そして普通のシーンは銃を撃つシーンばかり、アクションもなくただ撃ってるだけが殆ど。
話はほぼナレーション便りで、ナレーションの間にわりとどうでもいいドラマシーンが入るような感じで、重要な転換点をほぼナレーションで言ってしまっているため、通常のシーンはただ警戒しながら移動したり銃を撃ったりしているだけ。
そもそも話らしい話がなく、大筋が全部ナレーションで語られてしまっている状態、反面尺稼ぎっぽいシーンが80分映画の割に多く、話はナレーションがどんどん勧めて、通常シーンはただの会話と戦闘ばかり、しかも予算不足のためか敵対勢力「創始者」の描写がほぼないと言う悲惨な状況。兎に角シーンが飛ぶので、飛び飛びの総集編だけ見てる状態。
使われているシーンもナレーションやCGシーンや記録映像っぽいシーン以外は似たような場所が多いため、話の展開もわかりにくい、話が進んでるはずなのにいる場所がほぼ同じようなところなので違和感アリアリ。よくある世界大戦後モノの割に破壊シーンすら描写できなかったようで荒廃感もほぼゼロ。
あらすじ
第三次世界大戦、及び第四次世界大戦によって世界秩序は崩壊、富裕層は創始者と呼ばれる組織を作り世界支配を始めた。その為各地でそれに反対するものはゲリラと化した…らしい。
肝心な話はナレーションで進行する。
登場メカ
フレーム
新兵器らしいロボット兵器、AI駆動、敵メカ。
パッケージにはデカデカと描かれているものの出番は乏しい。
感想等
今までもロボが出てると言うだけで変な映画を何度か紹介してきましたが、大体想像してたほどひどくはなかったくらいの感想が多い中、この作品は本当にひどいです。
尺が短いくせに尺稼ぎっぽいシーンが多く、意味深なだけのテロップ、ほぼ一人で話を進めるナレーション、変化が少ない一般シーン、無駄の多い総集編みたいな構造になっています。
まだネットでネタにされてるネタ映画の方が面白い、これはネタにすら出来ないほ度無味乾燥映画。
これ見るならトランスモーファー(トランスフォーマーのパチモン映画)を見ることを強く推奨します。
ひどいって言ってもネタになるひどさでもなければ避難されるひどさでもなく、ただ単に何もないだけの映画。プラン9やチャー研から愛される要素とネタにされる要素を除外した映画と言うか。
この作品の正体を知りたい、何なんだつまらなすぎる。
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